ウチの業務内容を一言で表すと「クライアントが抱える問題点の全部について解決を図ること」。
ウチはFPコンサルティング会社であり、売買仲介や賃貸管理を日常業務としている不動産会社だ。
また、グループ会社に一級建築士事務所・建築会社、行政書士事務所を有しており、新たに元従業員が設立する「不動産鑑定士事務所」が加わる予定。
これらの横断的な視点・スキームでクライアントの問題解決を図る総合的コンサルティングファームというのが組織の全体像になる。
総合的コンサルティングでは、現実論として各専門分野の業法等における専業の業務範囲が存在する。
例えば、税務書類の作成や裁判等の訴訟代理人としての行為など…。
これら業法や制度との関係でウチのグループ会社だけでは解決が図れない内容が生じる。
その場合は解決する為のチーム(専業・士業等)を組成し、ウチの社名にもなっているネットワークをもって解決に導いている。
将来的に、仮に貴方が税理士や司法書士等の資格を取得するのであれば、是非グループ内で事務所等を開設して欲しい。グループの可能性が広がり相乗効果をもたらしてくれるから。
コンサルティングという名称は抽象的だし、実際にクライアント自身が「何に悩んでいるかわからない」という漠然とした不安を抱えていたり、本人も気づいていない悩みを抱えていたりする場合も多い。
それを具体的に可視化して論点の優先順位、作業工程や進捗をイメージして、個別・具体的に解決のためのスキームを組成して実行する、というのが業務フローになる。
クライアントを主人公にする
例えば、弊社の主業務である相続設計で具体例を挙げてみる。
クライアントが漠然と「相続が不安だ」という悩みを抱えているとしよう。
相続問題では論点が多分野にまたがり、それぞれが専門分野で難しく複雑に絡み合っていて、更に相談者本人が全体像や落とし穴を把握し難い状況にいる。
その悩み事に対する企業側から提示されるスキームには、企業側の商品や業界、得意分野、キャッシュポイント(儲け口)を主人公にした内容も多い。
税理士は税務を主人公に…、法律資格者は法務を主人公に…、金融系は金融を…、不動産系は不動産を…、といった具合…。
但し、クライアント側は企業側を主人公にした優先順位や内容の提案を望んでいるはずがない。
クライアントが望んでいるのは「クライアント自身の個別内容を主人公」とした問題点と優先順位を整理して解決する為の提案だ。
だから、ウチはクライアントを主人公にした提案と実行を行う。いたってシンプルな話。
自社商品の販売は、本当にクライアント最善か
「クライアント満足を図るために自社商品を販売する」と標榜している企業は数多く存在する。
しかし、だ。
本当に「自社商品の販売 ⇒ クライアント最善」に繋がっているのだろうか?
クライアント最善に繋がる事例も有るだろう。
但し、状況や背景によっては自社商品の販売がクライアント最善とはならないケース、極論ではクライアント最善と逆行するケースが存在している現実も有る。
自社で販売商品を有している限り、その販売へのバイアスが生じる方が自然だろう。
だから、ウチは自社商品を持たない。
自社都合の論理でクライアントと自分自身を誤魔化すのは、時間とエネルギーの無駄遣いだし、格好悪い。
クライアントの悩みを「誰か」が解決に導くのであれば、その「誰か」は自分でありたい。
お客様に可愛がられて満足するスタンスでは、相談を受ける事は無い。
クライアントの「人生の中で一度きり」のタイミングで悩みを委ねられる人間性・経験・発想・遂行力・責任感と、それを論理的に裏付ける知識等が必要となる。
これは簡単な仕事ではない。
だからこそ「自分」の存在意義が有ると実感できるはず。