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D2C・Yahoo!DMPの技術営業部門統括・カオナビCTOを経た和賀氏が感じる当社の魅力と今後の展望とは?

アルファアーキテクト株式会社の人事・広報の藤坂です。

今回は2020年2月に技術顧問として参画した和賀勝彦さんにインタビューをいたしました。長くアドテク業界で活躍してきた彼が当社の技術顧問として感じる当社で働く魅力と今後の展望とは?

ープロフィール


技術顧問 和賀勝彦(わが・かつひこ)

1999年基幹システムのSEとしてキャリアをスタート。その後、様々なWebサービスのエンジニアやプロジェクトマネージャーに従事。2005年株式会社D2C(以下、D2C)に入社し、システム統括責任者として検索連動広告やDMPによるターゲティング広告の広告配信プラットフォームを構築する。また広告配信プラットフォームやデータ関連事業などの提携含めた新規事業開発にも従事する。2013年ヤフー株式会社(以下、ヤフー)入社。Yahoo! DMPの技術営業部門統括やマーケティングのコンサルティング、提携を含む複数の新規事業開発立ち上げ。2017年3月、株式会社カオナビ(以下、カオナビ)に最高技術責任者として参画し、エンジニア組織運営や技術側面からプラットホーム事業を推進。同社の東証マザーズ上場を組織運営とプロダクト開発の2面で支える。2020年1月、株式会社ROBOT PAYMENTにて開発全体統括するCTOに就任。同年2月にはアルファアーキテクト株式会社(以下、アルファアーキテクト)の社外技術顧問に就任。他、株式会社カラダノート社外技術顧問としても活動中。

ーまずはじめに、今までの経歴を教えてください。

SEとしてNTTドコモの基幹システム開発、devopsとしてインターネットポータルの開発からアドテクとの出会い。

大学を卒業してから新卒では、NECソリューションイノベータ株式会社に入社し、SEとしてNTTドコモの基幹システムの開発を経験した後、インターネットポータルサービスを展開するライコスジャパン株式会社に入社をしました。そこでは、開発・運用・ハードウェアキッティングを一通り行うDevOpsとしてフルスタックエンジニアを担ってました。インターネットポータルの統廃合を経験した後、Googleキラーと言われた検索エンジンを持っていたAsk.comの日本法人Ask.jpに参画。その後、いくつかのプロジェクトマネージャー(以下、PM)経験し、NTTドコモと電通の戦略的JVであるD2Cに入社をしました。はじめはNTTドコモだけでなくKDDIやJ-Phone(のちのSoftbank)の3大通信キャリアが出していたフィーチャーフォン(俗にいうガラケー)にプリインストールされていた「Gガイド番組表リモコン」アプリの開発PMを担っておりました。そんな中、D2Cの前社長より「検索やってたよね?リスティング広告も分かるよね?」という無茶振りから急遽検索連動広告事業を企画から携わり、その検索連動広告のシステム構築することになりました(笑)それが、アドテクに携わるきっかけとなりました。

D2Cでは、検索連動広告事業をはじめ、その他のアドネットワーク事業、SSP事業において、市場調査、特許回避、P/L管理などの事業運営視点からプロダクトマネージャー、システムアーキテクトやシステム統括など幅広く担わせていただきました。検索連動広告事業においては、世界でも稀に見るD2C,Google,Yahoo! JAPANの検索連動広告が混在するシステムをシステム統括として手掛けることができました。事業毎にサイロ化された顧客マスタの統合など売上管理システムの刷新も推進するなど、ビジネスアーキテクトとして改善していきました。

その後、NTTドコモのDMP構築とそのDMPによるターゲティング広告プラットフォームの開発を推進することに。USのアドテク調査を踏まえて、DMPをどの会社よりも早く構想するも、大手通信キャリア特有の様々な柵があり、リリースするまでに3年ほど掛かりました。スピード感やデータの自由度の様々な障壁に歯がゆさを感じ、「もっとスピード感を持ってプロダクトを生み出したい」と思い、その後ヤフーのデータ事業責任者に相談したところ、Yahoo! DMPに関わることになりました。

発展途上にあったYahoo! DMPの技術営業を経て、CTOとしてのキャリアアップを目指しカオナビへ。

ヤフーに入社してすぐに営業になりました。経験もないのに(笑)。入社当時、まだYahoo! DMPがまだ世の中にお披露目されていなかったため、データソリューションの営業方法が定まっておりませんでした。そこで、自分自身が今まで培ってきたデータソリューションの知識やDMP構築経験を活かし、技術営業を行ないました。この活動がベースとなり、Yahoo! DMPを軸としたデータソリューションのテクニカルコンサルティングの型を作り上げ、60人ほどの技術営業統括部門の責任者を担いました。また、複数の新規事業の立ち上げやトライアルをさせていただきました。首都高のデジタルOOHとYahoo!ブランドパネルに同一広告の配信のPoCをしたり、映画館における上映前広告(シネアド)のアドネットワーク事業の検討もさせていただきました。

