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カリフォルニアでエンジニアリングの勉強をしていた僕が、ゲームの3Dデザイナーをしている理由

カリフォルニア大学でゲームデザインを専攻し、プログラミングなどエンジニアの勉強をしていた水野。現在、彼は3Dデザイナーとして新規開発に携わっています。なぜ3Dデザイナーになったのか、またエンジニアの知識がどう活かされているのかについて聞きました。

水野 理智(Richi Mizuno)

2015年サイバーエージェント早期入社、アプリボット配属。プランナーやUIアニメーターなどの経験を経て、現在は新規開発の3Dデザイナー、3Dディレクターとして従事。


チャレンジすることを恐れない社風に魅力を感じアプリボットへ

―――これまで、どんなことをしてきましたか?

9歳までは日本にいたんですが、そのあとアメリカのカリフォルニアに移って生活していました。現地で進学したカリフォルニア大学では、ゲームデザインを専攻し、主にクライアントエンジニアになるための勉強をしていましたね。小学生の頃からゲームが大好きで、つくる側になりたいと思っていたんです。

―――どうしてアプリボットに就職しようと思ったんですか?

日本の企業でゲームをつくりたいと考えていたからです。日本のゲームはアメリカでもすごく人気がありますし、海外のゲームとは違う何か光るものがあるんですよ。アメリカでも他社からオファーをもらっていたんですが、オファーをもらった中に1社だけ日本企業があり、それがたまたまサイバーエージェントだったんです。会社見学のために日本に来たとき、社長の浮田が面談してくれました。当時はまだ2Dゲームの開発経験しかなかったアプリボットで、多数3Dゲーム開発に挑戦していることを教えてもらい、チャレンジすることを恐れない社風に魅力を感じました。そして、浮田から「アプリボットに来なよ」と言ってもらったので、そのまま「はい」と答えましたね(笑)

◆自分が一番好きな仕事をやったほうがいい

―――アプリボットでは、どんなことをしてきたのですか?

さまざまな職種を経験してきました。大学ではプログラミングを学んでいたんですが、実はあまり好きじゃなかったんです(笑)ですから、はじめはプランナーやUIアニメーターなどエンジニア以外の仕事をさせてもらっていました。3Dに一番興味を持っていたんですが、当時は何の知識もなかったので遠慮してしまい少し知見がある職種に挑戦していました。でも、どれもあまりうまくいかなかったんです。いろいろと悩んでいたとき先輩から「自分が一番やりたい事を無理言ってもやったほうがいいよ」と言ってもらえたんですよ。その言葉に背中を押されて、浮田との面談の機会に思い切って「3Dが一番やりたいです」と伝えたら、ありがたいことに数ヵ月の勉強期間を設けてもらえ、3Dデザイナーにジョブチェンジすることができました。

―――もともと3Dデザイナーの仕事をやりたかったのですか?

そうですね。実は、高校生くらいから簡単なゲームを自分でつくっていたんですが、そのときから、プログラミングよりビジュアルをつくるほうが楽しかったんです。でも、ゲームをつくるにはプログラミングが一番重要だと考えて大学でも勉強していたんですが、ずっと苦手なままでしたね(笑)アプリボットでの3Dデザイナーになるための勉強期間は、いろいろな先輩に教えてもらったり、グループ会社間で実施される技術共有会に出席したり必至に学びました。現在は、キャラクター、背景、モーション、仕様作りをメインに、新規開発に携わっています。今やっている全ての工程が楽しいですね。

―――エンジニアだったことが、今活かされていることはありますか?

あります!ゲーム内に出る3Dアセットは、3Dデザイナーがつくったアセットからエンジニアがデータをとりプログラミングを組むことで登場させることができます。私の場合、プログラミングの知識をもとに、できるだけエンジニアが扱いやすいように3Dのデータをつくるよう心がけています。また3Dディレクターとして、3Dデザイナーとエンジニアをつなぐ役割も担っています。アプリボットには、私より経験があってクオリティの高いものをつくれる人はたくさんいます。でも、私の考える3Dディレクターは、そういう方々が気持ちよく仕事できるよう開発環境を整える存在です。エンジニアの勉強もしてきたからこそ、両者の気持ちを配慮できると思っています。

失敗と成功に優しく、諦めに厳しい会社

―――アプリボットは、どんな会社だと思いますか?

失敗と成功に優しく、諦めに厳しい会社ですね。失敗か成功をしないと人は成長しないと思うんです。普通は、失敗を恐れるから萎縮してしまって指示を待つ人が多いと思いますが、アプリボットでは失敗しても次の挑戦に繋げていれば何も言われません。でも、諦めたり、誰かの責任にしたりしてしまうと厳しく言われることが多いです。実際、私がジョブチェンジしたときも受け入れてくれましたし、若手にとってもベテランにとっても、チャレンジ精神を持っている人にとっては働きやすい環境だと思いますね。

ゲームで世界をとりたい

―――今後、どんなことをしていきたいですか?

入社以来、ずっと「ゲームで世界をとりたい」という目標を掲げています。アプリボットは、過去にスマートフォンゲーム「レジェンドオブモンスターズ/Legend of the Cryptids」を世界でヒットさせた経験がありますし、今後も世界でヒットを絶対に出せる会社だと思っています。今後この会社から出る世界ヒットのいくつかが自分が関わったゲームだと嬉しいです。3Dデザイナーになるためのチャンスを与えてくれたこの会社で、絶対に叶えたいですね。

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