社内コミュニケーションを「おやつ」でより効果的に! 2パターンの施策実施後に見えてきた「月1」の重要性
こんにちは!RoomClip コーポレート部の設楽です。
RoomClipでは、社内コミュニケーションの施策として定期的に行っているインテリアワークショップと、おやつを取り入れたコミュニケーション施策「みんかけおやつタイム」を実施しています。今回はRoomClipで実施した2パターンのおやつ施策についてご紹介します!
目次
- 実施の背景
- 2パターンの施策を実施
- 1.おやつ/ドリンクコーナーの常設
- 2.月1回実施のおやつ企画(みんかけおやつタイム)
- おやつタイム成功のコツは「おやつ選定」と「名札」
- 施策実施後に見えてきた「月1」であることの重要性
まず初めに、本施策「みんかけおやつタイム」の「みんかけ」について紹介です。
RoomClipには「メンバー個人」としての判断や行動における指針である「アクト」があり、そのうちの一つに「みんなで掛け算(略称:みんかけ)」があります。
みんなで掛け算
- 自ら動き、周囲を動かす。みんなでしか行けない場所に行く。
- ルームクリップのミッションである「日常の創造性を応援する」文化や新しい産業を築くことは、ひとりで実現することは難しくみんなで力を合わせることが大事。
- プラットフォームビジネスかつバリューチェーンも長いため、一人ひとりの力を掛け算し、成果を出すことが大事。
上記アクトとおやつコミュニケーションを掛け合わせた「みんかけおやつ」施策は、コロナ禍で在宅勤務とオフィス出社を併用した働き方にシフト後、状況に応じて実施内容を工夫してきました。
実施の背景
コロナ禍の制限が緩和されて、2022年あたりからは出社するメンバーも少しずつ増えてきました。オフィスにも活気が少しずつ戻り、また出社に関連した下記のようなフィードバックがメンバーから挙がってきました。
- 在宅勤務が長くなり、オフィスにいくタイミングを見失ってしまったので、出社の機会が欲しい。
- メンバー同士の雑談の場が大幅に減ってしまったので、出社の際にはコミュニケーションの時間が欲しい。
- オフィスだと話してすぐに解決できることでも、リモートワークをしていると相手に伝えるためにテキスト化やマニュアル作成が必要になり、その作成に時間を割かれている。
- テキストコミュニケーションでのちょっとした齟齬が、後々問題になってしまった。
- 会話不足からメンバー相互のキャラクターを把握することが難しく、声をかけることや相談をする際に躊躇いがちになってしまう。
そこで、出社したタイミングでメンバー同士のコミュニケーションをより良くすることで少しでも課題解決につながらないかと考え、おやつ施策を実施しました。
2パターンの施策を実施
1.おやつ/ドリンクコーナーの常設
まず1つ目に実施したのは、オフィスの共有スペースにおやつ/ドリンクコーナーを常設しました。オフィスで黙々と作業するのではなく、本施策があることでおやつやドリンクを取りに行った際に、メンバー同士声をかけ合ったり、会話のきっかけが生まれるのではと想定しました。
結果、午後の休憩時間や終業後のタイミングなどを中心に、おやつやドリンクを取りに来たメンバー同士が近況を聞いたりするなど、共有スペースでの雑談が生まれる機会になったと感じています。また、役員とのコミュニケーションの場として活用していたメンバーも見受けられました。
ただ、時間の経過と共に出社しているメンバーは大体決まっていたことも相まって、会話せずにさっと飲み物やおやつを取りに行くだけの当たり前の場所となってしまい、想定以上にコミュニケーションがなくなってしまったことが課題になりました。
2. 月1回実施のおやつ企画(みんかけおやつタイム)
マンネリ化してしまった状況打開のため、オフィス出社のタイミングを逃しているメンバーへの出社の機会を作ること、またチームを超えた交流ができる場を作ることを目的に再度施策の検討をしました。
