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社会や企業に求められるデザイナーって?マルチに活躍する社員に想いを聞いてみた。

株式会社アルタでは職種領域に関わらず、さまざまなことにチャレンジできる組織風土があります。

今回は、デザインのほかにもイラストや写真・動画撮影、3Dモデリングの技術を持ち、マルチに活躍するデザイナー・出雲井(いずもい)さんの考え方や想いに迫ります。

まずは、アルタでのデザイナー業務について教えてください!

アルタのデザイナーは案件数が多く忙しい一方で、いろんなクリエイティブの領域に関わることができます。具体的には、写真撮影や動画編集、イラストやモデリングなどですね。

それにクリエイティブ関連は外注せずにほとんど内製化をしているため、業種をまたいで社内のリソースを使ってさまざまな人の意見が聞けます。みんなそれぞれアンテナを張るところが違うので、今まで自分で触れてこなかったジャンルの話が聞けたり、新たな観点が生まれたりするのが良いですね。

その中でデザイナーに求められるスキルや素質って何なのでしょうか?

弊社のお客様は、幅広い業種の中小企業の経営者や窓口である担当者の方、個人事業主の方などさまざまいらっしゃいます。
そういった多種多様なお客様のニーズに応えるには、時として「自分の個性を抑える」ことも必要だと思っています。私自身は、人のために物を作るのが好きで「要望を叶えたい、ニーズに応えてあげたい」という想いが強いため、あまり抵抗は感じません。

逆に言ってしまえば、アーティストっぽい思考のデザイナーは、あまり弊社に向かないかもしれないです。たとえば、フリーランスなら「その人に頼みたい!」と思ってもらうためには、その人の色が無いとダメじゃないですか。個性が無いと。イラストレーターさんも一緒で、この人のこの絵柄が素敵だからカレンダーに使おうって思った人が発注しますよね。

一方、企業所属のわたしたちのようなデザイナーは、常に「お客様の要望に応えた成果物を生み出すこと」を優先するべきだと感じることが多いですね。

そう感じるようになった原体験みたいなものはあるのでしょうか?

通っていた市立工芸高校のデザイン科で、ああ天才だな、優秀だなっていう同級生たちに囲まれて3年間過ごしたことでしょうか。入学当時に持っていたプライドをべこべこに折られました(笑)

当時のクラスメイトたちはすごく個性があって、とんでもなく絵が上手い人もいるし、単純に絵だけじゃなくって木工品や立体造形など各ジャンルごとに天才がいました。
そういった「こいつには勝てん‥‥」というような人がごろごろいる環境でも、みんながそれぞれメンタルを保てていたのは「みんな凄いけど、自分はこの分野に強いから!これなら負けない!」という個性とそれに対する自負があったからだと思います。

ただ私にはそれが無かったんです。何でもそれなりになんとなく出来たぶん、何かに強いとはずっと言えなかった。そんな状況にとてもジレンマを感じていたのですが、ある時、もう吹っ切れて「それが逆に良いんだ。何でもとりあえずやってみよう!全部が人並み以上に出来れば誰も文句は言えないでしょ」と、発想転換することに決めました。

それでもどうにかして求めてもらえるような人間にならなきゃと考え、「しいて言うならみんなよりパソコンに対する苦手意識が少ないんじゃないか?」ということに気づいたため、そこからデジタル系の専門学校に進学しました。
私は高校では絵ばっかり描いていましたし、Webデザインも専門学校での2年弱位しか学んだことがなかったので、写真や動画の撮影・編集も3Dモデリングも商業系のイラストも、すべてアルタに入社してから独学で始めましたね。

なるほど、そうだったんですね!それでは最後の質問になりますが、アルタのデザイナーチームにはどんな人が向いているとおもいますか?

お客様の要望を叶えるための『デザインにおける選択肢の引き出し』がどれだけあるか、という点は重要な要素かもしれないですね。
例えば制作したデザインに対して「もっと柔らかくしてほしい」とお客様やディレクターから言われたとします。そうすると修正の選択肢としては、暖色系にしてみようかな、フォントを変えたほうがいいかな、太字すぎたかな?とか、イラストを入れたらどうだろう?ここのレイアウトが固すぎたかな?などなど。考えられるアプローチの方法はいくつもあります。
やはり選択肢を持っていれば持っているほど、お客様のニーズには応えやすくなると思うのです。

あとは、弊社は若い社員が多いので、デザイン経験者の方には業界の先輩的な立ち振る舞いを期待できたら良いと思っています。
デザインスキルと同じくらいに「他人に意図を伝えるための言語化スキル」、もっというならチャットツールを普段使用しているので「文字による表現能力」もあるとありがたいですね。

例として、お客様や他部署の方から「シュッとしてほしい」というワードが飛んで来るとします。
もっとスタイリッシュにしてほしい、というパッションだけが先行した、キャッチしづらい言葉ですよね。

若いデザイナーの後輩はこういった言葉に困惑してしまうことがありますが、言語化が得意な人が周囲にいてくれたらグッとレスポンスがよくなります。
「今の色使いだとこういう感じのイメージが強いのかもしれないね。もうちょっと濃い色の比率を増やして画面を引き締めてあげたら、印象が変わるんじゃないかな」と言ってあげるだけで、「シュッとする」イメージがつきやすくなるんです。

アルタのデザインチームではたらく魅力は、デザインスキル以外のスキルも身に付くことや、人として成長できるところなのかもしれませんね。デザインの力でお客様のニーズに応えたい!という方の応募をぜひお待ちしております!

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