新しい事業部の立ち上げメンバーとして入社後、わずか3ヶ月目にしてチームのリーダーに昇格。
右も左も分からない状態の中、子育てと仕事を両立させる日々。
そんな彼女は何を糧に、何を思い、日々の業務に取り組んでいるのか…
子供を持つママ社員、パパ社員には必見の記事となっております!
▼富田 香奈(トミタ カナ)
青山学院大学卒業後、妊娠をきっかけに沖縄にUターン。
友人の誘いを受け、2019年にシーエー・アドバンスへ中途入社。
オンラインアシスタントの立ち上げリーダーとしてチームを率いる。
その後、2021年5月にマネージャーへ昇格
生まれ育った沖縄へのUターン
ー自己紹介をお願いします!
沖縄出身の26歳、富田 香奈です。
シーエー・アドバンスに入社して、もうすぐ2年2か月になります。
高校まで沖縄にいて、大学は東京に行っていましたが、就職活動中に妊娠が発覚し、沖縄に帰ってきました。
私はこれまで飲食店以外で働いたことがなく、就職活動の際もベンチャー企業は視野にすら入れていませんでした。
大学時代は経済学部だったので、どちらかと言えば商社とか金融業界に興味をもっていました。
そんな中、人生で初めて就職したのがシーエー・アドバンスで、当初は「ITで働きたい!」と思って入社したわけではなかったです。
きっかけとしてはアドバンスでインターンに参加していた同級生から「絶対私に合うから!!」と
連絡をもらったことでした。
その後、会社見学をして、三日後に面接を受けて、その一週間後にはアドバンスに働いていたので、
今考えると結構スピード採用だったかなと思います(笑)
ー普段はどういうお仕事をされているのですか??
親会社のサイバーエージェントでGoogleとヤフーの営業コンサルをやっている「第二本部」という所のアシスタントをしています。
基本何でもやっていて、全部署で「うちの対応じゃないです」と言われた案件がだいたい私のチームに回ってきます。
難しいことでいえば、「こういうものが見たいからこういう表作ってよ」という依頼から、「その時期のトレンドを検索してキャプチャ撮って送ってほしい」とか、本部の活性化でやるキャンペーンの毎週の数字の更新だったり、朝会資料や締め会資料の更新とか、そういう地味なことまでやっています。
IT企業と聞くと、プログラミングやExcelのスキルが必要かな?とやや不安でしたが、そんな心配は不要でした。
Excel未経験の方には、入社後数日間は簡単なTwitterのトレンドチェックのような業務を対応してもらったりしています。
そういう簡単な業務から広告業界の第一歩を踏んでもらい、少しずつExcel、スプレットシート、パワーポイントを教えていきスキルをつけてもらうので、最初は知識も技術もゼロで全然大丈夫、未経験者大歓迎です!
ーUターン組みだと思うのですが、子育てをしながら沖縄に戻るとき迷いなどはありませんでしたか?(給与面や保育園の事も含めて)
もちろん迷いもありましたが、生まれ育った沖縄と東京とでは暮らしやすさが全く違います。
物価も違うし、沖縄だと電車移動がだいたい車になるので、それも楽です。
あまり給料の面での心配はしてなかったですね。
東京をはじめ首都圏でも大きい企業だと、成果を出さないと評価してもらえないものはもらえないので。
沖縄でもその辺は一緒だろうなと思っていました(笑)
子育てと仕事を両立するための葛藤
ー何を基準にこの会社で働こうと思ってたのですか?
もともと子供もいたので、定時で帰れるか帰れないかの基準で就職活動をしていました。
シーエーアドバンスの面接でそれを確認した時に「定時で帰宅できますよ」と担当者に言われて入社を決意しました。
今は18時になったらお迎えに行かないといけないので、8割定時、2割残業という働き方ですね。
面接時には、ママとして長く働くことを意識して定時帰宅を確認しましたが 入社以降、キャリアもやっぱり諦めたくなくて。
去年とかは頑張り時だと思っていたので、お迎えを母にお願いして、出来る限り残業するようにしていました。その頃は子供との時間を大切にするというよりは、仕事を頑張る1年でした。
それでも、定時で帰宅が必要な時は自分で裁量権を持って帰宅していました。
チームメンバーとも仲が良いので「この日は保育園お迎えあるので定時で帰るね」と言いやすい空気があったのも良かったなと思います。
ー子育てと仕事を両立させるうえで会社・同僚のサポート体制はどうですか?
