プロフィール
渡邊 藍子 (23歳) |株式会社バイデンハウス インターンシップ
早稲田大学 教育学部 英語英文学科
コミュニティマネージャー, 若者の研究所
Internship, Weiden Haus
渡邊藍子です。中高一貫の女子校を卒業し、早稲田大学に進学しました。大学ではバンドサークルに所属し、音楽漬けの毎日を送っていました。
ほかのインターン会社やアルバイトは?
高田馬場のおでん屋さん、バー、出版社や塾のチューターなど、様々なアルバイトをしていました。
将来目指していることや夢
インターンシップを経て2026年4月からバイデンハウスに就職することにしました。
現在は、コンサルタントとして1人前の仕事をすることが目下の目標です。クライアントのブランドと生活者の橋渡しになることでブランドやコンテンツの開発に貢献していきたいです。
そして、自分自身も、さらにたくさんの人と関わることで自分をアップデートし続けたいです。私は、「いつまでも柔らかい人間であり続けること」を目標にしています。常に新しい考えを知り続け、人々の生活を彩るような、そして社会を変えるようなコンテンツとの出会いを提供したいと考えています。
バイデンハウスとの出会い
なぜバイデンハウスへ?
大学2年生のときにバイト先の先輩から誘われて、若者研(若者の研究所)の定例会に参加したのがきっかけでした。
若者研を運営しているバイデンハウスの風通しの良い雰囲気や、学生の意見を面白がって聞いてくれる社員の皆さんに魅力を感じ、大学4年生から本格的にバイデンハウスでインターンシップを開始しました。
実際のインターンシップ体験
どのような業務を担当しましたか?
若者の研究所のコミュニティ運営を担当しました。若者研はバイデンハウスが運営しているZ世代の価値観や消費者行動を研究するシンクタンク型のコミュニティです。
私はコミュニティマネージャーとして、大学生を集めて定例会を開いたり、Z世代に関する考察レポートをnoteで書いたり、SNSでコミュニティの広報活動等していました。
ある日の飲み会で取締役の三上さんから私に白羽の矢が立って、若者の研究所のコミュニティマネージャーをすることになりました。私が課せられたミッションは若者研を100人規模の団体にすることでした。
私はこれまでリーダー的な役割も経験したことがほとんどなく、手探りで仕事をしていたため最初の進捗は絶望的でした(笑)
それでも、コミュニティの現状を分析し、必要なタスクを洗い出し、一つ一つこなしていくことでだんだんと軌道に乗せていくことができました。バイデンハウスは、とりあえずやってみろ!とインターン生にも裁量権を与えてくれる会社なので、わかんない!どうしよう!と焦ることもありましたが、「自分でどうにかしないと」と思い頑張りました。かなり自分で考える力が付いたなと思います。
コミュニティのコンセプト作りで考えたこと
「コミュニティってそもそもなんだろう?」「なぜ人はコミュニティを形成するのだろう?」「どういうコミュニティがいま世の中に必要なだろうか?」という根源的なことから考え直しました。
そこで気が付いたのが、現代には、若者の自分が自分らしくいられる居場所って実は少ない。友達、サークル、アルバイト、ゼミ、クラスなどいろいろありますが、自分の素をさらけ出せる時間って、案外少ないかもしれない。
若者研に行けば、自分の意見をズバズバ話すことができる、極端な意見でもみんな否定せずに面白がってくれる、そんな環境を作ろうとしました。
コミュニティの雰囲気づくりで工夫したこと
「自分の思っているコトを、自分のコトバでさらけ出してもらうこと」を大事にしていました。
普段は人に話さないような深い部分の価値観を話し合える自分の素を出せる場所にしたいと思っていました。そのため、大学で学んだマーケティング講座や一般論に終始するのではなく、自分自身の考えを自分の言葉で表現することをコミュニティでお願いしていました。
若者の研究所は今日現在、どういう人が集まっている?
若者研は大学の枠を超えたコミュニティで、普段のキャンパスでは出会わないようなユニークな学生が多いと思います。
起業をしていたり、海外経験があったり、芸能系の子もいます。集まっている学生の多くは、普通制高校からMARCH以上の大学に行くような普通の学生です。しかし、どこかみんな個性的でユニークな感性を持っています。
例えば、変な偏見を持つちょっとひねくれた子がいるんですけど、その偏見が面白い。(笑)とか、やけにデータを気にする理屈っぽい子とか、あとは恋愛の価値観がまるで違う二人が飲み会で恋愛談義をしていたらいつの間にか言い合いになってたり。
みんな自分の考えを主張することをためらわない、オープンマインドな性格でとても面白いです。「日本における普通」とは違った大学生との交流を通して新しい価値観を知り、どんどん自分をアップデートしている印象です。
若者研で芽生えたコミュニティの「繋がり」って?
