【企業インタビューvol.12】Milk.株式会社様インタビュー〜見えない色で新世界を描く。デザイン力で加速する技術革新〜
EngineerforceではMilk.株式会社様のプロダクトである、ハイパースペクトルカメラの用途を拡張する解析プラットフォーム、「ANSWER」のデザインを担当させていただきました。
今回はMilk.株式会社様より中矢様(以降、敬称略)のお時間を頂戴し、弊社マネージャーの小出が、本プロジェクトに参画していた弊社デザイナー桂川を含めた2名にプロジェクト立ち上げの背景から、デザイナーが参画したことでもたらした効果、今後の展望についてお話を伺いました。
目次
人の目では見えない「色」の情報を読み取る
コア技術を軸とした事業展開
ANSWERの誕生と進化
デザインリニューアルによる変化
デザイナーとの初めての協働
デザイン開発プロセスでの気づき
ANSWERの開発ロードマップ
現在の応用分野と今後の展望
小出:
本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。今回はANSWERを中心にお話をお伺いできればと思っています。まず、御社で取り組まれている事業について教えていただけますでしょうか。
中矢:
ハイパースペクトルカメラという、元々軍事用途で使われていたカメラを活用した事業を行っています。がん診断や月面探査、真贋判定、そしてインフラの点検など、幅広い用途でソリューションを提供している会社です。
ANSWERは、その中でコアサービスにしようとしているものです。ハイパースペクトルカメラは私たちが製造していますが、それを使うにはソフトウェアが重要になってきます。そのソフトウェアを扱える人が、国内はもちろん世界的にもあまりいません。ハードウェアを購入しても使えなければ購入コストが無駄になるので、誰でも使えるような商品にするために作っているのがANSWERです。
小出:
ありがとうございます。それではハイパースペクトルカメラの特徴について教えてください。
中矢:
シンプルに言うと、色分解能です。普通のカメラは解像度が4K、8Kとどんどん上がっていますが、実はもう1つの次元があって、それが赤青緑の3原色の色情報なんです。
普通のカメラは人間の目の可視光の認識範囲に合わせて、その3原色の情報だけを記録するように設計されています。でも実は光の情報にはもっと無限の色があり、それをなるべく多く取り出すのがハイパースペクトルカメラで、141原色を撮ることができます。
Milk.株式会社 代表取締役・中矢様
小出:
可視光以外も取得できるということでしょうか。
中矢:
はい、可視光以外も取得できます。近紫外線、近赤外線、遠赤外線の領域も撮影でき、もちろん可視光も細かく分光しながら撮影します。
この細かく分光しながら撮る技術が、これまでカメラになかった考え方です。
カメラはこれまで人の目に見せることを前提に綺麗な画像を撮るのが目的でしたが、今はAIの時代なので、光の情報の中にある細かな信号や物性情報を取得することができるようになりました。なので今は情報量が多いデータを取れるカメラを使うようになってきています。
人の目では見えない「色」の情報を読み取る
小出:
なるほど。それが使えると、どのようなことがわかるようになるのでしょうか。
中矢:
カメラが関わるところ全部に応用できると思いますが、例えばお札が偽札かどうか見極めるようなことですね。インクの含有量が違うと、スペクトルが全部変わります。色情報は物質固有なんです。
例えば肌の色も、みんな同じような色に見えますが、ハイパースペクトルカメラで見れば誰の肌色かがわかる。赤色でも、りんごの赤なのか、さくらんぼの赤なのかも判別できます。人の目だと全部赤色にしか見えませんが、何の赤なのかまで分かるんです。
小出:
デザインの観点で言うと、黒がそうで、全部の色が混ざった黒なのか、純粋な黒なのかで少しずつ違っていて、それと同じような概念に近いのかなと。
中矢:
