What we do
ウェルネス・イノベーションを加速するヘルスデータ・プラットフォーム「Data Ethnography」(データ・エスノグラフィー)
コンディショニング・アプリ「you’d™」(ユード)
ヴェルトはライフログやIoTのデータを活用し、リアルな世界と社会に価値を創造するデータ・サイエンス・カンパニーです。クリーンなデータでないと使えない、予測は出来ても理由が説明できないと言ったAIの弱点を補う新たなデータ解析技術と、デザイン性やユーザビリティを備えたアプリを開発しています。
[ データ・エスノグラフィー (Data Ethnography) ]
ウェルネス・イノベーションを加速するヘルスデータ・プラットフォーム
「キュアからケアへ」多様化や高齢化が加速する時代、求められるのは一人一人が自分のペースで病気を予防し、健康で活躍できる時間を増やす創造的な工夫です。この領域で、今様々な企業がイノベーションに取り組んでいますが、一方で「手元にデータはあるが活用しきれていない」ことが大きな課題となっています。(※当社調べ)。データ・エスノグラフィーは、ウェアラブルなどによって増加するライフログや企業・機関にある様々なデータを活用し、商品開発やR&D等のイノベーションを加速するヘルスデータ・プラットフォームです。繋がりのあるデータから因果関係のメカニズムを探り、今あるデータをもとに仮想的に効果検証まで行える画期的な仕組みとして、様々な企業様より好評をいただいています。
[ コンディショニング・アプリ "you'd" ]
自分のデータから体調管理のヒントが見つかるパーソナルコンディショニングアプリ
「you’d™」(ユード) は、ウェアラブル端末などからスマートフォンに溜まっているライフログ、自分で入力した体調や習慣の記録、さらに天気や気圧など環境データ等さまざまな情報を掛け合わせて解析します。一人一人の体調のコンディションに関係のある生活習慣や、気候などの環境要因に気づくことができます。現代社会では非常に多くの人が体調の悩みを抱えて毎日を過ごしています。例えば、日本では治療しながら仕事をしている人は、2017年で男女ともに1/3※を超えています。you’d™は、自分のヘルスデータを活用し、その人に合った継続できる方法で“健康な時間”を増やすことを目標にしています。
データを気づきに、気づきをポジティブな変化に
スマートフォンの中で、長い間記録されたヘルスデータやライフログ。これらは主に記録の確認で終わっている場合が多いと思います。しかし健康な時間を増やすためには、まず自分自身が「良く眠れるのはどういう時か?」「血圧や体重が上がってしまうのはどんな時なのか?」など自分の体調に影響していることに気づくこと、そして自分とより良く付き合うためのポジティブな変化にしていくことがポイントです。you'dは、世界でも他にないテクノロジーとして、一人一人のデータから体調の良し悪しや不調症状に影響していそうな習慣や環境の状態を教えてくれるアシスタントです。
[ スモールデータを扱うデータ解析アルゴリズム"Smallytics" ]
ライフログのデータは、スモールデータでしかも欠損の多いダーティな状態のものがほとんどです。そういったスマートフォンにあるデータから、リアルタイムで関連性の強いものを発見するアルゴリズムが、Smallyticsです。このSmallytcisはそのままでも良い結果を計算しますが、スマートフォンから集まったデータでより高度な計算処理をするマザーと連携することで、よりインテリジェントに進化を遂げて行きます。
[ IoTプラットフォーム"Riiiver" ]
その人に価値ある機能を無限に。IoTデバイス同士やWebサービスを自在に繋ぎ、様々な趣味やニーズを満たすための仕組みをシチズン時計と共に開発しています。自分の好きな機能を3ステップで簡単に作成・共有できるサービスプラットフォーム"Riiiver"(リィヴァーと発音)は、日本のみならずアメリカやヨーロッパでも展開が始まっています。今後もより魅力的なサービスを追加して行く予定です。
Why we do
健康で活躍できる時間を増やす
リアルな世界で産み出されるデータの活用法の革新
ライフスタイルや生き方だけでなく、パンデミックを始めとするリスクの多様化も進んでいるこの時代。日々産み出される様々なデータを、関心や目標の違う一人一人のために最大限活用することが、次の時代のデジタル・テクノロジーのあり方だと考えています。私たちは、リアルな世界で産み出されるデータの活用法を革新し、一人一人に寄り添った「パーソナライズされたウェルネスの実現」、健康で活躍できる時間を増やし医療資源の効率化につながる「キュアからケアへの予防シフト」、ケア中心の時代だからこそ必要とされる「多彩な産業のヘルスケア・イノベーションのサポート」の三つを追求します。
How we do
スモールデータの性質に着眼し処理するヴェルトの独自技術
ライフログをイノベーションにつなげるアプローチ
[ 技術革新ではなく技術の使い方を革新する ]
ビジネスでビッグデータをAI活用し予測や分類を行うことは一般的になってきました。しかしAIで利用するデータはクリーンなものでなければならず、多くの企業がプロジェクトの大半の時間をデータのクリーニングに費やしています。世界にはデータは大量にあるのに、精製された水のようなデータしかAIには使われていません。一方で、日々生み出されるライフログは、欠損が多くダーティな状態、いわば川の水のようなものです。こういったデータをリアルタイムで使えれば、より広範な問題が解決できるはずです。そしてIoTから排出される多くのデータは一つ一つのサイズが小さいスモールデータです。
またAIは、予測は出来ても「なぜそうなるのか?」に対する答えがわからないのが弱点です。特に、相手に説明を求められるヘルスケアのような領域では説明可能性や解釈性が重要です。AI技術を活用すると共に、そのメカニズムを紐解くための仕組みはまだ発展途上であり、この領域には大きな可能性が秘められています。
私たちは、デジタル社会が飛躍するために足りないパーツを見つけ、いち早く取り組むことを社是としています。特に、スモールデータ・ダーティデータの活用技術や「なぜそうなるのか?」を理解するための因果推論技術に取り組んできました。技術そのものの革新も大事ですが、ヴェルトではそれをどのように社会課題のために使いこなせるかこそ、より重要な視点だと定義しています。
[ クロスボーダーに物事を捉え実装する ]
構想力に加えて、実現力がなければ社会課題は解決できません。私たちはデザインとエンジニアリング、テクノロジーとクラフトマンシップ、ハードとソフト、アカデミアとビジネス等、異質な分野をクロスオーバーに扱うことを得意としています。AI領域では、アカデミックで最先端のデータ分析を行うことと、理論を理解した上で、その技術を実用性を持ったUI/UXを通じて社会実装することの間に大きな壁が存在します。 ヴェルトには、アカデミックな分野を理解した上で、研究に終わらない実装を行うノウハウ・人材・パートナーシップ・環境があります。
[ 日本から世界へ ]
Grand View Research社の調査によると、2021年のeHealth(デジタルヘルス)市場は2,043億ドル規模となり、2030年までCAGR17.4%で成長すると予測されています。ウェルネスやヘルスケアの課題は国によって違います。ヴェルトは東京だけでなく、サンフランシスコに子会社を持っており、アメリカ市場を見据えて、デジタルで答えを出していく予定です。