What we do
盆宿Uは、2025年4月19日に開業した'お盆'と'西馬音内盆踊り'をテーマにした「泊まれる文化交流施設」です。
秋田県南に位置する羽後町西馬音内きっての大地主であった柴与家(柴田与之助家)の一族が暮らした築180年の商家を引き継ぎ、改修。既存建築を活かした空間を通し、地域の文化や歴史を体感できる施設として生まれ変わりました。
【魂と共に踊るまちで、めぐり、ゆらぎ、つながる場所】
先祖の魂を迎え、人々が集い、にぎわう「お盆」。
秋田県羽後町で700年以上続いてきた
日本三大盆踊りのひとつ、「西馬音内盆踊り」。
盆宿Uは、
お盆と西馬音内盆踊りをテーマにした「泊まれる文化交流施設」です。
人と人との交流を通じて、より豊かで魅力的な地域や文化を創造します。
にぎやかで幻想的。鮮やかで幽玄。
彩と幽が混ざり合う西馬音内盆踊りの世界観と、
歴史を重ね踊り継いできた地域の魅力を体感する、
時と空間を提供します。
宿、サウナ、パブリックラウンジ、コミュニティースペース。
外から来る人も、内に住む人も、境界が溶け合うように
めぐり、ゆらぎ、つながる場所へ。
Why we do
かつて本荘街道の宿場町として、また、日本一広い盆地と言われる横手盆地のなかでも大地主が集まる商家町として賑わった秋田県羽後町・西馬音内。
柴与家(柴田与之助家)は、そんな西馬音内きっての大地主であり、その一族は経済、政治、文化、さまざまな分野で地域に多大な貢献をしてきました。
私たちは、地域に貢献し、⼈びとから愛されてきた柴与家が、180年に渡りその暮らしを営んできた特別な空間を、「盆宿U」として引き継いでいきます。
たくさんの想いの詰まった歴史的建築物を、未来に引き継いでいくために。
700年もの時を超え、踊り継がれてきた「西馬音内盆踊り」と、それを支える地域の魅力を、より多くの方々にお伝えするために。
そして、関わるすべての人の暮らしがより豊かに、より魅力的なものとなるように。
How we do
広大な敷地をエリアごとに「幽」「結」「遊」の3つのテーマを設定。敷地全体を使って"西馬音内盆踊り"と"お盆"を体感できる施設を目指しています。
秋田県南特有の建築様式である内蔵3棟は、地域の文化を存分に体感できる客室とサウナへ。「幽」のエリアとして、西馬音内盆踊りをイメージした幻想的で幽玄な空間となっています。
米蔵は、一族が別荘の庭園を公園として地域に開放していたことから着想を受けて、誰もが自由に使えるカフェ&バー併設のパブリックラウンジに。「結」のエリアとして、お盆で親族が集まり語らい合うように、ソトとウチを結びます。
まちのメインストリートに面した母屋は、「遊」のエリアとして展示やPOPUP、講座、アートプロジェクトの制作会場など各種交流の場として開かれています。
日々の暮らしに追われてしまいがちな現代において、地域の文化を知ること、そして体感することは簡単なことではありません。そこで盆宿Uでは、音楽や食、書籍といった親しみやすい媒介を切り口に、地域の文化と日々の暮らしをつなぎなおすさまざまなイベントも定期開催しています。
地域で培われてきた文化を尊みながらも、これまでとは異なる楽しみ方・交流のかたちを掛け合わせることで、これからの暮らしに必要な文化を問うとともに、地域に暮らす人はもちろん、地域を訪れた人との交流を通じてこれからの文化の在り方を探っていくことも、私たちの役割だと考えています。
盆宿Uは、生者と死者の境界がゆらぐお盆のように、地域の「ウチ」と「ソト」を、人と人を、文化と人を、この場を通して緩やかにつなぐことで、より豊かで魅力的な地域や文化を創造することを目指しています。
開業して6ヶ月が経ちました。
私たちの目指す場所に辿り着くために、やりたいこと、考えること、しなくてはいけないことが、まだまだ山積みです。
だからこそ、同じ想いを持ちながら、それぞれの能力の最大公約数をもって、理想をカタチにしていける仲間が必要です。
「より豊かで魅力的な地域や文化を創造」するために、
共に思案しながら邁進していける方に、この募集が届くことを願っています。