1
/
5

【こじトーク】第1回 ゲスト 後藤和貴 氏・後編

「こじトーク」は株式会社オルターブース代表取締役の小島淳が、IT業界で活躍する様々なゲストの方々と様々なテーマを通じて語り合うオルタナティブな企画です。

記念すべき第1回目のゲストは株式会社アイレット 執行役員/エバンジェリストの後藤和貴氏です。

後藤氏のこれまでの歩みを、日本のIT業界の流れとともに振り返ります。


クラウドの活用とシステム開発・Web開発ならアイレット株式会社(iret)
【先進性の高いITソリューションをワンストップでご提供】アイレット株式会社では、デザインからシステム設計・開発、クラウドを活用したインフラ設計・構築・運用監視にいたるまで、あらゆる側面からサービスをご提供し、お客様の課題解決をお手伝いします。
https://www.iret.co.jp/

◯日の目を見たエンジニアたち

後藤   10年前はクラウドについて、興味あって発言してる経営者なんていなかったですね。


小島   いない、いない。


後藤   どうしてもクラウドやりたいからうちに来てくれた人もいました。

     転職では、これまでデータセンターで監視をやっていた人たちが、

     次のステップに行こうと思っても見通しが暗かった。



小島   そうそう。


後藤   自分たちには日の目を浴びる日は来ないと思ってしまっている人も多かったのに、

     クラウドが出てきたおかげでヒーローになったりする人も出てきて、すごい面白かったです。


小島   僕もホスティング会社で仕事してた時、いわゆるネットワークエンジニア、

     サーバエンジニアの人がたくさんいたんですけど、仕事内容はオペレーターに近かったです。

     そういう人たちの未来って、クラウドが登場するまですごく暗かったんですよ。

     「インフラエンジニア、サーバエンジニアが日の目を見る時代っていつ来るんだろう?」

     って思ってて、そこでクラウドが出てきた時に、「これだ!」って言って。

     その時まだDevOpsなんて言葉がなくて、僕はオペレーションアーキテクチャ、

     オペレーターアーキテクトという言葉を使っていたんですよ。

     それを使ってステータスを上げていこうと。

     DevOpsという言葉が出てきて、そこにインフラエンジニアの人たちがガーっと

     クラウドに寄って行ったじゃないですか。

     その傾向はすごく良いですよね。


後藤   良かったですね。

     ガチのデータやネットワークエンジニア、インフラエンジニアも良かったし、

     ソフトウェア側の人間も一生懸命勉強して、クラウドを使いこなして、

     むしろアプリケーションの構造も変えてっちゃうとか。

     あの辺のトレンドはすごくマッチした気がしますね。


小島   後藤さんから見て、ライトスケールってどう見てました?


後藤   僕は少なくとも、あの前後1、2年ぐらいは絶対ニーズがあると思っていたんですよ。

     本当に難しい領域で、それこそこの間も話聞きましたけど、

     最初ってコマンドラインしかなくて、匠の技がないとダメみたいな。

     それからすぐ困るだろうなと思っていたのは、課金やbillingの部分。

     そこが分かりにくいお客様に分かりやすくするために、ダッシュボードが必要だったので、

     ライトスケールは非常に面白かったですね。

     ライトスケールのサーバテンプレートがありましたよね。

     最初からコンセプトがAWSに限らず、

     自分たちのプラットフォームに展開できるようなテンプレートが多かったので、面白いなと。


小島   書いてたライトスクリプトでしたっけ。


後藤   そうそう。まあ日本にとってはだいぶ早すぎた。


小島   あの時ヒットした「すごいな」って思える会社が、たぶん今のトップ企業になってますよね。


後藤   先にクラウドが北米で盛り上がっていたので、それに乗っかりたいというか、

     色んなツールを漁って、企業で使えそう、うちに合いそうみたいなものを探すと、

     結構面白いものがあったんですよ。


◯クラウドにかけるビジョン

後藤   開発もインフラもやっていくスタイルを保っていくのと、

     元々お客さんの課題解決に寄与する軸は変えずに、

     バリエーションをまずは広げてやろうと思っています。

     だから去年GCPを公にしています。

     これだけクラウドの認知が広まってきて、例えば大企業がテクノロジーを一つの色に

     染めるということではなくて、選択肢は広がっているから、

     色んなことができるようになって欲しいという要求は高まっている。

     まずは代表的なところは我々ができる、という状況にはしておきたいなと思いますね。


アイレットが「内製化支援推進AWSパートナー」に選ばれました | クラウドの活用とシステム開発・Web開発ならアイレット株式会社(iret)
~ビジネス部門においてITを推進する人材の育成をAWSと共に支援~ 2021.03.23Press release システム・アプリケーションの開発、グラフィック・UI/UXデザイン制作からインフラの構築・運用までをワンストップで提供するアイレット株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩永充正、以下 アイレット)は、この度、アマゾン ウェブ ...
https://www.iret.co.jp/news/20210323_2.html


小島   いやーいいですね。

     そういう風に誰かが、先駆者が一歩進んでくれると市場って切り拓けるし、

     相乗効果で僕らも乗っかれる。ぜひやって頂きたいですね。

     MSPやクラウドインテグレーターと言われている立場の動きにしてしまいがちなところ、

     オルターブースは敢えてそこからガッと外れて、

     自分たちのプロダクト一本でやっていくスタートアップモデルに切り替えちゃっているので、

     アイレットさんとは若干違うかもしれないんですけど、

     やろうとしている市場は一緒な気がしていて、うまく連携できればと思います。


後藤   社会実装がしっくりくるんですよね。

     お客さんが分かっていなくて、しかもクラウドネイティブって一言で言えないんだけど、

     最近のアーキテクチャとか、最近の利用形態とかはこういうのがありますよ、

     といったように、少しずつ実装していけたらもっと面白くなりますよね。


小島   最近思うのは、例えばLINEボットに関してはみんな分かるんですよ。

     一般の方も何となく分かっている。

     「LINEボットって自動で色々すごいね」「AIすごいね」みたいな。

     だけどその裏側のアピールが殆どされていなくて、そのアピールをしっかりやっていきたい。

     しかもエンジニアに向かってではなく、そうじゃないお客さんに向かって裏側の話をしたい。

     AI、IoT、ブロックチェーンとか、そういう騒がれているフロントニュースだけじゃなく、

     基盤技術としてクラウドの存在を、これからアピールしたいなと思うんですよね。



後藤   ちょっとビッグワード過ぎますからね。


小島   そうなんですよ。「AIやってる」と言われても、「で、どうなの?」みたいな。

     クラウドも同じような感覚はあったりするんですけど、圧倒的に認知が低い気がしています。


後藤   まだまだですね。


小島   だからそこは僕らの使命かなと思います。

     こんな感じで今回はアイレットの後藤さんに「こじトーク」に来て頂きました!

     ありがとうございます!


後藤   ありがとうございます!また来ます!(おわり)

☆本記事はオルターブースYouTubeチャンネルの配信動画をもとに再構成しています。

☆配信動画の本編をご覧になりたい方はこちらから!



株式会社オルターブース's job postings

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社オルターブース
If this story triggered your interest, have a chat with the team?