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民主化が急激に進んだ「PR業界」の今、どう戦う?!

みなさん、こんにちは!Clover PR(クローバーPR)の福本です。

今回、わたしが考える、ここ10数年の<PR業界の変遷>について紹介します。
(あくまで一個人の見解の旨、ご了承ください!)

わたしは、新卒でPR会社に入社し、その後CloverPRへ。
PR会社歴は、今年で14年になります。
前社含め、これまで主に中小・スタートアップ企業さんのクライアントの広報をサポートしてきました。

そのため、大企業ではなく、小さい会社の広報担当者目線での、PR業界の移り変わりを説明させていただきます。
最後に、民主化が急激に進んだ「PR業界」の今をどう戦うべきかもまとめています。


14年前のPR業界…新聞とビジネス系の雑誌・WEBメディア

そもそも、わたしがPR業界に関心持ったのは、「小さい会社が持つ、世の中に知られていない商品やサービス(さらにその裏側にいる社長や社員の皆様)をメディアを通じてもっと認知度を上げたい、そして、その企業を応援するファンを増やしたい」。そう考えたからです。

わたしが前職のPR会社に新卒で入社したのは2009年。
いま振り返るとその頃は、新聞やビジネス系の雑誌・WEBメディアで、大手企業の記事が中心でしたが、「小さい会社」を取り上げるコラムや企画も多かった印象があります。

そのため、有名ではない会社の情報だったとしても、記者さんやライターさんのアポイントも取りやすく、しっかりとお話を聞いてもらえました。


十数年前の「プレスリリース」の存在、いまと全然違う?!

十数年前の「プレスリリース」で言うと、今とは全く違いました。
「プレスリリース」=ある程度の規模感あり、社内に広報部がしっかり存在する会社が出すもの、という印象。

そのため、メディアに届くリリースの数自体、今ほどは多くない時代です。
(ただし、あくまで「今ほどは」です…。十数年前も各メディアに大量にリリースが届いておりました!)
私のクライアントさんのリリースを配信した後、面白い新商品や新サービスであれば、ストレートでしっかり記事になり、どんどん拡散されていきました。

そもそも、一般的には「プレスリリース」というもの自体が知られていない時代です。
ちなみに私も就活をしているとき、広報の本を読んでいて、世の中のニュースの裏には、プレスリリースというものがあるのか!と驚いていました。
(存在を知って、なんかカッコいい!書いてみたい!と興奮したのを思い出します笑)


そして今。「大手志向」強まる新聞やビジネス系メディア

そして今。新聞やビジネス系の雑誌・WEBメディアにおいて、十数年前と比べ「大手志向」が、さらに強まっているのではと思います。

ある経済ジャーナリストさんから聞いたのは、
「WEBだと大手企業や有名な会社の記事の方がPV稼げるから、ユニークな中小企業に出会っても、媒体側のOKが出ず取材出来ない、、、」という悲しい声。
(その方も私と同じで、「規模関係なく、ユニークな取り組み行う企業にこそスポットライトを当てて世に広めたい!」というお気持ちが強い方でした。)

また、そもそも新聞記者さんの数が減ってしまい、中小まで取材しきれない、という現実もあるようです。
つい先日も、「産経新聞」の経済面で、中小・スタートアップを紹介するページが無くなるなんてこともありました。

ただし!!もちろん小さくて、有名でない会社がメディアに取り上げられる機会が「ゼロ」というわけでは全くありません。
「とんがってる企業」なら、メディア各社注目して、しっかりご取材いただけます。
その「とんがってる」部分を見つけてコンテンツ化していったり、また小さい会社でも取り上げてくれるような記者やコラムを探し出すのが、我々PR会社の強みでもあります。

さらに言うと、「スタートアップ」「地方企業」には追い風が来ています。そうした関連メディア増えたほか、日経に「スタートアップ」面が登場。朝日新聞が主に地方の企業を取り上げるビジネス系のWEBメディアを立ち上げるなどしています。


「プレスリリース」の今。配信サービスの広がり=民主化進むPR業界

リリースの存在も、昨今大きく変わっていると感じます。

「PR TIMES」「アットプレス」などのリリース配信サービスが台頭。
例えば小さい会社や、町の個人のお店でも、気軽にリリースを出せる時代に!
まさしく、<PR業界の民主化>が急激に進んでいると言えます。

そのため、世の中に出回るプレスリリースの数が激増しています。
メディアに届くリリースの数が多い=ライバル増え、新商品や新サービスなどをストレートで紹介してもらう機会が、どうしても減ってきてしまいます。

「リリース配信して終わり!取材や掲載を待つのみ!」では、今の時代、中小やスタートアップの広報パーソンは、大手企業と戦っていけません。

配信した後の「メディアアプローチ」がとても重要です。
商品・サービスの良さを個別でメディアに伝えていき、実際に試してもらって記事化していただく、という形です。
もちろんメディアに直接伝える場として「記者発表会」は今も十数年前もとても大切です。


大きく変わった業界。【質の高いコンテンツ】【メディアと会う力】がより重要に

いまも昔も、メディアが基本的に取り上げるのが多いのが「大手企業」です。
ですので、「中小企業」「スタートアップ」は、やみくもに広報をしても勝てません。

PR業界の民主化が急激に進む中、規模の小さい会社でも、メディアの方々に振り向いてもらえるにはどうすべきか。

【1】プレスリリースやストーリーのブラッシュアップ=【質の高いコンテンツ】
【2】リリースを配信してはい終わりではなく【メディアと会う力】

この2つのテクニックと情熱が、PR会社のスタッフにはさらに重要な時代になっていると感じます。
もちろん弊社のスタッフも、この2つを日々磨いていかねばと考えています。

さらに言えば、「チャットGPT」の革命で、プレスリリースをAIが書くのが当たり前の時代になるかもしれせん(実際にそうしたサービスも生まれています)。
そうなると、企業の広報スタッフの人数も少なくなってしまう可能性も。

では、広報パーソンには何が必要になってくるのか、、、。が、そこは変わりません!!
もちろんAIより質の高いコンテンツをつくることは大事で、かつ、AIが弱い“フィジカル的要素”、つまり「メディアと会う力」が大きな強みになる、というわけです。
記者がAIになるとあれですが、、、。

最後に一言。プレスリリースの配信サービスを利用しているけど、取材が来ないんだよね~とお悩みの広報担当者さま!
他にはない<ストーリーPR>のノウハウを持つ当社CloverPRに是非一度ご連絡ください!
(最後の最後に、自社のPRを失礼しました!!)

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