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Vo.6:続・オリンピックに警察庁!? 大チャンスに背水の陣で挑んだ開発秘話
失敗=B-EAR廃業!?諦めないから、今がある。諦めないから信頼してもらえる。「B-EARさんなら作ってくれそうな気がして」警察庁の発注数はトランシーバー(のちのBRIDGECOM X10)とアクセサリー類を合わせたセットを366セット。過去の案件で、一度にこれほどの台数を出したことはなく、私達にとっては大きな挑戦であり、喉から手が出る程取りたいお仕事でした。開発費が回収できる商品単価を設定し、入札で受注を勝ち取ることができれば、購入者が警察庁さんですので、銀行は必ず全額融資してくれ、開発することができると見込んでいました。大きなチャレンジであることに変わりはありませんが、この上ないビッ...
Vo.3:優先すべきものを見極めよ
BRIDGECOM X5の売れ行きは伸び悩み、私ベアは心身共に疲れ、弊社ベアリッジは倒産の危機にまで追い込まれました。しかし、製品を売るには「代理店を活用する」という一つの鍵を見つけ、その鍵を頼りに売上を上げるべく私は突き進み出しました。しかし、しかし、その先に待ち構えていたのは...どこへ一体何をすれば製品が売れるのか、皆目検討がつかず、またお客様・ユーザーにとってメーカーからの直売りすることが最良なのだと私は思い込み、迷走しておりました。業務用製品は、特殊な機能があり、価格は安くなく、各メーカー様々な種類の製品があり、また製品選択を誤ると現場の作業効率や生産性にもかかわるので、ユーザ...
Vo.1:B-EARブランド誕生秘話
「申し訳ないが、君の会社とは契約できない」私が思い描く通信技術を持った企業を見つけるべく、足を運んだ香港での展示会。ようやく出会えた理想の製品を前に、その製品を開発した韓国人社長から淡々と告げられました。「近いうちに日本の大手のどこかと契約するから、そこから製品を買ってくれ」それも当然のこと、当時の私の通信機器に関する知識量は、ほぼ素人同然。会社の規模を考えても、大手企業と契約した方が相手のメリットは大きい。しかしそんな勝ち目の薄い状況でも、私はその製品に一目惚れをしていたので、簡単には引き下がれませんでした。展示会から1ヶ月後、私は一目惚れした製品を手掛ける韓国の開発会社、韓国人のステ...