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メルチャリのプロダクトオーナーに求めること

2018年2月より、福岡市にてサービスを開始したメルチャリは、2019年6月より体制を変更し、クララオンラインの参画のもと、neuet株式会社となって事業を拡大してきました。

今回はインタビューブログの第4弾。現在募集中のプロダクトオーナーについて、どんな方を募集しているのか、お任せしたい業務等、現場のリアルな様子も含めてお聞きしたいと思います!


<登場人物>

話し手:家本:CEO

聞き手:採用チーム

採用チーム:
現在プロダクトオーナー募集中!とのことですが、現状、誰が、どのように担当されているんでしょうか。また募集にはどのような背景がありますか?

家本:
正直にいうと、今は不在です。neuetの「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」というミッションと目指すビジョンがあり、それらに沿って、各々が目の前のやるべきことに専念し走り続けている状況なので、問題なく運営しています。

2020年の今年は、福岡市でのさらなる拡大はもちろん、東京をはじめとした多都市展開等、飛躍の1年にしたいと考えています。そのため、メルチャリをより大きく育てたい、引っ張っていきたい!と思う方に、早いタイミングでジョインしていただきたいと思っています。

採用チーム:
そうなんですね。具体的にはどんな方にジョインしてほしいと思われていますか。マインド面やご経験面などで候補の方に求めていることを教えてください。

家本:
メルチャリをグロースさせていくためには、メンバーが迷うことなく開発やサービス提供に集中出来る環境を作ることが重要です。そのためにもプロダクトとしての目指す方向を掲げ、ご自身が持つこだわりや信念の軸を持ち、強いリーダーシップでもってチームを率いていく、そんなプロダクトオーナー像を持っています。お客さまと日々向き合っているメンバーの声にも真摯に耳を傾けながら、お客さま体験をどうしたらもっと高めていけるか、という命題に向き合っていただきたいです。

これまでのご経験としては、「自分のプロダクト」「自分のブランド」と言えるプロダクトやサービス開発に携わったご経験があると良いと思っています。「これは自分のプロダクト、ブランドである」という自負を持って、寝ても覚めてもプロダクトのことを考えてきた方、もっと言うと、夢にまで見てしまうくらい強い思いを持っている方と、これからのメルチャリを共に考えていきたいです。

採用チーム:
では、そんなプロダクトオーナーに担っていただく予定の主な業務を教えてください。

家本:
メルチャリのあらゆる範囲を受け持っていただきます。例えば戦略、ロードマップです。いまあるロードマップは、変化に先んじてローリングし続けていく必要があります。もっと多くの方にメルチャリを使って頂くためにはどのようにしたらよいか、いまご利用いただいているお客さまの体験をさらに改善するためにどうすればよいのか、こうしたことをプロダクトチーム全般を率いながら「考え」、「決断」していく役割を担って頂きます。

ただ、業務範囲が幅広いため、これまでのご経験などをご面談で伺いながら、最終的にどのようにお任せしていくか柔軟に調整していく予定です。

採用チーム:
新規事業の立ち上げフェーズ、かつプロダクトオーナーのポジションだからこそ、裁量の高い業務ばかりですね!とても面白そうです。メルチャリのプロダクトオーナーならでは、という、やりがいや面白さについても教えていただけませんか。

家本:
メルチャリの一番の特徴は2つの側面を持っていることです。

一つめは、モダンなソフトウェアを起点とするサービスで、新たな移動手段をつくりあげていく面。もう一つは、ポート(駐輪場)の設置や自転車の再配置等、地域の方との連携やルールの整備など、その街に根差して運営する面です。どちらが欠けても、お客さまや地域の方々に愛されるサービスには育ちません。この両方をみるバランス感覚が、メルチャリのプロダクトオーナーには必要で、かつ、このサービスの最大の面白さだと思います。

