二代目=カッコ悪い、と思っていた自分の葛藤
元々【数字】そのものが好きで、少年野球時代も歴代のプロ野球選手の打率を計算したり、空想のチームや選手を作って、暇さえあればスコアや選手成績を記録するという今思えば少し変わった子だったのかもしれない。高校二年生になると【文系】か【理系】か選択を迫られ、数学が得意な友達が軒並み【理系】を選ぶ中、誰よりも数字が好きだった自分が選んだのは【文系】。理由は両親が税理士という環境で会計士・税理士という資格を知り、会計士・税理士になる人は商学部出身が多いという情報からだった。大学在学中に資格試験の予備校に通い始め、卒業後、会計士試験に合格。端から見れば、ゆくゆくは当然に親の事務所を継ぐのだろうと思われ...