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アイデミー社員紹介をお届けします。
今回は、技術部データサイエンスグループの中沢です!
Modeloy事業部の支援についても聞きました。
(2022年8月24日インタビュー)
ーー現在の所属部署と、業務内容を簡単に教えてください。
データサイエンスグループにデータサイエンティストとして所属しています。
社内のデータ活用、研究開発、そして甘粕さんの部署であるModeloy事業部の支援という3つの業務を担当しています。今は7〜8割がModeloy事業部での仕事です。
ーー今回の転職を考え始めてからの経緯をお伺いします。
私は博士課程を修了してから4年ほど、国立遺伝学研究所とスイスのジュネーブ大学で研究者として働いていました。修士の学生の頃から一貫して、赤ちゃんの脳の研究に携わっていたんです。
ゴリゴリのライフサイエンス、バイオロジーの人間です。
ーー転職活動は帰国がきっかけだったのですか?
最初に「日本に帰りたい」という気持ちがありました。子どもが生まれたので、子育てがしたいと思った時点で日本に帰ろうと思って。それと同時に、転職の選択肢として企業、大学、研究所など、いろいろな分野をニュートラルに見てみた時に、アイデミーがすごくいいと思ったんです。
就職活動を始めたのは2021年の年末ごろで、日本に帰国したのは3月くらいでした。
ーー研究者のキャリアがありながら、エンジニアへの転職を目指したのですよね。
私は研究者であってエンジニアではなかったのですが、自分が実験したデータの解析などでプログラムを書くことはあったんですよね。なおかつ、プログラミングの業界に身を置いてみたい、という気持ちがありました。
そこで、プログラマ向けの転職サイトなどに登録して、そこからお声がけいただいた中の一社がアイデミーでした。
ーースカウトの中から選考に進んだ会社は何社くらいありましたか?
片手で数えられる程度ですね。アイデミー以外は、データサイエンス系企業、医療機器メーカー、製薬企業などでした。
ただ正直なところ、本格的な就職活動は日本に帰ってからでもいいかなと思っていたんですよ。やっぱり対面で話したい、オフィスの雰囲気を知りたいという気持ちがあったので。
ーーそんな気持ちでの転職活動だったけれど、アイデミーが「刺さった」と。
はい。刺さりました。アイデミーの事業内容、Modeloyの考え方がすごく好きで。
「御用聞きとしてゼロから全部作ります、言われたことをやります」ではなく、お客様に主体となって動いてもらい、そこに支援し、最終的には独り立ちしてもらうという考え方にとても共感したんです。
そして、この人たちと働くとすごく楽しそう、勉強になりそう、成長できそうだと思ったんです。
特に品原さんと一緒に仕事がしたい、と思ったのがすごく大きかったですね。
ーーぜひ、もう少し具体的に聞かせていただきたいです!
そもそも転職先として、エンジニアの業界に行くのか、それともこれまでの専門に繋がっているライフサイエンスや医療系業界に行くのか考えました。
医療系企業からもご連絡いただきはしましたが、「一度、これまでとは違う分野に身を置きたい」という気持ちが自分自身にあると確信した時点で、基本的にはエンジニアの方に進もうという柱ができました。
そんなエンジニアリング、データサイエンス系企業の中でアイデミーが良かった点は3つあります。
まず、データサイエンスグループリーダーの品原さん、CTO清水さんの人柄です。
私は、育児ができることを第一に考えていたので、それを伝えた時に一番いい反応があり、融通を利かせてもらえそうだったのがアイデミーでした。
次に、レスポンスの速さです。面接が終わって結果が来るまでのスピードがアイデミーはすごく速かった!
実は、通常の採用面接の途中段階で「もっといろんな人と話してみたいので、座談会的なものを追加で設定してもらえませんか」とリクエストしたんです。これに対してもすぐにOKの返事が来て。
私はこのレスポンスの速さをとてもポジティブに捉えていました。
最後は技術試験についてです。技術試験は会社のカラーが出るところだと思います。とにかくコードを書くとか、Pythonの知識の有無だけを問うようなものではなく、アイデミーは「考える力」をしっかり見てくれる試験でした。
数日の時間をとって課題となるテーマを元に解析するもので、自分がどれだけ考えられるか、考える体力を見てもらえる試験だったので、私はそれがすごく好きでした。「この会社はこういう人材を欲しがっている」というのがよく見えたんですよね。
ーー追加してもらった座談会では、どういった部分を補いたかったんですか?
私が仕事や職場を選ぶ時に大事にしたいのは「何をやるか」より「誰とどうやって仕事するか」なので、どんな人と一緒に働くことになるのか知りたかったんです。
既に面接でお会いした清水さんと品原さんは魅力的な方々でしたが、お二人以外のメンバーはどうなんだろうと。直接オフィスに伺えない状態だったので、無理を言って他のチームの方として甘粕さんと金指さんとお話しさせていただきました。
こういう人たちとこれから仕事をする可能性があるんだ、これは良さそうだ、と思った次第ですね。
ーー面接を重ね、技術試験に取り組み、さらに座談会も追加して見極めた結果としてアイデミーに決めたわけですが、どれくらいの時間がかかりましたか?
