こんにちは。Cellest採用広報の相良です。本日は、当社代表取締役CEO佐々木宏志のインタビューをお届けします。
社内では親しみを込めて「ヒロシさん」と呼ばれる佐々木ですが、その経歴は非常にユニークです。「小学生の頃から起業したいと言っていたんです」そう語る佐々木は、現在、ライブコマースという新しい領域で革新を起こそうとしています。
◆ ライブコマースとは
ライブ配信を通じて商品を販売する新しい形式のEコマースです。「今、ライブコマースはYouTubeの黎明期のような状況です。誰もが主役になれるチャンスがあるんです」佐々木の熱い思い、Cellestが目指す未来、そしてライブコマースが秘める可能性について、詳しくお話を伺いました。
この記事を通じて、新しいビジネスの形や、変化の激しい時代におけるキャリアの可能性について、新たな視点が得られるかもしれません。ぜひ最後までお読みください。
佐々木 宏志 / Hiroshi Sasaki
大阪府出身。小学生の頃から起業を志す。高校卒業後に就職、その後大学に進学。在学中にライブコマース事業を開始。2019年7月、株式会社Cellestを設立。現在ライブコマースのプラットフォーム「WABE」を開発中。
▐ 小学生の頃から起業を決めていた・・!?
ー 佐々木さん、小学生の頃から起業を考えていたって本当ですか…?
佐々木:そうなんです。最近、小学校の同窓会があったんですが、クラスメイトが口を揃えて「お前、ずっと言ってたよな」と。自分でも覚えていますが、周りにもそう認識されていたようです(笑)。
ー それは珍しいですね。なぜそんなに早くから起業に興味を持ったんでしょうか?
佐々木:率直に言うと、学校のシステムに疑問を感じていたんです。授業は退屈で集中できない。でも、自分なりのやり方で学べば効率的に成果が出せる。そんな経験から、「自分のルールで学校を作れたら、もっと面白い教育ができるんじゃないか」と考えていました。実は、私はかなり不真面目な生徒だったんです。学校には行くんですが、授業を聞いていられなくて。社会不適合者と言えるかもしれません(笑)。でも、そこから自分なりのルールを作りたいという思いが生まれたんです。
ー 学業の成績はどうだったんですか?
佐々木:成績はかなり良かったんです。面白いことに、授業をあまり聞いていない私の方が、真面目に受けている生徒より成績が良かったりして。ただ、内申点という評価システムがあって、これが私のような型破りなタイプには不利に働くんですよね。例えば、テストの点数は高いのに、授業態度や提出物の評価で減点されるわけです。これって本末転倒じゃないですか?授業を受けるのは良い点を取るためなのに、点数を取れている人が評価されないのはおかしいと思ったんです。
ー 確かに、そういう視点もありますね。高校卒業後の進路はどうされたんですか?
佐々木:周りが大学に進学する中、私は就職を選びました。「みんなが新卒1年目で頑張っている頃、自分は社長になっている」そんなビジョンを持っていたんです。今思えば大胆な決断でしたね。
ー それは驚きです。どんな仕事に就かれたんですか?
佐々木:奇遇にも、社長の側近のような位置づけの求人があったんです。最年少が35歳くらいの環境に、18歳の私が飛び込んでいきました。
ー その経験はいかがでしたか?
佐々木:周囲からは「異例の人材だ」とか「高校生には見えない」といった評価をいただきました。「君は凄すぎて、もうちょっと、なんというか?異常だ」みたいな反応でしたね(笑)。振り返ると、ビジネスの最前線を早くから経験できた貴重な機会だったと思います。
▐ 社会人から大学受験に挑戦、そして・・
ー その後、大学に進学されたそうですね。
佐々木:はい。実は周囲の勧めもあって、大学進学を決意しました。ただ、正直なところ大学ではあまり学業に励まなかったんです。いわゆる「普通の大学生活」を送っていました(笑)。
ー そこでライブコマースと出会ったんですよね?