メルチャリローンチ時からのメンバーだけでなく、neuetになってからジョインしたメンバーもいます。また親会社であるクララオンライングループは既に自転車の事業を多くやっており、自転車をよくわかっている人たちがたくさんいることによる安心感があるだけでなく、実務的な部分―例えば自転車の設計、整備、部品の調達など―もクララオンライングループで支えています。

(街なかのメルチャリをチェックする様子)

採用チーム:
逆に、今後乗り越えていく壁についても教えてください。

家本:
チャレンジとしては、事業の持続的な発展です。常にそこにいる安心感、例えば「東京メトロ、山手線、メルチャリ」といえるぐらいの存在を目指すつもりで「まちの移動の、つぎの習慣をつくる」というミッションを果たすべく日々奮闘しています。そのミッションを果たすためには、当然ながら事業が継続していく必要があり、事業が継続していくためには安定的な収益が必要です。シェアサイクル事業は自転車やスマートロックなどのハード、オペレーションなどのコストが発生するため、なかなか収益が出ない、もしくは他事業で出た利益を投資することで何とか持続している、というのが今までは一般的でした。neuetでは、街の方にも運営に参加していただくことでメルチャリも発展できるような仕組みを考え、それをサービスとして実現することによってコストもミニマイズし、事業の持続可能性を高めています。

福岡市の実証事業では、このような収益構造を福岡の都市展開だけで見たときには成り立たせることができる、すなわちユニットエコノミクスが成り立つという点を実感できたため、多都市展開に向けても見通しが立てられました。

また将来的には、ヒトの移動だけではなく、モノの移動のプラットフォームとなることも目指しています。メルチャリを使ったデリバリーサービスが新たなスタートアップによって生まれたり、モノの移動手段にメルチャリが使われたり...。電動アシスト自転車やカーゴバイクなどの開発を通じて、そういった未来も描いています。

採用チーム:
とてもやりがいがありそうですね!一緒に乗り越えていくメンバーのことも、アピールしてもらえませんか。

家本:
まず、全員がメルチャリのサービスが本当に好きで、ビジョンの実現に向かって、ひた走っています。

具体的には、カントリーサクセス(CS)は福岡、開発は東京と、物理的に離れているのですが、情報はSlackで常にやり取りしており、心理的な距離感は全く感じません。CSからあがった課題に対し、日々素早く連携し、対応・改善を行っています。

またモビリティサービス開発の特徴として、リアルな街のステークスホルダーの方との連携が大切ですが、解決するのに時間がかかるケースが多いこともあります。しかし社内で文書化して残し、時間をかけてでも、必要な改善を行い、打破していこうという文化があります。リアルの難しさを面白い!と思えるメンバーが集まっているんでしょうね。バランス感覚が高いメンバーばかりです。

そして、移動やモビリティへの関心が高く、当事者意識もとても高い。だからこそ、分からないことは、素直に「分からない」と言える文化が根付いているというか。自分にできることはないか、みな当事者意識高く考え、スピード感をもって対応しています。その意味でも、ビジョンの元に平等で、フラットな組織だと思います。

つまり、とても優秀なメンバーばかりなので、そこはぜひ安心していただきたいですね。

(福岡のカントリーサクセス)

採用チーム:
今度はプロダクトの面からお聞きしたいと思います。他社のシェアサイクルサービスとの違い、メルチャリならではの魅力を、プロダクト面から教えていただけませんか。

家本:
アプリから自転車を含めてすべてのUI/UXに自信があります。圧倒的に「誰もが直感的に使いやすい」プロダクトだと思います。また、アプリのみならず、自転車を探す、鍵を開錠する、自転車に乗る、走る、自転車を降りる、駐輪するというメルチャリ体験全体のUXを緻密に設計していることもこだわりのポイントです。

自転車実機の設計も自社で行っていることで、乗り心地やタイヤの太さへのこだわり、あるいは細かい点ですがチェーンがきしむ「ギコギコ」音がしないよう、整備・点検体制もしっかりと整えています。

