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休日ハック開発ストーリー

2020年10月にサービスリリースし、2カ月でLINE登録者数が1.5万人を突破した「休日ハック!」。お客様の休日をハックし、休日内容のプランニングから体験コンテンツの代理予約まで行う休日おまかせサービスです。

「どんな休日にしたいか」などのご希望条件を元に、ストレス発散系コンテンツ人気ナンバーワンの「斧投げ体験」や女性に大人気の癒し系コンテンツ「酵素風呂体験」など、東京都内にある100種類以上の体験コンテンツから休日の内容をプランニングします。“今までにあるようでないサービス”として20~30代を中心に人気を集める「休日ハック!」はどのようにして生まれたのか、代表の田中にインタビューしながら誕生秘話を紐解きます。

Webサイト:https://www.kyuzituhack.com/


代表プロフィール:

【田中 和貴】

関西学院大学 経済学部 卒業。2013年に出身企業である某日用品メーカーに入社後、東京・福岡・大阪の3拠点で営業業務に従事。エリア戦略立案や社内の働き方改革プロジェクトに参画。出身企業内での新規事業開発プロジェクトを経て、2020年2月に株式会社休日ハックを創業。代表取締役社長に就任。

あらゆる人生を「痛快」でおもしろくする、それが休日ハックでやりたいこと

ーはじめに「休日ハック!」とはどのようなサービスなのか教えてください。

【田中】

休日にマンネリを感じていたり、いつもと違う体験をしたいと思っている方の休日をハックし、私たちが“勝手に”休日の内容をプランニングし、体験してほしいコンテンツの代理予約まで行うというサービスです。事前に行うお客様へのヒアリングから「過ごしたい休日のイメージ」を把握し、それに一番近づく体験コンテンツを選定して休日内容を決めていきます。

このサービスの面白いところは、“体験できるコンテンツ一覧からお客様が選んでいく”のではなく、“私たちが決めたコンテンツをお客様に体験してもらう”というところ。休日内容を決める主導権は完全に私たちが持っているということがポイントです。

ー旅行会社のツアーみたいにお客さまが体験コンテンツを選んでいくのではなく、休日ハックが“お客様の休日何する?”を完全に決めちゃうのですね。

【田中】

そうなんです。

「今週末何しよう。」って、社会人ならだいたい週半ばの水曜日くらいに考え出すと思うんですね。でも、スマホで色々検索して出てきた大量の情報を見ているうちに段々疲れてしまって、「〇〇といつもの店に飲みに行くか、家で動画コンテンツでも見ようかな。」と、結局いつもの安全圏で落ち着くことが多いかと思います。それで、日曜日になる頃には「今週末も何もしなかったな・・・」と気付いて、平坦な日常が続いていく。これは実際に僕が実体験で繰り返していたことで、その日々に変革をもたらしたいなと考えていました。それを考え続けるうちに、「何かしたいけど何をすれば良いか分からない」「わざわざ自分で新しいことをはじめるには労力が…」といった社会人が抱える課題が見えてきてきました。それを一番早く解決するには誰かの力を借りるのが一番早い。そんな考えからこのサービスが形作られていきました。あと重要なのは、プランニングした休日内容は当日の朝にサプライズでお知らせする工程を取り入れた点です。


ー当日にサプライズでお知らせというのには、何か意図があるのですか。

【田中】

あります。実はサプライズは一番大切にしてるポイントです。サプライズにする理由は2つあって、1つは「どんな内容にしてもらってるんだろう!」というワクワク感を申し込んだタイミングから休日を迎えるギリギリまで楽しんでほしいということ。やっぱりワクワクする気持ちって、人生に必要な要素だと思うんです。2つ目は「どんな内容が来ても体験してもらう流れを作る」ということ。当日の朝にお知らせするので、「あ、この体験はちょっと・・」とお客さんが思われたとしてもそのまま体験先に行くしかないので、半ば強制的に体験してもらうことになります。実際にやってみなければ分からない事って世の中にはたくさんあると思っているからです。

実際に、行く前は「この体験はちょっと・・」と思っていたお客様も、体験したらめちゃくちゃハマったとご感想をいただき、同じようなお客様が実際非常に多くいらっしゃいます。