理想的には、若者研での経験を通じて、出会った人やその意見をできる限り思い出してもらいたいな、と思っています。
何かを見た時に「○○さんってこれ好きだったな」とか、「この間○○くんこんなこと話してたな」とか、ふとした瞬間に思い出す、そんな感覚が理想だなと思っています。
私自身も、赤坂の改札を出てすぐのところにあるサブウェイを見るといつもサブウェイを食べていた若者研の同期を思い出します。いつも繋がっているわけではないけど、ふとした瞬間に思い浮かぶことが繋がりなのではないかと思っています。
そのため、話し合う時間や飲み会の時間もたくさん取って、コミュニケーションを活性化させていました。仲良くなってくれたらうれしいし、仲良くならくても、1回話したことがある安心感、そういう感覚があるといいなと思っています。
実際に、地方配属になった若者研の同期の送別会をしたり、朝まで飲みに行ったり。男の子同士でサウナに行ったりもしているみたいです。「さらけ出す」中で、繋がりが生まれているのを見ると嬉しくなります。
また「家族観」というテーマで学生会議を行ったときに、自分が所属しているコミュニティを書き出してもらったところ、若者研が素を出せるコミュニティだと言っていた学生が複数人いて嬉しかったです。
「仕事って面白い」と思った瞬間は?
自分で考えて、自分で決めて、自分で行動したことが結果になったときです。自分の思い描くコミュニティに少しずつ近づいている実感が湧くと楽しいなと思います。
新しく来てくれた学生たちが若者研に魅力を感じて何度も学生会議に参加してくれるようになったときは、自分の努力が報われた気がして嬉しかったです。
また、ミッション・ビジョン・バリューを若者研の運営メンバーの学生のみんなと作ったことも思い出深いです。若者研がどんなコミュニティになってほしいか、運営メンバー全員が同じ方向を向いて考え抜いた経験は貴重でした。
会社やチームのカルチャー
バイデンハウスの雰囲気
バイデンハウスは「個性大爆発な少数精鋭の集団」。メンバーみんなが個性的で、自分軸がしっかりしています。また、全員がクライアントのために全力で仕事をしており、全員に「自分たちで会社を大きくしていこう」という姿勢があります。
発言に対して、社員のコンサルタントの方々から「なぜ?」「どうしてそう考えるの?」と質問をされる機会が非常に多いです。時には回答に詰まってしまったり、論理立っていない説明になってしまうこともあります。それでも、自分の言葉で、自分の意見を赤裸々に話せる雰囲気です。
メンバーとの上下関係
良くも悪くも上下関係を感じたことはありません。(笑)
社長含めた社員とインターン生の仲もとてもいいです。インターン生の送別会や、定期的に開催される飲み会もとても楽しいです。社員の皆さんがお兄ちゃんお姉ちゃんのような感覚です。恋愛の話を聞いてもらったり、人生相談をしたり、色々な話をします。
また、直属の上司の三上さんは超トレンドキャッチャーなので、最近のトレンドを教えてもらうことも多いです。どこで仕入れてきたトレンドなの!?という最先端トレンドを教えてくれます。ラブブやバターベアというタイのキャラクターも三上さんに教えてもらいました。
そして、社員の皆さんに共通しているのが、常に考えをアップデートしようとする姿勢です。普通、上司から部下への一方通行なフィードバックやアドバイスが主流だと思いますが、バイデンハウスの人たちはフィードバックのキャッチボールをし合って、みんなで高め合っています。
成長や変化の実感
インターン前と後で変わったこと
結論ファーストで話せるようになった
バイデンハウスはコンサルティングファームなので、論理的で端的な説明力が求められます。忙しい社員の皆さんの時間を奪わないよう、要点をまとめて報告をする癖がついたので短い言葉の中で伝えたいことを入れ込めるように努力しました。
相手目線で考える癖がつき、言葉選びが正確になった
常に相手目線で考える癖がついた結果、この言葉に対して他者がどう思うのか、という視点を得ました。人を傷つけない言葉選びだけでなく、どの言葉を使えば自分が伝えたいことが100%伝わるのか、こだわって言葉を選んでいます。
読者へのメッセージ
これからインターンを考えている学生へのアドバイス
迷ったら飛び込むこと、わからないことを恥ずかしがらないこと。
わからないことは恥ずかしいことではないんだと気づきました。むしろ、わからないことを特定できれば、誰に相談したらいいのか、何を質問すればいいのか、自分で調べればいいのかがわかります。自分がつまずいているポイントを把握して成長することが最重要事項なので、疑問があったらすぐ周りの人に聞いてみるといいと思います。
バイデンハウスに向いている人は?
好きなものがある人。
言語化能力が求められることにプラスアルファで自分のキャラクターがある人が向いています。バイデンのメンバーはみんな個性豊かなので、それに負けないキャラクターをさらけ出していくといいと思います。
そして、自分で仕事を探せる人。
指示がなくても自分から仕事を探しに行く積極性が評価されるカルチャーだと思います。
相手目線で考えられる人。
これはわたしも入社後からたくさん言われていたことですが、バイデンハウスは徹底した相手目線を大切にしています。クライアントに伝わりやすいように、上司が後続の仕事をスムーズに進めやすいように、若者研のみんなが一回で読んでわかるように、と常に相手の気持ちを考えられる人が向いていると思います。これはクライアントにも社員にも、他のインターンシップのみんなにも、外部の協力会社すべてにも共通して徹底していることだと思います。
バイデンハウスにはフラットに全員の意見に平等に耳を傾ける文化があります。堅苦しい風潮や古風な文化のある場所が肌に合わなかった私にとって、学生の意見も同じように尊重してくれるバイデンハウスのカルチャーはとてもありがたいものでした。
バイデンハウスは、誰もが成長できる環境です。持ってくるものはやる気と時間だけ。丁寧なフィードバックやチャレンジする機会に恵まれており、インターン生として多くのことを学べると思います。迷うなら、一度バイデンのみんなに会ってみるべき!すぐに好きになると思います。