あとは、プロダクトに対する距離感も差別化ポイントかもしれません。ポート外に駐輪されていた自転車をポートにお届けいただくと特典がもらえる「お手伝いライド」などがその一例ですが、メルチャリという存在を特別な時だけ使うような実生活から遠いものではなく、身近な存在として感じていただくよう工夫もあります。「自分の街のメルチャリ」として愛着を持っていただけるよう、日々努力しています。

ところで、福岡に行けばわりと頻繁にメルチャリをご利用いただいている姿を見られますし、TwitterやInstagramなどでも「#メルチャリ」と検索すると大変ありがたいことに好意的な投稿が多く出てきます。皆さまに愛されて育てていただいている、そう実感できることもやりがいに繋がっています。

採用チーム:
なるほど…、愛されている理由がよく分かりました!逆に、この部分はより強化していきたい、という部分を教えてください。

家本:
まずは今以上に安定的な稼働と、ポート数の増加による利便性の向上を実現したいですね。「乗りたい時に乗れる」ことをより高めていき、ライド数の向上を目指したいです。

そのうえで、今年中に稼働開始予定の電動アシスト自転車により、長時間の走行や坂道のある場所でも、より快適なライド体験を提供できればと考えています。また現在カーゴバイクの開発にも着手しています。欧米では一般的になっている大きな荷物も自転車でスタイリッシュに運搬できるようにするなど、既存の枠に捉われない発想で、街の移動をより豊かにしていきたいです。

採用チーム:
では中長期的なことも教えてください。現在はシェアサイクルサービスをメインに事業化されていますが、中長期的にはどのような事業を展開していきたいと考えていらっしゃいますか。

家本:
基本的には中長期的にも自転車に集中していきます。逆に今後展開しないことを明確にお伝えしておくと、今の時点では電動キックボードのシェアリングには着手しないと決めています。

私たちは、お客さまに詳しくご説明しなくても、直感的にお使いいただけることをアプリの操作性一つにしても大事にしています。電動キックボードに関しては少なくとも現時点では安全性を高めるための工夫や特区・私有地以外の公道で走行することへの規制緩和の見通しが難しい点、さらには「どなたにも安全にお乗りいただける」状況ではない、という点から事業のスコープからは外しました。皆さんに直感的にご利用いただけるサービスなのかどうかこのあたりが今後のサービス展開の判断基準になりそうですね。

採用チーム:
最後に応募を考えている方に、メッセージをお願いします!

家本:
移動の体験が大きく変わる、新たにできあがるタイミングというものはそう滅多にありません。通勤される方ならば、車通勤、電車・バスでの移動の習慣がありますし、買い物などで自転車に乗る方も、それは自分の自転車として所有することが当たり前でした。

そこに、移動という領域で、しかももっとも手軽な移動のデバイスである自転車をつかって、私たちは新しい習慣をつくろうとしています。いつもの移動を少し振り返ってみてください。こことここの間の移動があと少し便利になったらいいな、と思える場所は必ず誰もが思いつくはずです。

さらに、移動が手段だけではなく、移動すること自体が目的になるような楽しいこと、外に出ることがワクワクすることも増やしたいです。たとえばポケモンGOをあらゆる世代の人がプレイしているのを見たとき、ゲームをするためにゲームセンターに通っていた時代から、ゲームを楽しむために移動する時代になったと感じました。いつも通り過ぎていた場所にはまだ新しい発見がたくさん潜んでいるはず、それを見つける、出会う楽しさもつくっていきたいです。

こうしたことを、新たなテクノロジーやお客さま体験を考えつくしたデザインと組み合わせて実現するという壮大な挑戦をしています。この話をきいていただき少しでもゾクッときたら、ワクワクしてきたら、ぜひ応募してください!

採用チーム:
これからのneuet、メルチャリの成長が更に楽しみになってきました!本日はありがとうございました!次回はiOSエンジニアについてご紹介します。

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