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醸造のその先へ - beyond brewing
1793年創業、2012年より休眠に入った杉の森酒造。2021年夏にsuginomori breweryとして再生をさせ、新たな日本酒 naraiを美しい景観と自然に囲まれた長野県奈良井宿で醸しています。 私たちには日本酒文化を未来に継承したいという信念があります。 そのためには、これまでの日本酒業界の常識をもう一度見つめ直すことや、新しい試みにも挑戦する。 醸造のその先へ、自由な発想でsakeを探究し、その魅力を世界に伝えていきます。
Values
2022年2月より販売開始をし、2023年10月から本格デビューしたsuginomori breweryの醸す日本酒naraiは、杜氏が手作業で丁寧に醸しています。マイクロブルワリーとして再生し、小型タンクの使用で小ロットでの四季醸造生産を行っているため、一つ一つのタンクごとに醸されるnaraiは繊細な味が特徴です。より良いnaraiにしていくため、定期的なミーティングで味や新しい商品企画をチーム全員で行っています。
suginomori breweryは少人数で構成されております。週1回の定例を設けるほか、オープンなコミュニケーションが図れるよう、オンラインコミュニケーションツールを使用しながらの円滑なやり取りを行っています。また、積極的にチーム内から上がってくるアイディアや挑戦したいことを採用しながらワクワクする環境の構築を行っています。
suginomori breweryの大きな特徴として、チームメンバーのバックグランド背景の多様性が挙げられます。酒蔵業界出身の杜氏・番頭に加え、外資金融、大手飲料会社、内装デザイン、イベント関連、ラグジュアリー外資ホテルなどでプロフェッショナルに経験を積んできたメンバーがそれぞれの知見を活かし、多様性を持った価値観で業務を行っています。
小さなチームでもあることから、それぞれが「やってみたい!」と思うことは積極的に実現できるような環境です。これまで常識とされてきたことに疑問を持ちつつ、「suginomori breweryではどのように酒造りを行っていく?」と常に問いながら、積極性を持ちつつ日々邁進しています。まだ新しいブランドであることをプラスに捉え、失敗することを恐れない、挑戦をする姿勢を一人一人が持っています。
「醸造のその先へ」をモットーに、日本酒はもっと自由な醸造酒として楽しんでもらうこともできるのではないか。日本酒=日本食というイメージを覆すような「日本由来で、日本らしいお酒」を創っています。フレンチやイタリアン、デザート、どんな食やシーンとも相性が良い、そんな一本を目指す酒蔵です。
suginomori breweryのある奈良井宿は日本最長の宿場町であり、重要伝統的建造物群保存地区に登録されている歴史的な街並みの中にあります。naraiの仕込み水としても使われる山の水から引かれてきた街の6つの水場や美しい自然と景観は地域の方々によって大切に守られてきました。「杉の森酒造」時代から愛されてきた酒造りの伝統を守りつつ、naraiというお酒をきっかけに世界中の人々に奈良井宿を知ってもらいたいという想いがあります。