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アフリカでチームを作るということ

我々は日本人ばかりで始めたチームだが、現地のチームメンバーをどんどん増やしていき、ゆくゆくは会社の将来を彼らに担ってもらいたい、と考えている。

とはいえ、日本人的な感覚では「裏切り」「サボタージュ」が日常茶飯事のアフリカで、それをどうやって実現するのか。長年一緒にやってきた事業パートナーに裏切られた、みたいな話は枚挙にいとまがない。

1人の採用をするのに数十人に会う。そうすると、彼らが大事にしているバリューがどこにあるのか、は驚くほど違う。ケニアもウガンダも多民族国家で、勤勉な人たち、お金にがめつい人たち、外交的でコミュ力の高い人たち、と出身部族でかなりキャラクターが違う。

そんな中で誰と働けばいいのか?まだまだ僕は分っていない。ただ、大事なのは「一緒に働きたい」「この人の成長をサポートしたい」と思えること。そう思えないと、相手のことを腹をくくって信用できないし、そうなるとお互いにストレスが溜まるだけ。

当たり前のことのように思える話だが、それを前提に早い決断をしていくのがとても難しい。

僕たちが二番目にウガンダで雇ったチームメンバーは(一番目は失敗した)、インタビューの時に「私は沢山仕事をしたい」といっていた。「私は機会が欲しい」という人はたくさんいるが、頑張りたいという人に、ウガンダで初めてあったので、ジョインしてもらうことにした。

まだ彼女は新卒に近くて職務経験もほぼなかったが、ジョインしてから1年間で、しっかり顧客サポートの仕事を切り盛りしてくれて、最近はチームに対してこうしたほうが良い、という提言も増えてきた。彼女みたいなチームメンバーが、徐々に増えつつあり、ケニアのチームも新しい営業の方法を考えてやり始めたり、最近の動きがとても面白い。

ウガンダの日本人事業家の中の古老の言い伝えでは、良い人に巡り合えるかは「運」でしかないらしい。とはいえ、それは日本でも同じこと。この先、裏切られたり、嫌な思いをすることもあるかもしれない。とはいえ、僕に出来ることは、出来るだけ多くの人にあうこと、皆が必死に働き成長して、その成果を分かち合えるような事業を作りこんでいくこと、それしかない。

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