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「良い加減」で一つのイベントを創り上げる!【メンバー紹介】

音響部 池田 裕作

現在の仕事

音響部のマネジメント、現場でのオペレーションを担当しています。部署全体のメンバーマネジメントや現場単位の機材システム構築等を行っています。オペレーターとしては自動車メーカーの式典や社内イベント、アパレルメーカーのショーなどへ音響として携わっています。

大学生までは「音響」というものに関わる機会がなかったんですが、バンドをしていたこともあり、レコーディング関係のアルバイトに携わることになってから「音響」という仕事に本格的に就くことになり、今日まで関わってきています。


「音響」というと専門学校で専門的な知識を学んでから就職するイメージがありますが、働くうえで専門学校を卒業する必要はありますか。

今、考えてみても「専門的な知識」というのは前もって知っていれば役に立ちますが、それよりも「興味を持つ」ということが大切だと思っています。

例えば自分は洋服が好きだからショップ店員になる、ラーメンが好きだからラーメン屋になるといった、まずは興味を持つことが大事だと考えます。私自身は、初めて音響のアルバイトをした時に何の知識もありませんでした。

「現場に行けば覚えるよ。」と言われ、そういう感じなんだなと思って、当時は「とりあえずやってみよう!」という気になりました。現場に入る前は音響のことが全く経験のない未知なものだったので、凄く楽しかったんです。

しかし、仕事なので現場では厳しい面もあります。寿司職人ではないですが、いきなり包丁を持って魚をさばくなんてことはありません。最初は機材も触らず重たい機材も運ばせてもらえずに、ひたすらケーブル巻きをしていました。

そこから「池田、現場に来い」と言われた時は凄く嬉しかったことを覚えています。現場に来い、と言われるまでは人生で初めて無視されているんじゃないかと思うほど、貴重な経験をしました。その時の経験があったからこそ、食らいついてやっていこうと思い、今に繋がっています。

現場で機材をオペレーションする様子


振り返ってみて、仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

テクニカル面としては、私自身は式典や企業イベントといった現場に携わることが多いです。その中で「タタキ(ポン出し)」と呼ばれるオペレーションがあります。

※タタキ(ポン出し)=進行のタイミングに合わせてBGMや効果音を流す

参加されている人達がタタキの音で喜んだり感動したりする場面が好きです。やっぱり「空間に音楽が流れているかいないか」で、音楽が流れていないとすごく寂しくなりますが、流れているかわからない程度でもうっすらと音楽が流れているだけで違います。

そのような場面で、表彰物を渡された時に音を盛り上げて拍手が起こる瞬間があるので、視覚から与える情報もありますが空間から与えられる情報も大切にしています。

あとは、本当に毎日が違うことの連続です。よく「文化祭の前日のような慌ただしさ」と制作が話すことがありますが、昨日はスーツを着用して国際会議に携わり、翌日はTシャツに炎天下でサッカースタジアムで開催される音楽ライブに携わり大人数でスピーカーを設置しオペレーションし、明日はアパレルブティックのフロアショーで小さいスピーカーを設置するといった、本当に色々な現場に携わります。

現場によって求められることは様々ではありますが、自分がオペレーションをすることで感情が動くということが、仕事の楽しみでもあり、大切にしていることなのかもしれません。


機材倉庫でマイクチェック


会社としては照明・配信の部署もありますが、横の繋がりはありますか?

弊社は照明・配信の部署もあるので、音響だけで動くこともあれば、他部署と一緒に動くケースもあります。

他の会社では照明は照明、配信は配信と同じ現場でも独立して動くようなことも聞きますが、弊社は横の繋がりも密に行え、お互いに協力しあって現場を進められます。だからこそ、音響だけに携わりたいという人よりも、幅広く興味を持って働ける人がマッチするし、良いオペレーターになる環境があると思います。

いくら事前に準備を行っても、現場では何が起こるか分からない部分もあります。例えばサービス精神で性能の良い巨大なスピーカーを用意したとしても、会場によっては大きいことが邪魔で実は余計なお世話だったり、ということがあります。

「良い加減」という言葉を大切にしていますが、クライアントとコミュニケーションをとり、その場に適した準備を他部署と連携して行える環境だと思っています。

スピーカーの機材準備 10キロ程の重量です


これからどのような人と一緒に働きたいですか?

コミュニケーションを大切にできる人です。仕事をする中で普段接しないような人から著名人、タレント等、様々な人と関わる機会が多いです。

また、イベントというのは音響だけでは完成されません。技術が進歩していますが、やはり「人が操作する」部分が大きいので、機材が好きという気持ちは持っていてほしいと思います。

自分が扱う機材に興味を持てないと、辛くなっていくと思います。寿司職人の包丁と同じで、仕事をする上でコミュニケーションと機材は切っても切り離せないものなので、それらを大切にできる人と働きたいです!

最初は誰でも辛いことがあると思います。しかし、やると決めたことを続けることで見える景色があります。

バックアップする環境も整えているので、音響をやりたい!という気持ちを持って飛び込んでほしいと思います。

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