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What we do

事務所と工房を併設する自社建物の地下には、作品を紹介するショールームがあります。(東京・目白駅徒歩約10分)
工房では、浮世絵から現代の作品までが日々制作されています。
私たちアダチ版画研究所は、浮世絵を制作するための技術として江戸時代に確立し発展した伝統木版技術を現代に継承した彫師・摺師といった職人をかかえる工房であり、彼らの制作する商品の企画をする版元としての機能をあわせもった会社です。 昭和初期に創業者の安達豊久は、江戸の浮世絵・木版画の美しさに憧れ、当時業界では珍しく職人を雇用し、日々職人たちの作業を自分で確認しながら制作することにより高品質の作品ができるとして工房形式をとったアダチ版画研究所を作りました。その意思を継ぎながら、現在でも伝統の技術を高度に継承した職人を育成しながら、主に浮世絵の復刻版や現代のアーティストとのコラボレーションによる木版画作品を制作・出版・販売をしています。アダチ版画研究所が復刻している浮世絵版画は、江戸時代と同じ山桜の版木を使い、和紙に水性の絵具を摺り込むことにより生まれる色鮮やかさが特徴です。まさに江戸の庶民が熱狂した摺りたての鮮やかを味わっていただけるものです。そのため、特に本物志向の方には、大変好評で、現在自社のオンラインストアを中心に国内外のお客様にご利用いただいております。また、近年では、草間彌生さんや山口晃さんといった日本を代表する現代アーティストの方々とのコラボレーションにより完成した現代の木版画作品の出版を通し、伝統木版技術の可能性を追求しています。 また、この伝統木版技術を保存継承していくために、若手の技術者の育成と広く一般への啓蒙普及活動を主な事業とする財団法人をアダチ版画研究所が母体となり1994年に設立し、現在は公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団として、国内外で様々な活動を行っています。この財団の活動の成果により、現在アダチ版画研究所では20-30代の若手職人が多く活躍しています。

Why we do

アダチ版画研究所は、日本が世界に誇る浮世絵制作の技術である伝統木版技術を高度に継承し、世界中の人々に感動をしていただける木版画を創造すること、その結果、日本だけでなく世界の美術文化の発展に寄与していくことをビジョンとしています。 そのためには、ものづくりに携わる者としての「誠実さ」や「謙虚さ」を常に持つとともに、高度な技術そして高品質のものを生み出すために、その道で一流であるための「努力」や「探求心」を惜しまないという気持ちを一人ひとりの社員が持ち仕事をすることが重要と考えています。

How we do

彫師・摺師の職人など工房スタッフが8名、販売・企画・事務系スタッフが6名、そして会長・社長を入れた16名の小さな会社です。職種によって得意とする分野がかなり異なるため、色々なタイプの人が集まった職場です。 半分以上は20-30代の若いスタッフが中心となって活躍する職場です。販売企画については、30-40代のスタッフ2名を中心として、販売スタッフのミーティングなどを踏まえて行っています。一人でじっくり考える時間ももちろんとっていますが、メンバー同士が話しながら色々な意見を出してみんなで企画内容を決めていく雰囲気があります。 取り扱うものが浮世絵や現代の作家の作品のため、浮世絵や現代アートなどの展覧会やお客様動向で気になるニュースなどは、それぞれのスタッフが集め、回覧やメールなどで共有しながら、企画のアイディアに活かすなど日常的にしています。 仕事だけの時間以外も、色々なことに興味を持って、見聞を広めながらネットワークがつくれる人の集まりになって欲しいと思っています。