そうですね。そういう光の中に隠された情報があるので、人が見ている可視光も、実は可視光の一部しか見ていないんです。その見えない部分を見ることに取り組んでいるんですが、それを「ゴーストカラー®」と言っています。可視光の中にも見えない可視光があって、もしかしたら幽霊も撮れるかもしれないし、オーラと言われているものも撮れるかもしれない。それがハイパースペクトルの技術ですね。
これまでは赤外線や紫外線、電波やマイクロ波など、目に見えないものはよく研究されていました。ただ、この可視光は全然研究されておらず、これまで見落とされていた領域なんです。そこを私たちは研究しています。
小出:
可視光の中の見えない部分ということですね。
中矢:
そうです。可視光に含まれている見えない情報をなるべく多く取り出すと、宝石の含有量の違いや、同じような錠剤に見えるものの区別など、いろんなことができます。
コア技術を軸とした事業展開
小出:
ありがとうございます。現在御社の中では、ハイパースペクトルカメラが主要な事業の一つという位置づけでしょうか。
中矢:
コア技術という感じですね。
小出:
それを元に展開してサービスにするということですね。
中矢:
受託アプリ開発などは、全くこの事業と関わっていないものもありますが、今私たちがやっている事業のほとんどは、このハイパースペクトルカメラを使ってみたいという企業様からの依頼です。大手企業がほとんどですね。あとは大学の先生からもいただいています。
そもそもカメラの製作者が日本にあまりいないので、弊社に話が来て、カメラのレンタルや撮影依頼を受けています。
小出:
なるほど。そうなると唯一の技術ということでしょうか。
中矢:
そうですね。元々私はこの技術を引き継いでいるんですが、佐鳥教授という方がカメラの発明者で、21年前にこのカメラを作りました。その前はJAXAに在籍し、はやぶさという小惑星探査機のマイクロ波イオンエンジンを、構想から制作、実用化まで手がけた方です。
宇宙業界でいうと、例えば今堀江貴文さんが北海道でロケット事業を手がけていますが、実は最初に大樹町と北海道庁、北海道大学、北海道科学大学を統合して宇宙産業を立ち上げた方なんです。
小出:
そうなんですね。それを大学で引き継がれたということですか。
中矢:
はい。先生がカメラを持っていたので、とても興味を持ちました。私は単純にアインシュタインが大好きで、アインシュタインの研究テーマは相対性理論が有名ですが、相対性理論も含めて実は全て光がテーマなんです。
小出:
確かにそうですね。
中矢:
アインシュタインがノーベル賞を最初に取ったのも、相対性理論ではなく光量子仮説という光の理論です。相対性理論も実は光の速度がなぜ変わらないのかとか、光に追いついたらどうなるかから相対性理論が生まれていて、アインシュタインは実は光の博士なんです。
私も光を研究したくて、光を研究するならやはりカメラが必要だと思っていました。そんな時に、この佐鳥教授がカメラを開発したドキュメンタリーを見て、「この先生だ」と感じたんです。当時はアメリカにいたのですが、すぐに大学を辞めて先生の研究室に入りました。
小出:
そうすると中矢さんはどちらかと言えば研究者の方が近いんですか。
中矢:
私はノーベル賞を取ろうと思ってずっと研究をやっていたのですが、ノーベル賞を取るには技術が実用化されていて、実績として認められていることが必要だということを知りました。それで、会社を立ち上げた方が実用化に近づけると思ったんです。
私はこのカメラを使ってがん診断ができるという論文を書きました。がん診断の原理について、ある程度の仮説を持っているのですが、その仮説は今のところ隠しています。それを証明するために、世界中のがんデータを集める必要があって、そのためにこの会社をやっています。
小出:
その理由で医療もメインになってくるということですね。
中矢:
カメラによって細胞という生き物の最小単位を解明できれば、あらゆる病気を解決できると思っています。
ANSWERの誕生と進化
小出:
そうですね、ありがとうございます。その中で、ハイパースペクトルカメラの技術を活用するのに、ANSWERの開発はもともとスタートされていたのでしょうか。
中矢:
ANSWERの構想は、実は会社を作る3年前からありました。プロトタイプも最初はC#で2回ほど作ってもらいました。ただ、ウェブ型が当たり前になることがわかっていたので、ウェブアプリで作ろうということになり、Flaskで開発してもらいました。