会社も同僚もすごい協力的でとても助けられてます。
会社独自の制度で「ママサポ(注1)」という制度があるのですが、その制度にもすごく助けられてます。
私の場合、子供の熱などで呼び出されたことが2,3回とかしかないのですが、どんなにミーティングや、やる事が溜まっていても周りが「えー、早退するの?」という雰囲気には絶対ならないんです。
逆に周りも「それは大変だ!早くお迎えに行っといで!!」という空気感。
それはアドバンスだけではなく、本部(サイバーエージェント)もそう。だからすごく助かってます。
ママ社員にとって、とても優しい会社だと思います!
(注1)ママサポとは?
サイバーエージェントグループ独自の福利厚生で、ママ社員に特化したサポートになります。
ー富田さんなりのプライベートと仕事の両立の仕方を教えてください!
私、プライベートと仕事の境目がなくて、グレーなところにいます。
趣味とかもあまりなくて、お酒飲んでるか飲んでないかしかないです(笑)
お酒飲んでるときは、仕事のこと全く気にしないけど、それ以外の時は暇でやらなきゃいけない仕事があったら土日とか、終業後でもパソコンを開いてしまいます。
でも全然、苦しくもなくて、むしろ楽しいです。
自分は結構、特殊な方だと思っていて、だからメンバーには、「退勤したら絶対チャットワーク見ないで!相当事故った時だけは対応してほしいけど、それ以外は全く気にしなくて大丈夫!」と伝えるようにはしてますね。
個人的に、仕事をする上で、上司の人間味がみれたら嬉しいタイプなので、私自身、人間味を出すことを意識しています。
なのでメンバーにも全然弱音も吐きますし、今日はメソメソモードですっていう日ももちろんあります
ー仕事とプライベートを両立しつつ活躍していると思いますが、始めからその働き方ができたのですか?
いや、全然出来てなかったです。むしろ、最初はどちらかしか無理なのではないかと思っていました。
母親業するなら母親業だけだし、仕事頑張るのであれば、残業もしないとだめなのかなと…
入社して1年くらいは悩んでいた時期もありました。
でもやっていくうちにつれて「そんなことない!」と気づき始めたといいますか。
立ち上げリーダーかつ、一児のママという立場で前例がないからこそ、どうしたら評価されるのかを悩んで考えて、それこそ、ひたすらがむしゃらにやり続けていました。
ですがある日、こんなに自分を追い詰めて、がむしゃらにやらなくても評価されるのだということに気づきました。
直接、上司に聞いたわけではないのですが、ちゃんと自分の頑張りを見て評価してもらえている、本部(サイバーエージェント)やメンバーの信頼も獲得していると思った頃から安心して自分のペースで、家庭と仕事のどちらもバランスよくっていうのが出来るようになりました。
さらなる高みを目指して
ーマネージャーとリーダーでギャップに感じたことなどはありますか?
実際にマネージャーをやってみて、経営陣とメンバーとのギャップを初めて直に感じるようになりました。
メンバーは新人さんが多いということもあり、目先のタスク数や業務のことに目線が行きがちですが、経営陣は中長期的な事業戦略、どう成果をだすのか?という文脈で常に会話しています。
特に、未経験で入社した新人メンバーには経営陣の考えを伝えきるには中々ハードル高く、フォローが必要な場面があり混乱することも多々ありました。
そのギャップを私がいかに埋めるのかという課題解決の部分が私の役目だと思っています。
マネージャーになって3ヶ月。
私は、経営陣とのミーティングの後は必ずその内容を朝会だったり、締め会などでメンバーにも逐一、共有するようにしています。
その取り組みによって、少しずつ経営陣とのギャップが解消されている事を実感しています。
ーマネージャーのやりがいを教えてください!
