コーポレート本部HR/PRチームの米村です!
アグリメディアへ入社して今年で3年。その間に約9ヶ月の産休・育休を取得し、昨年4月に仕事復帰しました。気づくと、子どもを育てながら「働くママ」になって1年以上が経過しています。
今回は、そんな私自身の働き方や仕事に対する価値観の変化をご紹介するとともに、コロナ禍により、さらに急激に変わった私自身の働き方についても触れられればと思っています。
↓下記、入社時に書いた記事
私が「産休育休制度」の恩恵を受ける
私にとって第一子となる娘の妊娠が発覚したのは、アグリメディアに入社してちょうど半年の頃でした。当時の私は、それまでアグリメディアに人事採用の専任者が不在だったため、新たな施策をスタートしながら、人にまつわる課題を日々打ち返し、各HR機能を構築し始めたばかりの時でした。
子供ができることは願っていたのでとても嬉しかった反面、産休・育休に入ることで取り掛かっていた仕事が全て中途半端に終わってしまう悔しさや、申し訳なさから戸惑いもありました。
人事業務を引き継がせて頂いたのは多田。多田の苦悩は下記記事に記載があります。新宿の中華屋で打診をしたところ、嫌な顔せず、自分のキャリアビジョンが広がると引き受けてくれました。
これまでの私のキャリアの中で、人事の立場から「出産、頑張ってね!戻ってきてくださいね!」と見送ってきた数は数え切れませんが、自身が制度を取得し、みんなに見送られた事で、改めて会社やチームに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
復帰後の「働き方」
その後、9カ月の産休・育休を経て、子供が7ヵ月になった時に復帰をしました。復帰当初は、大きな不安もなく、再び仕事に戻れる楽しみの方が大きかったです。
今振り返ると、育休中にお祝いに遊びに来てもらったり、チャットでさりげないやり取りをしてもらっていたので、会社や業務の状況を把握できていたため、本来抱く復帰に対する漠然とした不安みたいなものを感じずにいれたのかもしれません。
しかし、いざ復帰してみると、、、
そう簡単にはいかないということを痛感する日々が待っていました。気持ち的には「よし働こう!」と思っているのですが、子供の体調不良により保育園に預けられずに仕事を休まなくてはいけなかったり、保育園からのお迎え要請も思っていた以上に多く、仕事に集中しづらい日々が続きました。
噂には聞いていましたが、子どもがいなかった時と同じように働くことはできないことを実感し、「このままでは体力的にも精神的にも持たないな」と感じ、私自身で働き方を変える努力をすることにしました。
まず一番に心掛けたことは、「とにかく自分だけが持っている情報をなくすこと」でした。以前は、人事採用の業務をほとんど私1人でやっていたこともあり、すべて自分の中だけで業務が完結していました。しかし現在は、子ども次第でいつ自分が抜けてしまうか分からない状況のため、私のスケジュールに常にチームメンバーも入れておくなど、情報を共有し私の動きを知っておいてもらうことを意識しています。子育てをしながらでは、1人で全てをこなすことが良い働き方ではないことに気づき、それ自体を受け入れ、いい意味で割り切って周囲に協力をお願いしています。
その次に、「業務への優先順位」をつけることを強く意識しました。現在私は1日6時間の時短勤務で働いているため、限られた時間の中でパフォーマンスを出すことが、これまで以上に必要になりました。何を優先的にやるべきか、逆にやらなくてもいいことはないかを考えるようになりました。チーム内で相談して決めることも多いですが、私からお願いさせて頂くこともあります。
正直、考えが整理されるまでには葛藤がありました。考え方を変えようと思っても、行動を移すには時間がかかりましたし、何より上司・チームメンバーの協力なしではできません。でも、その葛藤を経ることが、何かしら自分の糧に繋がると思っています。
子育てと仕事をやると決めたからこそ、子育てをいいわけにせず「しっかりやり遂げたい」「より高いパフォーマンスを発揮したい」と前向きに考えながら今は取り組むことができています。
そしてコロナによる「働き方」の変化