簡易的なものは作りましたが、結局リリースしないまま時間が経って、ようやく今、ANSWER2.0を2年ほど前にリリースしました。ただ正直、UI/UXがあまり良くないので評判も芳しくなく、「機能はあってもUI/UXが大事だ」と思い御社にお願いしました。
小出:
元々サービスとして使ってもらってはいたということでしょうか。
中矢:
サービスというほどではなく、共同研究や開発を行っている事業者さんに無償で提供して使っていただいていました。
小出:
一番どんな機能が使われていたんですか。
中矢:
そもそもハイパースペクトルカメラの画像は、人が見ても理解できないんです。3原色しか人間は見えないので、141色からその3原色を選び出して、擬似カラー画像を作ることができます。そうすると一部ですが、ハイパースペクトルの情報を人が見て理解することができるんです。
そういう画像を出力できる機能や、自前で機械学習してAIを作れる機能などをリリースして使ってもらっていました。ただ正直、一部の機能しか使われない状況だったので、良くないなと思っていました。
小出:
そういうことなんですね。その原因がデザインだという声が使用者からあったのでしょうか。
中矢:
やっぱりありましたね。単純に「データが重いのに待機画面やプログレスバーがないので使いづらい」という声でした。それぐらいしか直接は言われませんが、多分思っているのはデザインの部分なんだろうなと。
小出:
なかなか正直には言っていただけないですね。
中矢:
細かく「このデザインが」ということではないですが、使用感の問題がありました。社内でも使っていたので、社内メンバーからも「これがちょっと足りない」とか「画像の拡大機能やスクショ機能もない」という声も出ていました。そういう基本的な機能がないと厳しいということも含めて、やはりUI/UXの問題が大きい印象でした。
デザインリニューアルによる変化
小出:
デザイン制作したものに関しては現在開発中ということですが、サービスの見た目の印象は変わりましたか。
中矢:
全然違いますね。以前のものに比べて、ANSWERをちゃんと作れている印象があります。
モックも全部作っていただいているので、それをお見せすると「このレベルのソフト開発もできる会社なんだな」ということで、信頼してくださって仕事を依頼してくれる部分はあると思います。
実は、ハイパースペクトルカメラを販売している会社は他にもありますが、国際基準もないので中身がバラバラで品質にも差があるんです。大手企業もこれから入ろうとしていますが、弊社がそれらの企業のコンサルもやっているので、技術力は把握しています。
正直まだ競合にあたる企業は出ていないという認識です。そんな中で「ソフト開発までやっています」と言うと、カメラとソフト両方で高いレベルを提供できるということで、信頼していただける印象ですね。
デザイナーとの初めての協働
小出:
なるほど。ありがとうございます。
ちなみに桂川さんは、デザインする時に意識したことはありましたか。
桂川:
ハイパースペクトルという存在を聞いたのが本当に初めてで。
最初にミーティングでお話を伺った瞬間にも頭はハテナだったのですが。笑
一同: 笑
桂川:
僕みたいな全く知らない人が聞いて、わからないということは、どうしても疑問に思う方がいたり、抵抗感を覚えてしまう方もいたりするのかなと思っていました。なので、ツールへの抵抗感や、その中での操作性の違和感を減らし、より多くの人が気軽に使えるように意識して作成しています。
Engineerforce UI/UXデザイナー 桂川
中矢:
そこを汲み取っていただいて本当にありがたいです。私たちもこのハイパースペクトルカメラの原理を全部理解するのは大変なので、機能を絞って「ここだけ理解してほしい」ということで伝えるんですが、それでもエンジニアの方ではないので、わかりづらいと思います。
何種類かモックを作っていただいて、それで決まるわけではなく、要素と要素を組み合わせるという形で進めました。結構負荷が大きかったと思いますが、お応えいただいて、納得できるものが形になったと思っています。最初だけではなく、スタートからずっとそのようなコミュニケーションを取ってくださったので、本当に助かりました。