自分でチームを率いるにあたり、組織としてどう成果を出すのか?という視点で目標を立て、いかに達成させるのか、そのプロセスを考え実行することがやりがいに感じました。
これまでは自分が頑張るというのが主だったのですが、今はいかに皆を活躍させられるかなどを考えて、メンバーと面談したり、 皆で毎日、目標に対しての達成率というのを見て、締め会などで達成できたね!と喜び合ったりと、主語が自分から組織に替わり「チームを率いています!」という事を実感できるのもやりがいの一つです。
私自身「自分が一番業務を持ち、自分が一番色んなこと知って、組織成果を出す」という上司を目指していて、メンバーには私の背中を見て、頑張りつつも最終的には追い越していってほしいなと思っています。
ー困難な状況はどのように乗り越えていますか?
私、人生で一度もまだ苦しい経験を体験したことがなくて…
私の中で「苦しい」っていう感情が一時的で、仕事のストレスとかもいつも一瞬で終わっちゃいます。
多分、普通の人よりストレス耐性がつきすぎているのだと思います(笑)
「いつも楽しそうだね」とか「辛い時ないんじゃない?」と言われますが、「本当に辛い」ということがないのです!
「うわ、苦しい…」って思うときもあったりするのですが、「さっさと解決しよう」の方が先に来るので、まだ人生で壁という壁にぶち当たったことないのだと思います。
大学四年生の時に就職活動も失敗してて、普通なら「挫折」と捉えると思いますが、お酒飲んだら全てリセットされるタイプなので、苦しい時もほんの一瞬です。
過去に経験したことも、振り返ると苦しかったかもしれませんが、感情や不安、迷いよりも「まず乗り越えよう!解決しよう!」という思考になるので全て糧になっている気がします。
毎日の仕事も、月曜が終われば5分の1終わった~!火曜が終われば5分の2終わった~という考え方をしていて、変なところで楽観主義を発揮しています(笑)
私の中で、良い意味で「嫌になったらやめてしまえばいい」というのがあって、仕事に関しても何に関しても、自分の人生に関しても、ときめかないことはしたくなくて…。
嫌になったらやめよう!と思って生きてはいるのですが、今のところ全然嫌になりません!
自分が苦しいと思ったら苦しくない環境にすぐ移動するようにも心がけつつ、夢中になれたり、ときめきを大事に仕事に向きっています。
働き方と今後のビジョン
ー子供との時間はどうやって作っていますか?
シングルマザーだったので、子供との時間を作るという考えではなくて、必死に働いてお金を稼がなきゃっていう思いが大きかったです。
ただ、コロナの影響もあり在宅ワークが7割になったことで必然的に子供との時間も意識するようになりました。
せっかく、リモートワーク推奨になっているということもあり、意図的に保育園をお休みさせて、自宅保育で子供と一緒にリモートワークをするようにしています。
仕事しながらちょっと空き時間があったら子供と遊んでっていうのを最近、週1,2回くらいの頻度で実践するようにしています。
ー最後に今後の目標を教えて下さい!
今後の目標は、以下の2つです。
・女性、母親が何にも縛られず活躍できる環境を女性の最前線に立って創っていくこと。
ママ社員としてのロールモデルになりたいです。
・シーエーアドバンスの社員が「うちの会社は良いよ!」と自信と誇りを持って、
周囲に言うことが出来る環境を創っていくこと
どこの会社もそうですが、経営陣とメンバーの考えのギャップを埋めることが一番の課題であり、その課題を解決することが会社が成長できる一番の近道だと思っているので、全ての社員が充実して楽しく健やかに働いていける会社を創っていきたいです!
それに加えて、入り口の面接などで「子供います!」というと、あまり会社によく思われないという風潮が世の中まだまだ沢山あると思っています。社会全体の課題ですね。
シーエーアドバンスには、いざという時、リモートする環境も整っているのと、子育てに関しては結構柔軟だと思います。
それをもっと沢山の方にに知ってほしいし、もっともっと良い会社にしていきたいですね。
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