DMP周りのデータソリューションの技術営業から事業開発、特許取得など今までの自分の守備範囲ではなかった領域を経験することができました。

ヤフーでは0から1を作り出したり1から10へ発展させる経験をさせてもらいましたが、もっと早いスピードでプロダクト発展させたいと感じるようにもなりました。また、これまでのキャリアを振り返り、次は事業や営業が分かるエンジニアとして経営観点でプロダクト開発ができるCTO職、そしてIPOが実現できる会社で経験を積みたいと考えるようになりました。そこでタイミングよく出会ったのがHR Techのサービスを展開するカオナビでした。

入社当時のカオナビは、まだ知名度が高くなく、エンジニア採用や開発組織運営ではとても苦い思いもしましたが、最高技術部門責任者としてプロダクト戦略、エンジニアだけでなくデザイナー含めた組織運営、品質管理の抜本的な立て直しなどを幅広い範囲で担わせていただきました。またIPO準備期から東証マザーズ上場まで至る開発組織の急拡大や様々な基準の整備推進するなどとても良い経験をさせてもらいました。




ーアドテク業界・市場の魅力は?

アドテクが介在することで「広告」ではなく「楽しむもの」へ、今後は「コンテンツ」の一形態として楽しむようになる。

今まで15年ほどアドテク業界に携わってきていますがアドテク業界の面白みとしては

昨今のデジタル広告は広告に触れる人(生活者)に対して不快なものは排除できるくらいのサービス・商品はできつつあるところです。その中でもアドテクが介在することで「広告」ではなく「楽しむもの」としてコンテンツの類まで昇華させられる良さや魅力があると思っています。

今後は「コンテンツ」として楽しむようなものになるのではないかなと思いますね。

日々生活していく中で、様々なメディアで「あっ、広告だったんだ」と広告であることを認識せずに心地よく見ていることが多くなるんじゃないかと思います。

さらに踏み込んで言うと、僕はピンポイントで「これが好きでしょ?」と広告を出されるより、気づかなかったものを気づかせてくれる広告が好きなので、今後はこのセレンディピティ要素のある広告ができるんじゃないか、と思っていますし、やってみたいですね。ペルソナでは少し遠いけど興味・関心があるだろうというノードに範囲を広げて、別の要素を組み合わせることで、更なる潜在層へのアプローチもできるとも思っています。

また、僕も例に漏らさず、生活者の方々はTVよりもYouTubeやNetflixなどの動画コンテンツに多くの可処分時間を割くようになりました。これら動画に付随する動画広告やその周辺事業は、これからいろいろな発展が期待できると思っています。

ー当社が今後やるべきことは何だと思いますか?

テックリードの採用から0→1、1→10と組織・事業の進化・拡大を目指す。

『VeleT』が動画広告市場でポジションを確立するためには、まず実績を多く積み結果を出し続けることだと考えています。例えば、『VeleT』を使ってマーケティング活動を行っている企業様が「どのように『VeleT』を活用して結果に結びついたのか」などの事例が必要であると考えてます。

結果を出せるプロダクトを継続的に開発運用していくにあたり、技術顧問として、安定稼働ができるエンジニア組織構築運用、また広告配信システムの技術的支援を行っていきます。

エンジニア組織としては、現在運用ばかりにリソースが割かれている状況を解決したいと考えております。また、今はみなさんがフルスタックとして開発運用に携わっており、「この技術領域についてはこの人!」という業務分担・ポジションがほとんど確立できていないため、今後はバックエンド、SREなどの職種領域におけるテックリードを明確にしていきたいと考えております。

新規開発にリソースを割けるようになれば、『VeleT』が更なる進化ができますし、テックリードがいることでその進化自体を加速させることができると考えております。今のアルファアーキテクトに必要なテックリードは、技術を学んで実務に落とし込むだけでなく、「自分がVeleTの◯◯領域を引っ張るぞ!」と言うマインドの方だと感じております。

今後参画いただくテックリードの方には、1−2年経った時に、ただ設計やコーディングするだけではなく「このビジネスにおいて、それって本当に必要だっけ?」というように「なぜ」「なんのために」を考えられる人になっていただきたいです。また、その先のキャリアパスに関しては、テックサイドを極めるのかそれともビジネス・マネジメントサイドにシフトするのかなどは、その時々に応じてその方に合ったキャリア支援をしたいと考えております。

とはいえ、今はプロダクト発展が最優先なので、まずはテックリードポジションの採用をしたいです。

ー最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?

組織構築からプロダクト・市場発展の最前線を経験したいチャレンジャー!

アルファアーキテクトはIPO準備中のため、様々な業務改善を強いられる状況の中ではありますが、それと同時にプロダクトを成長させる開発も行っていきます。『VeleT』自体は大きく発展できるプロダクトだと感じているので、今後新規開発にリソースを割けるようにしていく予定です。

これらの開発を一緒に推し進めてくれる方、またこれからエンジニア組織を一緒に作って盛り上げていただける方に参画していただきたいと思っています。アルファアーキテクトの事業拡大、強いては動画広告市場発展を一緒に推し進めましょう!

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