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旭段ボールと古紙
日本の古紙の最大供給源毎日、全国で印刷される新聞の1~2割程度(1,000万部程度)は、新聞販売店のノルマ維持のために刷られる押し紙と呼ばれる新聞であり、実際には販売されずに全量がリサイクルに回される現状にある(新聞販売店の項を参照)。これは日本の新聞紙の回収率が、他国に比べて高い理由の一つにもなっており、手放しで評価できない一因にもなっている。
しかし、2000年以降世界的な古紙需要の逼迫から日本古紙も海外で使用される機会が増えた。それまで日本古紙を敬遠していた海外製紙メーカーも、日本古紙は徹底した分別が行われているため、雑物の混入が極端に少ないことを好感して採用するようになった。2018年の韓国では、日本から古紙を輸入して自国で収集した古紙を輸出するといった玉突きも行われていた。
古紙の品質古紙の品質の良し悪しはパルプ化効率の良し悪しである。米国の紙は材木から作るバージンパルプの比率が高く、古紙もパルプ化効率が良い。日本の紙は原料中に占める古紙の比率(古紙利用率)が約6割であるため、再資源としてのパルプ化効率は米国などの古紙よりも低い。このことから日本の古紙は長く国際市場で二級品として扱われ、輸出されることは少なかった。
古紙の取引古紙は製紙原料として取引される。一般に国際取引ではトン当たりの価格で取引されるが、日本ではキログラムあたりの価格で取引される。 国際取引に際しては、バーゼル条約の規制対象であるため、各国の検疫当局発行の証明書が必要になる。1990年代後半、日本では古紙市況が低迷して価格が低下し、逆有償による取引が拡がった。2000年代以降、中華人民共和国の経済発展が進み古紙の最大輸入国になり、国際取引価格が上昇すると次第に日本国内市況も輸出価格の上昇を主導に回復した。しかしながら2018年以降、中国が資源ごみの輸入を許可制にすると通告。日本国内でも近年稀に見る価格下落が始まり取引に影響が出始めた。
旭段ボールと古紙 古紙の種類
1.OCC:いわゆる段ボール古紙。Old Corrugated Cartonの略。日本ではさらにN-OCCとO-OCCに分ける。O-OCCは家庭、スーパーなどから回収される古紙で、品質はN-OCCより劣るとされるが、供給量は一番多い。2.ONP:いわゆる新聞古紙。Old News Printの略。日本ではN-ONPとO-ONPに分ける。O-ONPは家庭から回収される新聞古紙で、織り込みチラシなど、炭酸カルシウムなどを多く含む夾雑物があるためN-ONPよりも品質が低いとされる。3.MIX:米国基準では無分別の古紙。日本では無分別の古紙が存在しないため、特に雑誌古紙を指す。
旭段ボールと古紙[村瀬行弘さんのコピー]
古紙の種類古紙にはいくつかの種類があるが、国あるいは地域、業界によって呼び名が異なる。国際商取引ではアメリカの古紙基準が用いられることが多いが、日本の古紙はさらに細かく分類されており、日本の基準も国際的に認知度が高い。
旭段ボールと古紙 ちり紙交換[村瀬行弘さんのコピー]
関西では廃品回収の呼び名が一般的で、現金と交換することが早期から行われてきた。個人宅から排出される古紙で、まとまった現金に交換してもらうことはなかなか容易ではないため、自治体による無料回収や、アルミニウム缶や古着などとともに集団回収を行い、所属組織に現金を支払うことの方が一般的となっている。一部の地域に於いては、自動車のバッテリーも回収してくれる業者が存在する。
旭段ボール 製紙業とちり紙回収
実際の回収は、ちり紙交換車と呼ばれる車が、拡声器を使って交換を呼びかけながら、住宅地をゆっくりと廻ることで行われた。住民は、呼びかけを聞くと、業者を呼び止めて、普段から溜めておいた新聞紙や雑誌を差し出した。拡声器で流れる呼びかけは、「まいどーおなじみ、ちり紙交換車(廃品回収車)でございます。古新聞、古雑誌、ぼろ切れ、ダンボールなどがございましたら・・・」というものであり、良く知られていた。
旭段ボールと製紙業 ちり紙交換
