なぜ、私たちは存在するのか?応募をする前に是非知ってほしい! ケアネットが解決する医薬品業界の課題と社会的意義
こんにちは!株式会社ケアネットで採用担当です。突然ですが、皆さんは就職(転職)活動をしているときに、企業のどのような点を重視しますか⁉ 職種や年収など様々な要素があると思いますが、会社や事業の社会貢献性を重視している方も多いのではないでしょうか。 採用という仕事柄、会社のことを説明する機会がしばしばありますが、その際にはケアネットの事業の社会貢献性や社会的意義について、よくご質問をいただきます。
実は、私自身も医療業界でなんとなく社会貢献性も高そうだな、という漠然とした考えでケアネットに興味を持ちしました(笑)。ですが、知れば知るほどケアネットは社会にとって必要不可欠な役割を担っていると感じています。
今回は、ケアネットのビジネスの「存在意義」について、医薬品業界が抱える構造的な課題と、それに対する私たちが行っていること、そして社会にもたらす価値という観点から、少し詳しくお話ししたいと思います。
1. 意外と知らない?「医療用医薬品」と「OTC医薬品」の違い
説明の前に少し、豆知識なのですが、実は医薬品には2種類あり、皆さんが薬局やドラッグストアで気軽に購入できる「OTC医薬品」(一般用医薬品)とは別に、医師の診断と処方箋に基づいて処方される「医療用医薬品」があります。
- 医療用医薬品: 医師の専門的な判断が必要で、効果が高い分、副作用などのリスク管理も重要な医薬品。主に病気の治療に使われ、健康保険が適用されます。
- OTC医薬品: 比較的副作用のリスクが低く、セルフメディケーション(自己治療)を目的とした医薬品。風邪薬や鎮痛剤など、軽度な症状の緩和のために使われます。
ケアネットが事業の主軸としているのは、この「医療用医薬品」の情報流通の世界です。人の命や健康に直結するからこそ、そこには非常に繊細で、正確な情報コミュニケーションが求められます。
2. 製薬企業の苦労:薬の開発にはお金がかかるのに、、、
医療用医薬品の新薬開発には、一般的に、10年から15年もの歳月と、数百億円から数千億円もの費用が必要といわれており、製薬企業は莫大な手間とお金をかけて、我々人間の健康を支えてくださっています。しかし、そんな製薬企業の頭をさらに悩ませるのが特許の問題です。
開発してしばらくすると特許が切れてしまい、皆さんもよく薬局で聞かれるジェネリック(後発)医薬品が市場にでてくるのです。開発に莫大な投資を行う製薬企業にとって、特許期間はまさに時間との戦いです。特許が有効な間に、投資を回収し、次の研究開発へと繋げる収益を最大化しなくてはなりません。そのため、新薬の情報をいかに早く、そして広く、処方する可能性のある医師たちへ届けるかが、経営の生命線となります。もしここでつまずくと、新薬の開発は困難になり、最悪の場合、新たな薬が生まれない恐ろしい未来もありえるのです。
さらに近年、医薬品開発のトレンドは大きく変化しています。がんや生活習慣病といった領域に加え、患者数が非常に少ない「希少疾患」や、高度な専門知識を要する「スペシャリティ領域」の医薬品が次々と登場しています。
これにより、製薬企業は新たなジレンマに直面します。
- 広く届けたい: 新薬の売上を最大化するためには、一人でも多くの医師に情報を届けたい。しかし、企業の営業担当者(MR)だけで全国の医師を網羅するには限界があります。
- 的確に届けたい: 希少疾患の薬は、それを本当に必要とする患者さんを診る、ごく一部の専門医に情報を届けなければ意味がありません。広範囲なプロモーションは非効率なだけでなく、情報のノイズにもなり得ます。
このように、「広く、効率的に」そして「狭く、的確に」という、一見矛盾するような情報提供を両立させることが、現代の製薬企業に課せられた大きな課題となっているのです。
3. 私たちのソリューション:20万人を超える医師基盤が実現する「医薬DX」
この複雑な課題を解決するのが、ケアネットの「医薬DX支援」です。私たちは、20万人以上の医師が日々利用するプラットフォームという、他に類を見ない強力な基盤を持っています。これを活用し、製薬企業の情報提供活動を根底から変革します。
- 新薬の売上最大化を支援(広く、効率的に): 製薬企業が新薬の情報をいち早く多くの医師に届けたい場合、私たちのプラットフォームは絶大な効果を発揮します。ウェブ講演会やオンライン説明会を実施すれば、MRが数ヶ月かけて訪問するような数の医師に、わずか一日でアプローチすることも可能です。これにより、特許期間中の貴重な時間を最大限に活用し、収益最大化に貢献します。
- スペシャリティ領域での的確な情報提供(狭く、的確に): 「この希少疾患を診ている医師は、全国にどれくらいいるのか?」ケアネットは、保有する豊富なデータを活用し、極めて専門的な情報を必要とする医師を的確にターゲティングできます。これにより、製薬企業は無駄なコストをかけることなく、本当に情報を必要とする医師に、必要な情報だけを確実に届けることが可能になります。
つまり、私たちは、単に情報を右から左へ流すのではなく、20万人以上ものお医者さんが使うプラットフォームを通じて、正しい情報を、それを本当に必要としている人へ届けていくことで、製薬企業や薬を利用する医師や患者の方を支えています。
4. ケアネットが生み出す価値:持続可能な医療と、より良い社会の実現
私たちのビジネスは、製薬企業の収益に貢献するだけにとどまりません。その先に繋がる大きな社会的価値の創造を見据えています。
- ① 持続的な医薬品供給への貢献: ケアネットのサービスによって製薬企業の情報提供活動が効率化され、収益性が向上することは、企業の経営体力を強化します。それは、次の革新的な医薬品を生み出すための研究開発(R&D)投資へと再分配されます。私たちが製薬企業の収益に貢献することは、社会全体にとって不可欠な「持続的な医薬品供給」を支えることに直結しているのです。
- ② 情報格差をなくし、患者を救う: 本当に情報を必要とする医師へ、的確に、迅速に情報が届く。これは、患者さんの運命を左右する極めて重要なプロセスです。特に希少疾患や難病の領域では、情報不足が適切な治療へのアクセスを妨げる一因となっています。私たちが製薬企業と医師を的確に繋ぐことで、これまで見過ごされていたかもしれない患者さんに、最新の治療法が届く可能性が生まれます。それは、まさしく「救える命を救う」ことに他なりません。
5.最後に
いかがでいたでしょうか!? ケアネットでの仕事は20万人以上の医師が集うプラットフォームを活かし、大きな社会課題に立ち向かうインパクトの大きいものになると思います。
医療に貢献してみたい、大規模なプラットフォームを活かしたダイナミックなビジネスに関わってみたい、そのように感じた方は一度、私たちの話を、聞きに来てみませんか?
医療の未来を、テクノロジーの力で、もっともっと良くしていく。そんな挑戦を、一緒にできる仲間と出会えることを、心から楽しみにしています!
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