メンバー紹介シリーズ4人目はCXOのAKIO(@akio165)にしてみましょう。なんか嬉しいことにこのフィードを読んでくれてる方が増えてきました。そんでもって書かれた本人も本当は嬉しい様子です。
翔さん、ぼく会社辞めました!
(左:AKIO、右:ぼく)
AKIOとぼくは丁度10歳離れています。つまり彼は今年27歳です。彼も前回紹介したDaichiと同じくぼくと前職が同じメンバーで、彼が社会人1年目の時にぼくが直属の上司でした。一緒によく仕事をしたり、一緒に海外へ遊びに行ったりしました。
Casieという会社を設立してから丁度1年くらい経った時に、AKIOからLINEが来ました。
翔さん、ぼく会社辞めました!お話しできませんか?
ということで梅田にある塚田農場で2人で会いました。久しぶりに会いましたが、風貌も変わらず元気そうにやってたので安心しました。
▼ 塚田農場での思い出のやり取り
ぼく「ついに会社辞めたんか〜すごいな〜」
AKIO「そうなんですよ〜ついに辞めましたよ!」
ぼく「そうかそうか〜。。。。で次は何するの?」
AKIO「はっ!?次ってどゆことですか?」
ぼく「へ?次の仕事よ。何かするの?」
AKIO「・・・・・・・・はっ?マジで言ってます?」
ぼく「えっ??なんか違う??」
AKIO「Casieにジョインするために辞めたんですけど!」
ぼく「えっ!?そうなん!?・・・・・」
社内ではいまだに押し売り入社ってイジってますが、心の底から嬉しかったですね。CasieにとってAKIOほどのクリエイティブ人材が入ってくれるのは願ってもなかったので。
こういう前職が同じで、一緒にしっかり仕事してきたメンバーで最初のチームを作っていくの正直おすすめです。仕事に関するスキルやスタンス面を事前に知ってますし。上場企業の高収入、安定収入を放り出してCasieというドベンチャーにジョインするのは普通に気合いが入ってますよね(笑)
Casieで最も成長してるのがAKIO
ここに本当のことを書くと「えっ!?Casieにジョインしたらこうなるの?ヤバない?」って思われるかもしれませんが、あえて本当のことを書きます。
(その1)BASEで鬼の現場研修
AKIOはまずCasieにジョインして数ヶ月間、BASEに缶詰されました。作品の開封、梱包、額装、撮影、商品登録などなど。。。。上場企業の社員だったのに現場作業、力仕事の連続。当時はアルバイトメンバーも少なかったので仕事量はハンパなかったです。
(その2)AKIOくん、明日からデザイナーなって!
プロダクトに関するデザインはそれまで全部ぼくが作ってました。別にちゃんと勉強したわけじゃなくて、Keynoteで作ったデザインをそのまま画像貼り付けるスタイルのプロダクトでした。
ちゃんとデザインの基礎から勉強して、Casieの世界観作っていけたらいいな。そう思い立ったぼくは「AKIOくん、明日からデザイナーなってくれ」とお願いしました。
AKIOはデザイン系の本読んでたり、ファッションが好きだったりしましたが、当時Adobeツールも使えなかった(はず)。そんな中彼は必死で勉強をスタートさせました。Casie社内では誰もデザインを教えてくれる人がいなかったので、Twitterで師匠となる人を複数人見つけてお近づきになったり、オンラインサロンとかに入ってネットワークを広げたりしながらメキメキと力をつけていきました。
ぼくの持論ですが、優秀なデザイナーって言語化できないものを言語化できる人だと思ってるんです。アウトプットのそれを初見の誰もが「おお!なるほど!そゆことか!」みたいな感じで。 AKIOはそれに近いんですよね。(まだ下手ですけど。てかぼくはできませんけど)
(その3)明日からCSSとHTMLやろか・・・な!?
次から次に新しいLP企画が生まれてました。マーケのABテストがこの頃から盛んになったのもあります。圧倒的にフロント描けるリソースが不足してたので、AKIOがAdobeXDで作ったデザインを実装するのにかなり時間がかかってしまうようになったのです。
あと1人、あと1人AKIOのデザインを描けるコーダーがいてくれれば、もっと速く結果が出せるのに。。。。。と考えたぼくは「よし、AKIOくん。君明日からCSSとかHTMLとか描ける人になろうか!」とお願いしました。
共同創業者の宏輔にベタ付きで全くの未経験であるコーディングを毎日、毎日、毎日レッスンを受けながら「現場で仕事は覚えろ!」「間違えてもいいからやれ!」って教育スタンスの宏輔の厳しいトレーニングを耐え切って、結果的に今では深く考えたデザインを自分で実装できる凄い人になりました。
(その4)世界観の統一を全部やってくれまへんか?
AKIOはとても勉強熱心で、ほんとメキメキとスキルを上げていきました。ぼくと正反対な素質の1つとして「じっくり、深く、ゆっくり考える」というのがAKIOの良い特徴。だからアウトプットの質が高いんですよね。(スピードは遅いけど)ディテールまでこだわるし、他の企画やチームとのブリッジもうまく繋ぎ合わせる。ユーザー、アーティストの生の声や、データの動きとか見ながらマーケットフィットのアプローチが非常に上手。
「ということでAKIOくん、明日からCXOな!Casieの世界観統一を全部頼むわ!」とお願いしたところで現在に至るという話です。
お前は何屋さんなん??
ぼくは結構昔から一緒に仕事をするメンバーに「お前は何屋さんなん?」って質問をします。飲食に置き換えるとイメージしやすいのですが鰻食べたかったら鰻屋に行くじゃないですか?「何でも出せるお店です!」って店よりも鰻屋に行きたいじゃないですか。
これって仕事にも置き換えることができると思ってて、「あなたにこれをお願いすれば、間違いなくチームで一番のパフォーマンスを出す」って感じ。つまりどんな暖簾を掲げることができるのか。みたいな?
結構何でも卒なくこなしますよ!って人より圧倒的に魅力的なんですよね。この専売特許みたいな暖簾を掲げることができればどんな職場でも頼りにされるし、メンバーもついてくる、尊敬される。
暖簾を掲げるようになって、一人前なんですよね。
ではどうしたら暖簾を掲げることができるのか。これは今の時代に超絶逆行しますが、与えられる業務以上に自分で努力して実力を上げていく。つまり量なんですよ、仕事量、業務時間が多いほどズバ抜けられるんですよね。
AKIOにぼくがよく言ってた励まし言葉が、
「ここ、今ここ。一線やで。この一線超えたらお前は間違いなくその他大勢から抜け出す!」
え〜っと・・・・。今回は正直に書きました。めちゃくちゃブラックな会社に見えてしまうかもしれませんがAKIOはCasieのこと超絶ホワイトカンパニーだと公言してましたよ!(今から彼に調整をとり、ツイートさせます)
おしまい。