佐々木:そうなんです。同級生の熊田(現在の共同創業者)が、メルカリのライブコマース機能を発見したんです。「これ、やってみようぜ」という感じで始めたら、意外と売れたんです。そこから私たちのビジネスが動き出しました。
ー 具体的にどんな流れだったんですか?
佐々木:まず、メルカリでライブコマースを始めました。その後、楽天ライブにも参加しましたが、両方とも短期間でサービスが終了してしまったんです。そこで、インスタグラムのライブ配信とECサイトを組み合わせる方法を試しました。でも、インスタライブはバックグラウンド再生ができないので、ECサイトを見に行くと配信が落ちてしまう。そういった課題に直面しながら、様々なプラットフォームを渡り歩いてきました。
▐ 株式会社Cellestって、こんな会社です。
ー それでCellestを立ち上げたわけですね。会社のミッションは何でしょうか?
佐々木:端的に言えば、ライブコマースのインフラを構築することです。私たち自身が経験した課題や、業界全体が直面している問題を解決したいという使命感があります。元々はお金儲けがメインでしたが、今では本当に使命感を感じています。
ー WABEの強みはどこにありますか?
佐々木:2つあります。1つは、優れたUI/UXです。これは7年間にわたって様々なプラットフォームを徹底的に分析してきた経験が活きています。例えば、TikTokとECサイトの組み合わせの良いところを取り入れたり、独自の分析機能を開発したりしています。もう1つは、包括的なサポート体制です。業界のトップランナーとして、利用者の皆さまに無償でノウハウを提供しています。YouTubeでいえば、ヒカキンさんが「はい、YouTubeの使い方教えます」みたいな感じです(笑)。
ー 市場の将来性についてはどうお考えですか?
佐々木:ライブコマース市場は間違いなく来ると思っています。具体的には、実店舗やECと同じくらいの規模になると予測しています。例えば、ユニクロのように実店舗とECの両方を持つ企業が当たり前になっているように、今後はライブコマースも一つのチャネルとして確立すると考えています。市場規模で言えば、日本の小売事業全体が約150兆円、そのうちEC市場が22〜23兆円ほどです。アメリカの例を参考にすると、EC市場の約3%がライブコマース市場になると予測できます。つまり、日本では約4.5兆円の市場になる可能性があるんです。
ー Cellestの今後の展望をお聞かせください。
佐々木:5年以内のIPOを目指し、ユニコーン企業になることが目標です。具体的には、ライブコマース市場の約30%のシェアを獲得したいと考えています。これは楽天やAmazonのECにおけるシェアと同等です。単に自社の成長だけでなく、ライブコマースを通じて日本の商取引に新しい価値を提供したいと考えています。例えば、自宅から出られない人や、実店舗での買い物に抵抗がある人たちに、新しい購買体験を提供できると信じています。
ー 最後に、ライブコマースに興味がある方へメッセージをお願いします。
佐々木:今がチャンスだと思います。YouTubeの黎明期のように、現在のライブコマース市場は個人が大きく飛躍できるフェーズにあります。ヒカキンさんやはじめしゃちょーさんのように、素人がトップに立てる可能性が十分にあるんです。躊躇している時間はありません。まずは一歩を踏み出すこと、それが何より大切だと思います。可能性は無限大ですよ。ライブコマースで良いか迷っている人も、とりあえずやってみることをお勧めします。YouTube以上に稼げる可能性もありますからね。
Cellestで一緒に働きたいと思った方へ佐々木さんの熱い想いは、きっと皆さんの心に響いたのではないでしょうか?Cellestは今、佐々木さんと共に新しい歴史を創る仲間を募集しています。
「自分も何か新しいことに挑戦したい」「ライブコマースの可能性を信じている」そう感じた方は個別説明会も随時受け付けておりますので、募集ページからエントリーをお待ちしております!
▽ 募集ページはこちらから!