“自分で選ばないような体験だからこそ”面白さがあり、学びや新しい発見があります。このサービスを通じて気軽にチャレンジ出来る世の中にし、色々な世界を知るきっかけを提供していきたいと考えています。


営業職7年。毎日遅くまで働いて、休日は結局いつも“同じだった”日々に変革を起こしたい

ー休日ハックのサービスの構想を想い付いたきっかけは何だったのでしょうか。

【田中】

2013年新卒で、大手日用品メーカーに営業職として入社しました。全国各地の営業所で営業マンとして日々奮闘する日々を過ごし、それなりに充実していました。ですが、仕事に慣れ始めた入社3年目あたりから平日は仕事と家の往復の毎日になり、休日は「家でダラダラ」「いつものメンバーで飲み歩くか」といった、いつもと“同じ休日”を過ごしてるだけと気づいたんです。

振り返るとこの時のことをすごく後悔していて、周りの友人に休日の過ごし方を聞いてみても、みんな大体似たような休日を過ごしていました。これって何か改善の余地があるのでは?と疑問に思ったのがサービス構想のきっかけですね。

友人に1万円を渡して「僕の休日の予定を立ててほしい」から全てが始まった

ー具体的にどうやってサービスを作り上げていったのでしょうか。

【田中】

「自分で変えられない課題の解決策を自分で考えても結果は同じになる」と仮説を立て、敢えて自分以外の人に解決策を委ねてみようと考えました。そこで思い付いたのが、友人に1万円を渡して「僕の休日の予定を立ててほしい」と依頼すること。友人は驚いていましたが、この仮説は大当たりでした。絶対に僕だったら考えつかないようなキックボクシングや膝枕耳かき体験を提案してくれて、 休日を終える頃には心から充実感を覚えました。

新しい体験に出会うとこんなに刺激的なんだという気づきがあり、他にはどういう世界があるのだろうか、もっと知りたい!と気持ちが前向きになりました。新しい体験を取り入れることで、それに関わる情報が自然と目に入ってくる。自分の人生が少し彩られた感覚になりました。この体験を自分以外の人にもしてほしいと心の底から強烈に想ったことを今でも覚えています。

ーその後、サービスアイデアは一人で形にしていったのですか。

【田中】

実際にサービスを形にしていくアクションは2019年にスタートしました。まずは何人かの友人に休日の予定を立ててもらい、自分で体験することから始め、そのあと友人の友人に実験してみる。そこで想像以上に好感触を得たので、これはいけると考え会社を設立しました。実はこの時、サービス設計やマーケティングの知識など皆無で、それらを専門とする友人に協力してもらえないか声をかけたところ、嬉しいことにサービスアイデアが面白いからということで進んで協力してくれました。

その甲斐あって、構想から約1年をかけてオペレーションテストやテストマーケティング、体験先への営業など改良に改良を重ね、2020年10月にサービスリリースすることができました。

ーたくさんの人の協力があって完成したサービスなのですね。

【田中】

本当にそうなんです。友人たちには心から感謝しています。

それに、営業職時代を経なかったら思い付けなかったサービスアイデアだと思っています。それ以外にも営業時代に培ったプレゼン能力やお客様のニーズを掴む力も、このサービス立ち上げに大きく還元できていると感じていますね。

東京以外のエリア進出とワクワクが詰まった企画をたくさん提供したい

ー2021年はどのような展開を考えられてますか。

【田中】

ちょうどサービスリリースした頃はコロナ禍だったこともあり、細心の注意を払ってサービス提供をしてきました。リリース時にTwitterやInstagramで「都内に住んでるからサービス利用ができないのが残念」といったようなお声をたくさん頂いたので、2021年は東京以外のエリアにも進出していきたいと考えています。また、コロナ禍はまだまだ続くと考えているので、おうちで楽しめる新しいサービスも近々みなさんにお披露目できるかと思います。

ー今年も更なるスピードで進化していきそうですね。

【田中】

「あらゆる人生を痛快でおもしろく」が僕のテーマであり、やりたいことの本質なので、とにかく多くの方の人生に接点を持っていきたいと思っています。だからこそ、ある意味“場所”の制約を取っ払っていけるような企画や様々な県での展開に精力的です。今後のリリースを楽しみにしていただければと思います。

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