小出:
そう言っていただけて、弊社もありがたいです。
これまでもフリーランスの方など、デザイナーさんとお仕事をされる機会はあったのでしょうか。
中矢:
いえ、実は社内にはデザイナーがいませんでした。最近になってようやく2名ジョインしていますが、それまではデザイナーがいなかったので、エンジニアが作っていました。UI/UXも「これぐらいでいいか」みたいな感じで。でもやっぱり問題ありますよね。笑
小出:
なるほど。そうなんですね。
中矢:
そうなんです。なので「この種類のボタンが良い」など、そうした提案をしていただいて、初めて気づくような状況で。またデザインの良し悪しも明確な基準が難しいため、デザインサイドの人に入ってもらわないといけないということを、初めて認識しました。
デザイン開発プロセスでの気づき
小出:
初めて外注してみて、進め方など驚きや発見はありましたか。
中矢:
それまで考えなかった部分を言ってくださるところですね。
私たちとしては基本機能ができていたら完成した気になってしまうのですが、UI/UXの観点からすると本当に細かいところまで見ていただけて。色合いも透過させるのかとか、細かいところまで突っ込んでくださるので。
逆にそれで初めて「確かにそっちの方がいい」と気づくことが多く、本当に一緒に作っていっているという感覚が強いです。そうした提案をいただけるのは新しかったですね。
小出:
ありがとうございます。
そのような状況の中で、桂川さんとして進め方で意識したことはありますか。
桂川:
そうですね、やっぱり自分たちも完全に理解することは難しい内容だったので、やり取りしながら少しでも理想に近いものに詰めていくような作業を意識しました。
中矢様たちが不明な箇所についてお伺いしても全て丁寧に答えてくださったのが非常にありがたかったです。また、デザインの提案をさせていただいた時も、「ここはこっちの方がいい」という意見をどんどんポジティブにくださってたので、とても進めやすく感謝してます。
中矢:
いえいえ、ありがとうございます。
小出:
弊社では基本的には全く異なる領域のお客様のデザインをすることが多く、最初のコミュニケーションをどうするかはチームとして意識しています。桂川がその辺りを意識して進めてくれたのは、本当に良かったなと思います。
ちなみに進め方としては週1回定例ミーティングをして、中矢様とエンジニアの方にも参加していただいて、実装の可否を含めてすり合わせていく認識でしたでしょうか。
中矢:
はい、こちらではある程度内部の機能は作っているので、それ以外の部分で「実装にどのくらい時間がかかるか」といったことは、ある程度考慮していただきながら進めました。ページ遷移なども、あまり多いと大変だということもあるので。ただ、いろんな機能をつけたいため、拡張性も意識してもらいながら作っていただきました。
まだ全然完成というわけではなく、ようやく今開発が動けるようになってきたので、ある程度出来上がったところで、もう1回入っていただいて、デザインの修正や新しい機能の追加もやっていきたいと思っています。
小出:
非常にいいですね。デザインを作って、ユーザーに使ってもらってみないとわからないところがありますし、そもそもデザインを変えることでどんな価値が生まれるかを証明したいと常々思っているので。「ここは使ってもらえない」「ここをこうしていきましょう」みたいな改善が常にできるといいなと思っています。僕らとしてもリリース後の反応が知りたいですね。そのタイミングがすごく楽しみです。
いつ頃完成しそうなイメージでしょうか。
中矢:
今は試験的に取引先に使ってもらってるところなので、私たちとしては、自分たちが納得できる機能ができれば、すぐにでもリリースをしようと思ってます。ひとまずは、まだ社内で活用してもらえるかどうかという段階です。
それを見ながらリリースタイミングを考えないといけませんね。今のハイパースペクトル技術の関連取引先は大手企業が多いので、品質の高いものを提供する必要があります。完成された製品を購入するのが当たり前の方々なので、試験的とはいえ高いクオリティを求められると思い、慎重に考えています。
