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福岡で累計 250 万ライドを突破するなど、まちの移動の、次の習慣をつくる「チャリチャリ」の名古屋サービス開始の裏話とは?CEO 家本と Business Development 田口が本音で語ります!
<登場人物>
聞き手: HR 中村
話し手: CEO 家本 (左)、Business Development 田口 (右)
田口:
まず、私から Business Development (事業開発) という職種についてご説明しますと、「チャリチャリを置くためのポート (専用駐輪場) の開発、その地域の行政・事業者の方との連携」といった役割を担う職種になります。
中村:
田口さん、説明ありがとうございます。
それでは家本さん、田口さん、早速名古屋サービス開始についてお聞かせください。
家本:
まずは名古屋でサービス開始した背景について話すと、名古屋は「交通分担率」の中で、自転車が担う割合が他の大きな都市と比較して高く、何より名古屋駅〜栄といった中心部が平坦で道幅が広く自転車にはもってこい!という地理的な特徴があります。
また、2026 年に栄地区の再開発、愛知・名古屋アジア競技大会の開催、2027 年にリニア中央新幹線が開業するなど、大きく街が変化する計画が進む中で、回遊性を高めることが求められています。
私の出身地である名古屋で「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」ために、国内2拠点目の場所として名古屋でのサービス展開を決めました。
田口:
私も、自身が東海出身で、名古屋で長く働く中で、電車・バス・タクシーのプラスワンの交通手段として自転車があると便利だなーというのを感じていました。
以前、中部の観光に関わるプロジェクトに携わっていたのですが、海外から名古屋に来る外国人観光客の方に、さくっと 1 日弱で名古屋を楽しんでもらおうと考えると、自転車がすごく便利で効率的だよなーと思っていました。
家本:
名古屋展開を決めたのは、新型コロナウイルス感染症が広まる前。そこから、なんとか夏前にサービスを立ち上げようとしていたので、田口もかなり大変だったと思う…。
田口:
そうですね…。ポート設置のお願い回りの面では、本当に苦労しました。
名古屋では、2 社の同業他社さんがすでにサービス展開されていますが、まだまだシェアサイクルの認知度が低いので、まずは「シェアサイクルとは?」というところから説明をしなければなりませんでした。外出自粛で、お会いしてご説明することもはばかられる中だったので、本当に焦っていました…。
家本:
大変な中だったと思うけど、よかったことはどんなこと?
田口:
色々ありますが、ポート設置を承諾くださったオーナーさまや、場所を紹介して応援をしてくださった方には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
設置にご協力をいただいた背景には、
- 今まで自転車のレンタルをやっていたが、メンテナンスや保険・補償などに不便・不安を持っていた
- with コロナの状況下に対応した、三密を避けた移動手段を採用したい
- 名古屋の地域に貢献したい
- チャリチャリのような新しいサービスを応援したい、新しいことに取り組む企業姿勢を見せたい
といった声がありました。
7 月 15 日にサービス開始してからは、街なかでもチャリチャリに乗ってくださっている人を見かけるので、その時は嬉しいですね!声をかけたくなっちゃいますが、怪しいのでやめてます (笑)。
家本:
その気持ちはわかる (笑)。私の地元でもあり、15 歳で起業したときに本当に本当にお世話になった名古屋でサービスをスタートできたのは本当に嬉しかった。十数年ぶりに「赤い自転車見たよ!」と連絡をくださる方もいて、ようやく恩返しの第一歩ができ始めたかな?と思ってるよ。
とはいえ、ようやく始まったばかりなので、本当に利用しやすいように、ここからサービスをスケールさせていくことが大事だよね。
ポートの密度、自転車の台数、利用できるエリアを増やし、名古屋のまちの回遊性を高める。
具体的には「駅から駅」「家から目的地」といったシーンだけでなく「駅と駅の間」「家から徒歩だと遠い目的地」などのラストワンマイルをチャリチャリが担い、まちの移動をもっと豊かにしていきたい。
田口:
そうですね、「使いたいとき」に「使いたい場所」に自転車があり「行きたい場所」に自転車を停めることができる、という世界観ができて、初めて「使いやすい」「日常に浸透している」と感じていただけると思います。
利便性を高めることと併せて、実際にお客さまに使っていただけるよう、認知を上げるためのプロモーションの活動も並行して実施していきます。オンライン・オフライン問わず、街の皆さまに親しんでもらえるような、名古屋ならではの方法を考えて実践していきます。
中村:
私たちが目指している頂上まではまだまだハードな道のりが続きそうですが、お話を聞いていると、実現したときのワクワク感が半端ないと感じました!私も HR として、事業拡大のためのチーム作りを全力で進めますよ!
最後に、田口さんの「Business Development = 事業開発」の仕事の醍醐味を教えてください。
田口:
僕たちは、言ってしまえば「シェアサイクル」を「お貸しする」という、インフラ的な基盤 (プラットフォーム) を整備して運営しているにしか過ぎません。
まちの皆さま、市民の方にお使いいただいて、移動が活発になり、街の活性化や利便性の向上につながって、ようやく価値が出てくると考えています。
この街にいる方々とコミュニケーションを重ね、街を移動する人々、街にお住まいの住民の方、街でビジネスを営んでいる事業者の方、街を運営している行政の方と連携しながら、様々な取り組みをトライし、新しい価値や化学反応を生み出すことが、シェアサイクルというビジネスにおける、Business Development という役割の大きな魅力の一つかなと思います。
中村:
家本さん、田口さんありがとうございました。
チャリチャリはサービスが使われている様子を実際に目でみることができるので、サービス開始や拡大の実感と喜びが大きい事業だと思います。現在チャリチャリは、9 月 16 日の東京エリアでのサービス開始に向けて準備を進めています。その裏話に関しては、後日こちらでお伝えできればと思います。お楽しみに!