今週のWantedlyでは、iOSエンジニア 服部をご紹介します。
服部には、当時まだ入社2ヶ月だった2017年4月に『AbemaTV大型新機能「Abemaビデオ」を開発したエンジニアたち――開局1周年特別インタビュー(後編)』と題した記事で話を聞き、「AbemaTVに入社して3ヶ月経ちました」という本人執筆のブログは多くの方にご覧いただきましたが、入社して1年経ったこのタイミングで改めてインタビュー。
現在の「AbemaTV」開発環境やサービスへの想い、社外での積極的なコミュニティ活動など詳しく教えてもらいました。
服部 智
「AbemaTV」iOSエンジニア。
SIerでのiOSアプリ開発を経て2017年2月サイバーエージェント中途入社後、「AbemaTV」にジョイン。現在は、視聴数や継続率をアップさせるための新機能開発やサービス改善など主にグロース施策を担当。最近は「AbemaTV」独自のABテストの仕組みづくりにも従事している。
「“最高” っていうくらいに良い人たちが集まっている」
ーー入社のきっかけは何だったのでしょうか?
前職は少数精鋭のSIerで、iOSエンジニアとして医療系アプリや設備関係のWebシステムを受託開発していました。当時から積極的に社外の勉強会やカンファレンス、ハッカソンに参加していたのですが、そこで色々な方と知り合ううちに「ぜひ一緒に働きませんか」と声を掛けていただく機会が増えてきたんですね。その時に、改めて自分がこれからやりたいこととか成長できる場所を考えて様々な会社をフラットに見てみたのですが、「AbemaTV」であればそれが実現できるのではと考え入社を決めました。
ーー転職して1年経って、「AbemaTV」の開発環境についてどのように思いますか?
「AbemaTV」で1年働いてみて思うのは、チームメンバーが最高っていうくらいに良いことですね。技術的に優れているだけでなく、かつ人当たりが良いメンバーばかりが集まっているので精神的なストレスが無いんです。だからそういった環境にポジティブに引きずられるというか、「AbemaTV」のこの環境では自分が理想とする素晴らしいエンジニア像に日々近付かざるを得ないんですよね。なので、そういった環境に染まりたい方はぜひジョインしていただきたいと思います。
今後もっと頑張りたいところとしては、開発プロセスにおける自動化です。主にテストの自動化ですが、少しずつ整備されていってはいるもののまだ人力で頑張っている部分が多いのが現状。人が足りないので、さらに体制を強化しているところです。
(参考:「テレビが落ちるなんて誰も想像すらしない」インターネットテレビ局 AbemaTVはQAチームを強化します)
ーー「AbemaTV」のサービスについてはいかがでしょうか?
番組制作チームは凄まじい勢いで「AbemaTV」らしいトガったコンセプトの番組を作り続けていますし、番組編成やサービス運用においても日々スピード感を増しながら改善を重ねていることもありこの1年でさらに大きな事業に成長しているなと実感しています。これほど大規模なサービスで、機能開発ができるというのは本当に貴重な体験だと思いますね。「AbemaTV」はこれからさらに伸びていくと思うので、チームがさらに拡大してもスピード感を忘れずに実装していきたいと考えています。
担当業務以外にも、ARアプリの開発リーダーを務める
ーーAbemaTVの業務以外で、社内で取り組んでいる活動があれば教えてください
サイバーエージェントのメディア事業に携わるエンジニア向けに、最近新たに始まった「ギルド制度」という取り組みがあるのですが、そこでARギルドのリーダーを担当しています。「AbemaTV」のiOSチームメンバーと一緒に以前社外のハッカソンに参加してARアプリを開発していたこともあり、ARギルドのリーダーに向いているのではとiOSチームメンバーが推薦してくれたことがきっかけでした。
「ギルド制度」では、エンジニアが担当プロジェクトに関係なく、興味のある技術テーマに沿って横断したチームを組み、会社から予算をもらって開発を進めていきます。現在ギルドメンバーは自分を含めて7名で「AbemaTV」だけでなく、マッチングアプリ「CROSS ME」の担当エンジニアも参加していたり、グループ会社の株式会社VR Agentにも開発協力に入ってもらっています。最近キックオフしたばかりで、当面のマイルストーンは半年後に予定されているギルドカンファレンスでの発表なのですが、我々のチームとしてはもっと長いスパンで取り組むことができたらと考えているところです。
その他には、iOSエンジニア向けの勉強会「CA.Swift」の運営スタッフも担当しています。
執筆活動やワークショップ運営など社外活動も積極的に
ーー社外で行なっている活動についても教えてください
最近では、try! swiftでワークショップ運営を手伝わせてもらいました。以前FacebookのARハッカソンに参加していた際 try! SwiftでARをテーマにしたワークショップを行うという話を聞いたんです。そこでAR開発に関するツールが使えて、Swiftが分かって英語が話せる人を探しているということでお誘いがあり、協力させてもらうことに。外国籍のエンジニアにも知り合いができ、楽しかったですね。
あとは、現在は2018年4月24日発売予定の「Web+DB PRESS」特集記事の執筆を進めているところです。iOSアプリをまだ開発したことがない方々向けの記事なのですが、初めての執筆で最初は苦労しました(笑)
直近の数ヶ月は担当業務や執筆活動で忙しかったこともあり、勉強会も参加者として学ぶ機会が多かったので、今後はまた積極的に登壇していきたいと思っています。
AbemaTVにおいて “ポジティブな渦を巻く存在” になりたい
ーー「AbemaTV」での開発に興味を持ってくださっている方々向けにメッセージをお願いします
エンジニアとして成長するためには、良い環境はお金を出してでも得るべきだと個人的には思っているのですが、「AbemaTV」はありがたいことにそこにいれば自然と成長せざるを得ないすばらしい環境です。そういった環境を求めている方にぜひ来ていただけたら嬉しいですね。
また、こんなことをしたら「AbemaTV」がさらに良いサービスになるのではという考えのもとに自発的に開発に取り組める方も活躍できる環境だと思います。iOSチームにおいても、スプリントで決められた施策だけでなく、みんな自ら積極的にアイディアを出して自主的に開発を進めている人が多いですね。
ーー最後に、今後の展望を聞かせてください
AbemaTVの中で屋台骨的な存在になりたいと常々思っていて、サービスが “インターネット発のマスメディア” として成長し、黒字化するところまでずっと頑張っていきたいと考えています。また、最近はそれに加えて組織にとって良い渦を巻く存在になりたいと思うようになりました。AbemaTVにジョインしてからの1年を自分で振り返ってみたときに、最初の頃はキャッチアップに日々一生懸命でした。ただ1年経ってキャッチアップの時期は終了し、今後はさらに自分ならではの価値を出していくことに注力した方が、自分自身も成長できるし周りにとっても良い刺激になるだろうと思うんです。今後はそれらを積極的に行動に落とし込んでいきたいですね。
あとは具体的には、現在取り組んでいる様々なグロース施策や「AbemaTV」独自のABテストの仕組みづくりにおいて、具体的な成果をこの半年〜1年で出していくのが今後の展望です。
社外の方と名刺交換をした際に「AbemaTV見てますよ」と声を掛けていただく機会が最近は多く、ありがたいしとても嬉しく思っています。「AbemaTV」がもっと皆さんの生活において欠かせない社会のインフラ的な存在になるよう、これからも成長を続けていきたいと思っています。
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