検討の結果、おやつを「常設」するのではなく、「月1回」オフィスにて実施する形式にしました。「オフィスに出社するタイミングを作る」こと、「気軽に行ってみようかな?」と思ってもらえたらと考え、「オフィスで話そう!みんかけおやつタイム」と題してSlackで呼びかけました。
またこの月1回を新入社員の入社タイミングに合わせて実施したり、歓迎会の要素も含めて実施もしました。
おやつタイム成功のコツは「おやつ選定」と「名札」
おやつ選定も成功のコツです。「自分では買わないけど、食べてみたかった!!」といった話題のスイーツなど、出社して食べてみたいと思ってもらえるおやつを選んでいます。缶に入ったパフェやパンケーキサンドなど、人気の商品を毎回吟味して選んでいます。
実施回数を重ねるうちに、「次はこれが食べたい!」といった要望の声も参加メンバーから聞くようになりました。自分の出身地のご当地おやつの話で盛り上がったり、次回を楽しみにしてくれるメンバーが増えています。また家族へのお土産分を持ち帰ることもできるようにした結果、家族からもおやつタイムの出社が喜ばれています!との声もありました(笑)
パンケーキサンド&カフェラテ
お取り寄せサイト1位おやつ!社員からも一番人気でした♪
おやつの選定が決まったら、社内周知です。メンバーの目に留まるよう全社アナウンスも工夫しています。選定したおやつの美味しそうな写真や前回のおやつタイムの様子の写真をスレッドに掲載したり、全社月次報告会でお知らせするようにしています。
お知らせの効果もあって、Slackで「●/●のおやつタイムに行こうと思うのですが、一緒に行ける方いませんかー?」などの呼びかけもありました!
チームを超えた社員同士の団欒タイム
(コミュニケーションスペース)
初回は、執務室とは別室にあるミーティングエリアで実施しました。2回目以降は、執務室内にあるカウンターやコミュニケーションスペース(写真(上)に写っているエリア)で始めたところ、声がけしやすく作業をしていてもふらっと途中参加もしやすいと、よりメンバーが気軽に集まれるようになりました。開催場所を変えたことが参加人数の増加のひとつにつながりました!
リモートワーク下で入社したメンバーも多く、初対面となることもあったので「所属チーム/氏名」を書いたシールを貼って参加しています。新入社員メンバーとの会話のきっかけにもかなり役立っています!
参加用の名札シール「チーム名/名前」
施策実施後に見えてきた「月1」であることの重要性
2パターンの施策を実施してみた結果、月1回のおやつタイム実施では、事前告知があったことや「特定の日に集まる」という要素があることから、おやつをきっかけにオフラインで集まってくれるメンバーが増えました。タイミングが合うときは新メンバーの歓迎会要素も盛り込むことで、目的であった「みんかけ」により一層繋げることができたと思います。雑談を通じた相互理解、さらにはその後の実務コミュニケーションにも効果があったというメンバーからの声も以下に紹介します。
- 普段のオンラインでの打ち合わせの機会だけだと、決まったメンバーになってしまい、なかなか雑談の時間もないので、おやつタイムの参加で色々な人と話せて楽しかった。
- 会って話せたことで、その後のオンラインでのやりとりも気軽に話すことができるようになり、業務がやり易くなった。
- みんかけおやつタイムの日にみんな集まっていることから、終業後にご飯や飲みに行くメンバーもいて、さらにコミュニケーション促進に繋がった。
私自身、リモートワークではなかなか関わることのないチームを超えたメンバーと、このみんかけおやつ施策を通して、コミュニケーションをとることが毎月の楽しみになっています!!おやつタイムが楽しみという同じ思いをしているメンバーがいることに、とても嬉しく思うと共に、今後ももっと多くのメンバーが参加してほしいなと思っています。
また少しでも会社や会社のメンバーに興味を持つ機会にするため、実施と振り返りを行いながらバージョンアップを図り、コミュニケーション活性化に繋がる施策を実施していきたいと思います。