貴方は仕事を通して「誰の満足」を図りたいだろうか。
この場合の「誰?」は、「自分自身」、「所属企業」、「クライアント」の3つしかない。
「自分自身」の満足とは、給与などの報酬面も有るし、成長や達成感、存在意義なども有る。これらは働くモチベーションそのものだろう。
「所属企業」の満足とは、所属する企業の利益を最大化することであり、自分自身の報酬源泉でもある。
「クライアント」の満足とは、文字通りクライアントの役に立ってクライアントが満足すること。
これら3つが一致する事が理想的だ。しかし、現実は圧倒的に一致しないことの方が多い。
仮に「所属企業の満足=自分の満足」であれば、どんどん所属企業の為に働こう。それが貴方自身の満足度も向上させる。
もし「所属企業の満足⇒自分の不満足」であれば、一刻も早く職場を変えよう。企業満足にエネルギーを費やす程、貴方自身が疲弊する。
この2者間は選択肢がシンプルだ。だから判断も難しくない。
クライアントと所属企業の満足が相反するとき
一方で、現実のポイントは「クライアント」と「所属企業」間の満足ベクトルの関係性だと言える。
これらが同じであれば仕事上のストレスは無い。そこに矛盾や理不尽は無いのだから。
ただし、実際には両者の満足ベクトルが相反する場合も多い。
「今の貴方の所属企業はどうですか?」
そもそも「クライアント満足」はクライアント自身が感じるものだから、企業側は変えられない。企業側で変えようという考え方こそ「企業論理」と呼ぶべきもの。
そうなると選択肢は2つだけ。
① 貴方が今の環境や職場の価値観に迎合し、もしくは、我慢しながら働く
② クライアントと企業の満足ベクトルが一致する企業に転職する、もしくはそういう企業を設立する
ウチはクライアントと企業の満足ベクトルを一致させるよう、小企業ながらも30年近く経営してきた。
「小企業ながらも」という表現は少し違うな。余分な固定費を抑えた「小企業だからこそ」この価値観を貫く事が出来ると言える。
仕事=看板力×商品力×自分力
仕事は次の3つの要素に分解が可能だ。
ただ、数年も真面目に働いてくると、企業側が「看板力」や「商品力」を優先するあまり、クライアントと働く個人の満足を後回しにしている現実にも気付いてくる。
会計的視点では「看板力」を高めて維持するには多大な広告宣伝費が、「商品力」を高めて維持するには多大な研究開発費が必要となるだろう。
それらのコストはクライアントが支払う報酬で賄われている。
つまり、クライアントが支払う報酬は、自身の悩み解決に必要な金額だけではなく企業側のコストをも含めた総額という事実だ。
これが、企業論理が優先される背景。
ウチは「クライアント満足」を最優先するという働く個人の強い意志を「自分力」としている。
その「自分力」がウチの「商品力」であり「看板力」になっている。
そのためには、自立心と自律心を持ち続け、自問自答を繰り返し続ける事が必須となる。
「自分はクライアント満足を追求できているか?」と。