ゆるインタビュー第5弾は営業チームより、あすみさん(以下、(あ))です!
あすみさんは新卒入社組。
(あ)はい、3年目になります。あっという間だった……。
もともと広告業界志望?
(あ)興味を持ったのは高校生です。キャノンのCMを見て……コピーと音楽、ビジュアルのすべてがとても素敵で。30秒という決められた枠の中で、伝えたいメッセージがぎゅっと凝縮されたそのCMに魅了されたんです。以来ずっと広告制作に心惹かれていて、就活も広告第一志望で。代理店はいろいろな商品を扱えるので、飽きっぽい自分にぴったりだと思いました(笑)。
“ビーコンだった”理由、他にもある?
(あ)まず外資系がよかった。さらに言うと英語をメールでちょろちょろっと使うとかでなく、英語での交渉やディスカッション、コミュニケーションを日常的にしているところがよくて。あとは雰囲気ですね。日本企業もみたけど、社員を何万人と抱える大企業より、自分が頑張ればいろんな人と知り合えて、一緒に仕事もできる数百人の規模感が自分には合っているなと。
すごいちゃんとしてる……。仕事の内容については?
(あ)元々はむしろビジュアルに関わる何かがしたいと考えていました。けど、広告業界でやっていくなら、まずはお金まわりやスケジュールの管理、仕事全体を俯瞰で見てディレクションを出す営業の仕事を経験することが必要だと思って志望しました。特に場を仕切ったり、人を動かすことは苦手意識もあってこれまでやってこなかったことだから、大変だけど修行みたいな感覚で取り組んでます(笑)。
どうでしょう、入社してから今日までを振り返って。
(あ)大変でした(笑)。外資系大手消費財メーカーの複数ブランドを担当していますが、1年目はほぼ言われたことをやるだけで、チームのディスカッションについていくのがやっとだった。全然ダメダメでしたね。ところが2年目から急にチームメンバーの入れ替わりが続いて、営業で唯一の初期メンバーだった私がリードせざるを得ない環境に。そこからはもう必死で……。ほぼ記憶ないです(笑)
いきなりチームを引っ張るポジションに!チームは何人ぐらい?
(あ)営業は3人体制で、他にクリエイティブのメンバーがいてだいたい10人くらいのチームですね。
なかなかのサイズの所帯のリードを急に任された。それもう状況一変しますね……。
(あ)トライアンドエラーで、とにかくやりながら体で覚えていった感じです。ひとつ大きなキャンペーンがローンチしたのも大きな自信になりました。そのうちに、ディスカッションの中でも物怖じせず発言したり、質問にきちんと返せるようになったり、クライアントともしっかりコミュニケーションできるようになっていって。
素晴らしい成長。しかし当時は大変だったでしょうね。
(あ)当時は「自分でなんとかしなきゃ」と思っていたので、うまくチームに頼ることができませんでした。突っ走って、疲れてきた私を救ってくれたのがチームの人たちだった。「あすみちゃんが大変なことみんなわかってるよ」って言ってもらった。手を差し伸べられて、「あ、頼ってもいいんだ」って思いました。仕事もだけど気持ちごと救ってもらいましたね。それからはいろんな相談に乗ってもらってます。
メンバーにはあすみさんの頑張りがちゃんと伝わっていたんですね。いいチームだなぁ。
(あ)大変なのは変わらなかったけど、みんなに会えるインターナルのミーティングは楽しみで(笑)。支えてくれるチームのために仕事したい、って自然と思うようになりました。例えばクリエイティブに仕事を依頼するときも「自分だったらどうだろう」「こういう情報あったら嬉しいかな?」と考えたり、調べることが習慣になった。考えず相手に仕事をお願いするのはとても失礼なことだと思うので、そうしないよう心がけています。
そんな風に考えて仕事してくれる営業さん、素敵だなぁ。
最近の仕事の調子はどうですか?
(あ)最近はだいぶ落ち着いてきた感はあります。先輩がチームメンバーを募集してたアパレルブランドのお仕事があったんで「やりたいです!」て手をあげたり。
楽しめているという感じ。
(あ)楽しめるようになってきました(笑)。例えば、自分が大変だと感じている仕事は、その作業をお願いするチームのみんなも大変ということ。大変だと嘆くより、じゃあどうしたら効率的にみんなで頑張れるか考える方が健全だと思うし、そういう風に仕事したいと思っています。あとは、仕事とは別に会社のイベントやプロジェクトチームにも参加したり。仕事で絡んだことのない部署の人と知り合えるし、これは仕事だけど仕事じゃないくらいのノリでやっています。
エネルギッシュで◎!会社に目標としている人とかいますか?
(あ)一番最初に私のOJTについてくれた女性の先輩。すごくキラキラしていて、大変だけどみんなで頑張ろうって仕事のスタイルの美しい方でした。クライアントとも「そんなに言いあっちゃうの?」っていうくらい本気でぶつかっていた。人望もあって、惜しまれながら辞めていかれて、最後まで素敵でしたね。
彼女から教わって、今も生きていることはある?
(あ)チームのために頑張る楽しさ。1年目、所属部署以外の人とあまり話していなかった私に「チームの人を知ると、仕事って楽しくなるよ」って教えてくれたんです。さっきまでの話にも繋がりますが、2年目、自分がチームをリードする立場になって、営業以外のチームのメンバーをもっと知っていきながら仕事するようになった。それから少しずつ楽しくなりました。
あすみさんの言葉が刺さりまくります…!
どんな人材に入って欲しいですか?
(あ)忙しかったり落ち着いたり、時期によってわりとバラバラなんで、そういう波を楽しめる人。新卒なら、素直さも大事だと思います。自分の考えはもちろんあっていいですが、自分より経験値のある人たちの言葉を聞き入れて、バリアをはらずにまずやってみると。あとは、ただ指示待ちしてるんじゃなく「これって必要かな?」とか自分で考えられるとさらにいいのかな。
最後にあすみさんのでっかい夢を聞かせてください。
あ)仕事はずっとやっていきたいけど、会社勤めじゃなくてもいいかな。PCさえあればできる仕事も増えてますし。海外でゆっくりのんびり暮らしたいです。幼稚園、小学校はアメリカで、大学在学中にロンドンに留学していたんですけど、ヨーロッパ好きなんです。イギリス人のユーモア具合とか絶妙なんだけど自分に合ってて。10年後なにやってるかわからないくらいがいいんじゃないかなって、これ面接で言った気がします(笑)。
一つひとつ考えながら、ご自身の言葉で一生懸命に伝えようとするあすみさん。
丁寧で気持ちのこもったコミュニケーションから、お仕事する普段の様子が目に浮かぶようでした。
ぜひ一緒にお仕事したいです!ありがとうございました。