12月頭に転職活動を始め、年末年始を挟んで1月末には内定をいただいたので、2か月弱というところです。
ーー転職活動の中で迷いや悩みはありましたか?
最後まで悩んでいたのは、本当に異業種転職するか、研究職からエンジニアに行っていいのだろうかということでした。
ーー大きな決断ですもんね。どんな経緯があったのでしょうか。
元はと言えば、研究で自分のデータを解析している時に、面倒な作業にプログラミングを使おうと思ったのが始まりです。その中で、プログラミングが楽しいな、これをもうちょっと使える仕事はないかなって考えるようになったんですよね。
そこへきて、神経科学の世界もビッグデータに飲み込まれてしまう状況になりました。私が修士の学生だった頃は、1つの遺伝子の役割を研究者人生の全てをかけて、努力と根性と発想力でコツコツ明らかにしていく、みたいな研究者らしい昔ながらの仕事がまだ多かったんですが、2015年くらいから、研究につくスポンサーが製薬会社からGoogleやFacebookに変わり出したんです。
研究の手法もコンピュータ主体のデータ解析などが増えてきて、今ではビッグデータを使わないと、なかなかいい論文誌に載らない時代になってしまいました。
それなら自分自身でもエンジニアリングの力をつけなければ、と思ったのですが、研究者のまま「今からじっくり基礎を学んで、エンジニアになります」というのは難しい。どうしても「エンジニアは外から連れてくるから、お前はバイオの研究者として一緒にやれ」という話になってしまうんですね。
でも、やっぱり私は自分でプログラミングがしたかった。
そこで、「よっしゃ、分野を変えて、自分がエンジニアになるぞ!」と決めて、異業界への転職を決めたんです。
ーー転職活動の中で、気持ちの上では何か変化などありましたか?
活動を進めるうちに、データサイエンスやエンジニアリングという異業界でも、自分を評価してもらえることがあるんだなと気づきました。
ーーやっぱり不安はあったということなんですね。
どこの企業からも無視されてしまうんじゃないかと思っていました(笑)。
ーーアイデミーはどんな反応だったんですか?
フラットでした。「へーそうなんだ」って感じです(笑)。
私のこれまでのバックグラウンドに偏見を持たず、さっきもお話ししたように、技術試験でしっかりと考える力を見て評価してもらえたのが好きでした。
ーー面接でのアイデミー社員は、他社と比較してどんな印象でしたか?
みなさん自分で考えて動いている、人任せにしない印象でした。「上長に聞いてみないと」「私ではわからないので……」ではなく、たとえカジュアル面談でも自分の意見を言ってくれましたね。
私は「アイデミーの悪いところは何ですか」という質問をしたんですが、みなさんちゃんと答えてくださいました。答えは内緒にしておきましょう(笑)。
良い意味で人の顔色を伺わないチームなんだな、と感じています。
ーーアイデミーの選考過程で、検討材料として何か参考にしたことはありますか?
人工知能学会など、学会のスポンサーになっているかどうかも調べました。失礼ながら、お声がけいただくまではアイデミーのことは全く知らず。
研究活動を報告したり、社会貢献活動などに携わっていたりすることが、ある程度しっかりした会社と捉える一つの基準になるのではと考えて、関連する学会に論文やスポンサーシップを出しているか、論文に限らず技術記事などの外向けの発信があるかなどを調べました。
すると社名が出てきたので、いくらか安心して選考のプロセスに進めました。
ーー今、入社からどれくらい経ちましたか?
4月に入社して、もうすぐ丸5か月です。あっという間でしたね。
仕事面では期待通りのことをさせていただいています。自分自身が経験を積みたかった機械学習技術や、エンジニアリングの分野で、経験が少なかったところから周りのみなさんに助けていただいています。
結構良い成果も出せつつ、自分自身の能力としても技術が身についてきている感触はあるので、入社してよかったなという状態です。
コミュニケーション面でも、甘粕さんを始めとしたみなさんに、チームとしての働きやすさに気を使っていただいているおかげで、基本的に大きなストレスはなく仕事しています。
ーー転職の条件だった、お子さんとの時間はいかがですか?
これはもう、清水さんやチームのみなさんにもお気遣いいただいて、毎朝9時に子どもを保育園に送り出し、仕事して、夕方5時前には抜けてお迎えに行くという生活をしています。すごく良かったです!
フルフレックスを活用して、夜や早朝にちょっと仕事もできるので、すごく助かっていますね。
ーー今の気持ちはどうですか? 今後の展望も聞かせてください。
入社後、最初にメインで任せていただいたプロジェクトが、そろそろひと区切りとなる予定です。今はそこに向けてのラストスパートで、ひとつの成果物、プロジェクトが完成しそうなことにワクワクしています。
また、研究開発の方でも再始動させようとしているプロジェクトがあり、そちらもワクワクしています。総合的に今も楽しんでいますし、これからも楽しみだと言う気持ちで今は働いています。
Modeloyでは新しいプロジェクトが始まると、取り組むテーマがガラッと変わる可能性があります。そこでまた新しいことを見つけたり、新しい人たちとの繋がりができることに楽しさがあるし、自分の世界が広がるのではないかと思っています。
(取材・執筆/川上桐子)
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