ちょうど復帰から1年くらいが経った時に、新たに働き方の変化が求められたのが、コロナウィルスの感染拡大です。
政府からの緊急事態宣言に伴う外出自粛を機に、時差出勤やリモートワークを取り入れた企業も多いと思いますが、弊社もその1社です。従業員とそのご家族、そしてお客様や取引先様を危険にさらさないことを軸に、代表直下のプロジェクトでスピード感ある決断と準備が進められました。当社は比較的早く、緊急事態宣言前の3月からリモートワークに切り替え(一部社員は出社)、現在も、業務生産性を最優先にしながら、リモートワークを実施しています。
<現在のアグリメディアの勤務状況など>
雇用形態問わず一部を除いて各対策・手当等の支給を実行しています。
ー約7割がリモートワークを実施
※業務上難しい部署や新入社員の研修など、業務上必要な場合は出社
ー出社の場合も時差出勤を推奨
ー在宅勤務推進手当を新たに支給
ー全社朝会はオンラインで実施
-全社員へ携帯支給・テザリングの容量増加を実施
私の所属するHR/PRチームでも、各人が業務上の出社必要性をそれぞれで判断したうえで、リモートワークが認められています。私自身は、週2日程度出社し、あとは在宅で業務を行っています。
リモートワークを取り入れことにより、私自身、大きく2つの変化がおきました。
1つ目は「圧倒的心の余裕」がもてるようになったことです。通勤時間が無くなったことにより、以前と比べて自分でコントロールできる時間は増え、家族(旦那・娘)・仕事に対しても心が穏やかになれた気がします笑
2つ目は「目標への意識が高く」なりました。これまでよりも制約が減り自由になった分、アウトプットを出そうという意識が強くなりました。とはいえ人事は社員と話したり、役員と議論したりと、社員間の課題や問題の解決・支援するために人と話すことも非常に重要な仕事で、そうした業務は明確なアウトプットがあるものでもないのですが、それぞれの業務特性を理解したうえで、アウトプットを意識し、作業系の業務に関しては生産性が高まっています。
一方、オンラインでは満たされない感覚もあると思っています。物理的距離なのか、心理的距離なのか、分からないけど、安心度合いが違うのでしょうか。特に関係性が維持できていなと、表情や仕草から読み取ることが難しかったり、コミュニケーション満足度が異なる気がします。オンライン・オフラインでのコミュニケーションとのバランスが重要だと思ってもいます。
私のチームでは、リモートワークと同時に週2回のオンライン朝会を開始しました。朝会といっても会議オーナーは不在で、アジェンダも無し、フリーな感じでみんなが話す雑談の会です。とはいえ、自然と業務相談や共有などが多くなるときもありますが、「雑談」という名の場があるからできる相談もあるのかなと感じています。
これからの「働き方」について
産休・育休、コロナショックと、私にとって大きく「働き方」が変わったのがここ数年でした。
コロナも後押しし、世の中はこれからどんどん変わっていくことが予測されます。人々のライフスタイルや価値観が変化していくことにあわせて、組織もそれに応じた変化が求められます。具体的には、今後「働くことへの価値観」は、より大きく変わっていくのではないでしょうか。実際、リモートワークを実施してみて、前述したように自分の意識も変わるきっかけになりました。
私個人としても、また人事担当としても「変わるスピードを高める」ことが不可欠であることを改めて感じています。今後も、意識の変化のきっかけに繋がるような制度や施策をすることで、アグリメディアの従業員一人一人の人生が豊かになる支援をしたいと強く思っています。
最後に・・・
2歳の娘が大きくなった頃は、どんな社会になっているのでしょう。
(私)「ママは1つの会社で週5日8時間働いてたよ~」
(娘)「ママそれは大変だったね。ってかあり得なくない?」
なんて言われてしまうのでしょうか笑。娘に“考えの古い昔の人”扱いされないように、自身も「変わるスピード」を高めて、変化の大きい多様な世の中に、しっかり順応していきたいです。
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