ANSWERの開発ロードマップ
小出:
なるほど、承知しました。
リリースのタイミングは慎重に考えていらっしゃると思いますが、ANSWERやハイパースペクトルカメラに関して、今後どのような展開を考えていらっしゃいますか。
中矢:
トラクションは早めに欲しいので、年内にはリリースしたいと思っています。段階的に開発を進めていく予定で、第1段階は、ハイパースペクトルの研究者や関係する会社さんに使ってもらうことを想定した、研究者向けの解析アプリです。
解析機能と、それをミニアプリ化して社内業務で使えるようにする機能を提供します。カメラを購入してデータを学習させてAIモデルを作っておけば、工場のラインに組み込んでも動作するような、ハイパースペクトルのソフトウェアを簡単に作れるアプリケーションを目指しています。
世界中のハイパースペクトルカメラの画像規格に合わせて作っているので、いろんなハイパースペクトルカメラを読み込めるソフトです。世界中でニーズはあると思っているので、まず第1段階でやろうとしています。
第2段階は、ハイパースペクトルカメラの画像を入力すれば自動的に解析・処理できる、今の生成AIの画像アプリバージョンのようなものです。自動で特徴量を抽出して、例えば猫と犬の画像を入力すれば、それらを識別するアプリを自動で作成できるような、ほぼ自動化されたシステムを目指します。そうすれば解析の専門家でなくても、カメラを購入すればすぐにそういうAIが作れる世界になります。
小出:
すごく面白いです。どうですか、桂川さん。自分がその一助になるというのは。
桂川:
ワクワクしますね。
小出:
壮大なプランですよね。
中矢:
なので第1段階が非常に重要なんですよ。 ANSWERの構想をずっと練り続けて、もう8年ぐらいになりますかね。それをいつ具現化するかで、組織の体力やエンジニア能力が、ようやく本当に形になってきました。これから本格的に進められたらいいなと思います。
小出:
世間の需要とのタイミングもありますよね。
中矢:
おっしゃる通りですね。元々はデスクトップでやろうとしていたんですが、データの分散処理ができないので非常に遅かったんです。それが最近だとスパコンまでは使わなくても、分散処理がかなり早くなりました。データを定量化して扱う方法も開発して、ハイパーデータで元々1時間かかった処理を1~2秒でできるようになったので、ようやく土台が整ってきたという感じですね。
小出:
ソフトウェアの技術力とハイパースペクトルカメラの技術がマッチしてきて、いよいよ今熟してきた感じですね。とても楽しみです。
中矢:
そうなんです。ハイパースペクトルカメラ搭載のスマホなども今出始めているので、カメラがそれに置き換わっていくのは結構時間の問題だと思っています。単純に4Kカメラや8Kカメラが出たのと同じで、今後いろんな業界でハイパースペクトルカメラに置き換わっていくと思います。ただ、それがどのぐらいのスピードで進むかですね。
現在の応用分野と今後の展望
小出:
ありがとうございます。他にも今後の御社の取り組みについて教えていただけますか。
中矢:
今後の取り組みとして、ハイパースペクトルカメラの応用用途を広げていきたいと思っています。現在最も多いのがインフラ関係で、道路やトンネル、コンクリートの点検などです。その次が食品関係ですね。食品の鮮度を測りたいというニーズが高いんです。
マグロやお肉の鮮度を測定できれば、どのぐらいで腐るかもわかるので、食べ頃も判断できます。コーヒーなら酸化しているかどうかもわかりますし、糖度も測れます。
こうした様々な情報を食品から定量的に取り出すことができるので、ニーズが高いです。食品、インフラ、そして真贋判定も重要な分野です。本物か偽物かの判定は、輸出入業者さんなどからの需要があります。
小出:
今後も楽しみですね。まだまだ色々聞きたいことありますが、また次回お伺いできればと思います。それでは本日のインタビューについては以上になります。ありがとうございました!
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