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やりたかった技術的課題にみんなで集中する「ハックデー」の満足度がかなり高かった話

(この記事は2022年5月24日に弊社テックブログに掲載した内容となっております。)

AppBrewハックデー第0回を開催しました!

こんにちは、AppBrew プロダクト部の吉本です。エンジニアをやりつつ、Slack警察*1やSQL学園長*2などを務めています。

突然ですが、こう思ったことはありませんか?

  • 気になっている課題があるけど、普段の業務からはちょっと離れていてなかなか取りかかれない!
  • どうしても普段の業務に追われがちで、課題解決のためにまとまった時間をとるのが難しい!

AppBrewではフレームワークのバージョンアップ や 新しい技術の採用 、技術的負債の解消などを十分に重要視していますし、業務時間の一部を自分の取り組みたいことに当ててよいという文化もあります。しかしそれでも、日々プロダクトの改善を行っていく中で、個々にリソースを調整して課題に取り組むというのは簡単なことではありません。

そこで思い切って、普段の業務から丸一日離れてやりたかったことをやってみるというイベント「ハックデー」を開催してみました。今回はそのハックデーの準備から反省までをお届けします。

開催に至るまで

上述した文化の中で自由時間に作られたツール等が業務に役立つことはよくありましたが、明文化されていなかったため新しいメンバーにきちんと浸透していないという問題がありました。

そこで(かつての?)Googleを真似て「20%ルール」という形での明文化を検討しましたが、なかなか個人でのコントロールは難しいという意見が挙がったので、みんなでまとめて時間をとることにして、その日をハックデーと呼ぶと決めたわけです。

それが固まってからの動きは速く、ちょうど2週間後の丸1日をハックデーにすると決めて、社内全体にミーティング等の移動をお願いし、エンジニアが通常業務から解放される日を用意しました。

通常業務から解放されている図。弊社はフルフレックス・フルリモート可で、こんなにがんじがらめということはないのだが、丸1日やりたかったことに集中できるという気持ちは図の通りかもしれない。(2023年12月現在の最新版の働き方についてはこちら



全社的にエンジニアの稼働が滞るにも関わらず、担当者決定から2週間後にスピード開催できたのは、弊社のまずやってみて検証しようというLEANな文化が出ている良い例だなと感じます。ちなみにテスト開催だったため第0回としましたが、0-originでエンジニアらしいと謎に評判でした。

日程が確保できたので、次は取り組むテーマを決めます。Slackのチャンネルを作って、やりたいことを募るとすぐにたくさん集まりました。そこから気になるものに投票してもらって、大小様々なプロジェクトを準備したら、いよいよ祭りの始まりです。

当日の様子

リモートのメンバーがほとんどでしたが、複数人で取り組むときには同期・非同期を組み合わせつつ、和気あいあいと進めていました。

代表も飛び入り参加!

個人プロジェクトも達成できたことがあったら報告していて、一体感があり良かったです。

終盤に発表会を開いて、成果を報告しました。

発表会終了時に撮影した集合写真。楽しそう。

各々が取り組んだテーマの一部を紹介します。

  • サーバーサイドに残っているABテスト関連コードを調査して、消したり確認したり
  • 古いコードで中途半端に使っていたReduxを削除
  • dbtを使ってUniversalAnalyticsのデータをredshiftに保持するようにした
  • Jetpack Composeの導入
  • NLP入門
  • テストのCIジョブ高速化
  • redashの治安維持ツールをAWS lambdaで作成

発表会のあとは、普段できていなかったことを一気に進められた達成感のままに退勤したり、もっと続きに取り組みたい気持ちが抑えられずにゴリゴリと進めたりと、それぞれまた自由に過ごしました。

次回に向けて

今回のハックデーについて参加者にアンケートを行ったところ、なんと満足度100%*3という結果になり、担当としてとても嬉しかったです。

アンケートに寄せられたメッセージは

  • 普段のミーティングが一切なく1日集中して開発できたのがとてもよかった
  • やりたかったことを消化できて気持ち良かった。みんな楽しそうだった
  • 技術組織のチームビルディングや成長機会としても有益だった
  • 良い第0回だったと思います!

といった感じで、次回の開催を希望する声が多くありました。その反面

  • 1日で終わらないテーマをどうするかネクストが曖昧
  • チームプレイがもうちょいあると良いかも?

などの意見も出ていました。

気になっていたことに集中して取り組めたという嬉しさはもちろんのこと、DX向上や新しい技術の導入に繋がり、また事前のアナウンスにより他チームの通常業務に支障が出なかったことも含め、とても良いイベントになったかなと思います。

少し荒削りな部分はあったものの大好評だったハックデーはすでに次回の開催も決定しており、フィードバックを元により良い形を目指していくつもりです。

こんな感じで、プロダクトも組織もどんどん改善を回していける環境に興味がある方、 AppBrewでは全職種積極採用中です!お気軽にお話だけでもいかがですか?ご応募お待ちしています。

*1:趣味でSlackの治安を守り利便性を維持しています。

*2:SQLテストLv1担当である木全さんがSQLようちえんを開園したため、Lv3担当の僕は学園長と今決めました。SQLようちえんについてはこちら

*3:5段階評価で、「参加してよかった」 「とても良かった」の合計が100%。アンケート回収率は約80%

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