ちり紙交換ちり紙交換(ちりがみこうかん)とは、家庭で要らなくなった紙を、ちり紙やトイレットペーパーと物々交換することを通じて、回収すること。チリ交(ちりこう)とも略される。ちり紙交換は、回収を行う業者にとっては、集めた紙を売ることによって利益を得ることができ、家庭では不要なものから有用なものを得ることができ、また、回収した紙はリサイクルされるので環境にも良い、ということで理想的な古紙回収方法であった。しかしながら、古紙の回収価格の下落とともにあまり見られなくなった。
日本では、江戸時代から書き損じた紙などを回収、再生利用する業態が成立してきた。既に都市部では大量に消費されるようになっていたこと、日本の和紙は漉きなおしが容易だったことなどが背景にある。2010年代の日本では回収率は80%近く、リサイクルの優等生ともいわれる。1990年代には古紙の価格が暴落し、リサイクルが機能しなくなった時期もあったが、2000年代に入ると、回収体制が整っておらず、古紙回収率が30%以下と低い中国において、紙(特に電気製品の梱包材としての板紙)の生産量が拡大して需要が急激に高まり、対中輸出されるにようになると、一転して価格の上昇が見られ始めた。このため、古紙の奪い合いが...
古紙古紙(こし)とは、一度使われた紙のことである。主に、リサイクルされるための新聞紙、雑誌、板紙(いわゆる段ボール)などをいう。本来、「古紙」と表記すると一度使われた紙という意味になるが、リサイクルに使われる紙には、印刷したまま市場に出回らなかった印刷物や、紙製品を加工する途中で発生する裁ち落とし(裁落)などもあり、これらも含めていう場合には、「故紙」とも表記される。
旭段ボール 段ボール関連事業
紙加工業紙加工業(かみかこうぎょう)は、一般に原紙を目的の用途に合わせて加工する業種の事を指し、印刷・製本等とは区別される。紙加工業の種類段ボール業段ボール業界は原紙を段ボールシートに加工するコルゲーター業者と、段ボールシートを箱に加工・印刷する製函業者、及びコルゲーター・製函一貫業者に区分される。日本の段ボール業界はコルゲーター業者が約350事業所、製函業者が約3000事業所となっている。タック加工業タックとはいわゆるシールのことで、剥離紙・糊・上紙を下から順に乗せていき、一枚のシート状に加工する業種である。製袋業百貨店等で使用される紙製の手提げ袋、把手のついていない保存用の袋など、軽...
旭段ボールと段ボール業界
もともとは、木材のチップを加工したパルプを原料として紙を製造することが主流であったため、森林に近い地域で盛んな産業であったが、近年はリサイクルされた古紙や裁落を原料として製造する比率が高まったことから、森林から遠い地域での製造も増えている。
旭段ボールと段ボール関連業界
段ボールに関係する業界製紙業世界的な製紙業は北米(アメリカ合衆国、カナダ)、北ヨーロッパ(フィンランド、スウェーデン)と東アジア(中国、日本、韓国)が最も盛んな地域である。近年はインドネシア、インド、タイなどのアジアの国やオーストラリアとブラジルなどのラテンアメリカもまた、製紙業が盛んとなってきている。中国は2001年に日本を抜いて世界2位となり、2009年には首位となるなど、近年急速な発展をし、2012年には世界の1/4に当たる年間1億トンを製造するに至った。
段ボールとリサイクル
段ボールとリサイクル段ボール原紙の原材料の実に90%以上が使用済み段ボールである。つまり、新しい段ボールの主原料は使用済み段ボールとなる。世界でもトップクラスの日本のリサイクルシステムが、段ボールづくりを支えている。段ボールの主原材料は、段ボール原紙と糊、段ボール原紙の原料は、古紙とパルプである。パルプ(木材)は適切に管理されている森の資源のみを利用している。また、糊の原料はコーンスターチ、すなわちトウモロコシ。いずれも正真正銘の天然素材、太陽の恵みともいえる持続可能な原料である。万が一、リサイクルされずに放置された場合でも最後は土に還る仕組みになっている。
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