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ECサイトをメディア化するメリット

多くのEC事業者の方は、楽天やアマゾンを代表とする大手モールへの依存から、自社の本店ショップへ集客し、売上を上げることを目指されていると思います。

特に本店ショップに力を入れている方は、商品に自信があり、より多数の方にこれら商品をアピールする場を求めていることでしょう。

しかし、SEOやリスティングを代表とする集客手法を取り入れても、なかなか思うように順位が上がらず、また費用対効果にあう売上に結びついてないケースが多いのが現状です。

通常のECサイトでは、商品に関連する画像と説明文を掲載しただけに留まり、検索エンジンに好まれるような作りになっていないものがよく見られます。

そこで注目されているのが、ECサイト自体をメディアとして捉え、商品説明だけに留まらないコンテンツを用意することで集客を強化し、購買力を高めていく手法になります。

以下では、ECサイトをメディア化することによるメリットをご説明します。

コンテンツを強化することで対象キーワードの範囲を広げられる


ECサイトに商品名や簡単な商品説明の掲載だけでは、検索エンジンを利用しているユーザーからの集客はなかなか見込めません。

なぜならそれらの情報だけでは、対象にできるキーワードが少なく、その商品を既に知っている、もしくは類似商品を探しているといった顕在層が利用しているキーワードにしかにリーチできず、対象範囲を広げることが困難だからです。

しかし、検索エンジンを利用し情報を探しているユーザーは、顕在層だけではなく、購入する商品こそまだ特定してなくても、積極的に商品に関連する「使い方」「選び方」「こだわり」「メリット・デメリット」などの情報を探している、アクティブなユーザーが数多く存在します。

それらユーザーに商品の説明だけではなく、商品に対するこだわりや想い、商品が誕生した開発秘話など自社の商品の魅力に繋がるコンテンツを掲載し、まだ「買いたい商品を定めていないユーザー」が知りたい情報を提供することで、貴社がこだわっている内容や本当に見て欲しい情報とユーザーが触れ合える重要な機会が秘めています。

さらに、そのようなきっかけで訪れたユーザーが情報に触れることで理解・説得が進み、商品を購入することになれば、貴店のファン作りの大きな第一歩となり、長期的な優良顧客としての関係を築くきっかけにもなり得ると考えています。

自社スタッフがコンテンツを作ることで製品への知見が深まり、新たな発見・気付きが生まれる


メディア化すると言葉で言うのは簡単ですが、実際にそれを実行していくためには相応の時間と労力が必要となります。

まず、どのようなコンテンツを発信していくのか。この設計が非常に重要になりますが、ハードルの高いテーマだけに絞ってしまうとなかなか思うように進みません。まずはご自身でも気軽に更新できるテーマを考えてみて下さい。

例えば、アパレル向け商品を取り扱っているショップでしたら代表的なものにスタイリング(必ず、着用しているアイテムも紹介する)やショップブログもいいと思います。ショップブログでは商品に関係するものだけでなく、スタッフの紹介や店舗の周辺環境、四季折々の季節の情報など、まずは日々更新できる事を重視します。

また食品を取り扱っているショップでしたらレシピや生産者の紹介、産地の紹介なども重要なコンテンツになります。

ご自身でも更新できる簡単なものから始め、徐々に難易度の高い専門的な知識が必要なものや、専門知識を持ったスタッフの方へのヒアリングやインタビューなども交えながら更新していくコンテンツを増やされていくと良いと思います。

​​​​​​​そうすることで必ず、自社製品に関する知見が広がり、これまでに比べそれほど労力を掛けずにコンテンツを作成することができるようになってきます。

コンテンツは長期的な資産


最大の価値はコンテンツは長期的に資産化されていくことにあると思います。

コンテンツは全て検索エンジンに認識され、コンテンツを作成されたときだけではなく今後も絶えず(圧倒的なトラフィックを生み出すわけではない)集客を見込める資産となっていきます。

作成後、すぐに思ったような集客を生み出すものではありませんが、蓄積していくことでサイト自体のパワーが上がり、ECサイト全体に大きなメリットをもたらしていきます。

それらコンテンツには購入に繋がる自社の製品を紹介できるコーナーも設けていきますが、1点気をつけたいのが、折角そのコンテンツを訪れたユーザーへ、既に終売したものや在庫切れになった商品が掲載されてしまったままになっていることです。

​​​​​​​過去記事もある一定のタイミングで見返し、商品情報を差し替えるや、人気商品ランキングなどシステムから生成される商品リンクを掲載できる場合は、それらを掲載することをおすすめします。

(Media EC FANTASでは、記事に対して最新商品のみやカテゴリ別人気商品のみを掲載する事もできるので、
そのような心配はありません)

本店ショップでECサイトを成功するには、集客力を高めることは必要不可欠です。

集客力を高める手法は数多くありますが、広告のように大きな予算を投下していくか、今回ご紹介したようなコンテンツを蓄積していき、自らのサイトパワーを高めていく事も考える必要があります。

後者に相応の時間と労力が必要になりますが、サイト自体に力を付け集客に成功すれば、その後は好循環なサイクルを生み出すことができていきます。

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