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創業者ストーリー!

◆企業ストーリー 代表社員 神田英司

今回はKICS 代表社員、 神田英司さんについて、またKICSを起業するにあたってのストーリーを深堀りさせていただきました!
名前が同じなのでややこしいですが、タイトルにある「神田」は千代田区の神田です。なぜ会社ができたのか。どんな方向に会社が向かっているのか、神田さんという特異な人間像と共に伝えていきたいと思います!

「バブル状態。いつまでも続かへんやろと思って。」

ー神田さん今日はよろしくお願いします。さっそくですが、KICSはどんな事業を行っている会社ですか?どうか真面目にお願いします(笑)

真面目に(笑)
大きくまとめると、ITのコンサルやね。
具体的にはMicrosoftのテクノロジーに特化したITコンサルタント。
さらに具体的にいうとMicrosot 365各種サービス(SharePoint、Teamsなど)のコンサルティングサービスを行っています。

ーここでは神田さんがどういう経験を経て起業したのかを聞きたいと思っていますが、
神田さんは合同会社KICSとしてバックボーンになるような哲学はどのようなものを持っていますか

なるほど。バックボーンっていうと、あれは僕が✕✕✕(自主規制)を出たばかりのころに・・・

ー神田さん。

泪橋のほうでたまたま出会った丹下段平という男と日本一を目指し

ーいやそれ「あしたのジョー」の経歴なんですよ。

え?(笑)

ーどうぞ、ここからは真剣にお願いします!

社会人になってはじめてがPC教室の先生やっててん
そのころIT革命いうて、官公庁にとつぜん1人1台PC配りまーすってなって。
ただそんなやったことないのにどないしたらええねんってみんななって。みんなPC教室に習いにいきなさいってなって。そのときは国が支援金出してた。

ーはじめはPC教室の先生だったんですね。

うん。やし、めちゃもうかったんよねPC教室が。そこで3年くらい働いてたんだけど、簡単に言うとバブル状態っていうか。
いつまでもこんなん続かへんやろと思ってて。なんかせなあかんな、新しいことしようと思って。
まあ音楽好きやからって理由で今度楽器屋さん入った。
ただ楽器の仕入れをしたりとかイメージしてたけど、全然そういう仕事をやらせてもらえなくて。コンピューター得意だからデータベースつくったり、棚卸しするためのシステム組んだり、Webサイトを作ったりをしてた。

ーそれは仕入れの業務をしたかった神田さんからしたらショックだったんじゃないですか。

まあそうやね。でも働いてわかったのは、1個1個が個性があって2つとして同じ楽器はないと思ってたけど、大半は流れ作業で作られてくるものだって知ってね、それも辞めた理由にあったかもしれない。

「絶対こうしたほうが早いのに」

ーちょっとした落胆もあり楽器屋さんを辞めた。そのあとはどうしたんですか?

人に誘われていくつか飲食の仕事手伝ったりしてたけど、気がついたら金もなくなって。
いよいよちゃんと仕事しなきゃいけないな・・・。と思って30歳くらいから
「IT得意だしIT系の会社に入ろう」ってなって。
名ばかりだけど、Webディレクターみたいなのになった。
もともとカタログで売る会社だったけれども、
商品の情報を整理して、並べるみたいなコンテンツマネージメントシステムを組む、って仕事で。
でそこでびっくりしたんが、ITの会社だからすごいシステマチックにやってるのかと思ったら、エクセルで手作業でひとつひとつデータをいれてて・・・。

ーなるほど。。。

ええええ!って(笑)
絶対こうしたほうが早いのにって。

ー技術的に神田さんが思っていたIT業界とはギャップがあったんですね。

あった。なんでこんなことしてるんだろうっていう・・・
だから僕だけ自分が楽になるプログラムつくったりしてた。
2・3日かかるものを1・2時間で終わらせて「帰っていいですかって」(笑)
最初はすごい嫌われたけど、けっきょく効率がいいからみんなにシステム展開していくことになってそれで一気に作業スピードがガンっとあがったんよね。
で上がったがゆえに今度そのシステム自体を大企業がほしいってなって。
そしたら会社も『じゃあ売る!』ってなった。



ー神田さんが作ったシステムを売ることになったんですか?

そうそうそう。
でも売るってなったらもう俺らいらんやん、ってなって。
「残ってくれ」っていわれたけどやめてしまった。

僕からしたら、Share Point界のフジ・ロックフェス。「僕はこの会社にはいりたい!」って

ーPC教室の先生から楽器屋、Webディレクターと目まぐるしく変わりますね。その後はどうしましたか?

知り合いがやってるセレクトショップがあって。
店でも雑誌でもうれるけど、なぜかWebだけ売れない。
僕なら売ることできます、そういって手伝いはじめた。

ーそれはいつごろですか?

それが・・・15年くらい前。
いわゆるECが流行りはじめたころやね。それこそCMSというシステム作ってあげて・・・。
ああいうのって大事なのはスピード。入荷、値札つける、店頭におく。
それくらいのスピード感でアップしていかないと。ファッションなんか特に旬があるから。
そういうことをやっていたね。


仕事中の神田さん。おちゃらけた普段とかわって真剣な表情


でその後もうITの大きな会社でもやっていけるんだろうなー、と思って独立系の大きい会社にはいって。もともとトレーナーやってたこともあって、お客さんの社員教育してほしいって言われた。

ーそこではどんなことを教えていましたか?

Office系やね。ExcelとかPower Pointとか教えてて、・・・そこでSharePointに出会うんよ!

ーそこで今のメイン業務のSharePoint登場なんですね!

昔はOfficeの一員だったから。これをトレーニングしたいって言って。その思いからトレーナーをしていた会社にShare Pointを導入しようっていうプロジェクトをたちあげた。
プロジェクトとしては失敗でおわってんけど、後に僕がお世話になるIT会社の当時の社長さんがそのプロジェクトの中に入っていて。
「神田さんこの後どうするん。ウチきません」って言ってくれて。ただその会社ってSharePointにも関連してる会社でもあるんだけど、単純にアドイン屋さんやねんね。僕はアドインを売りたいわけじゃないからSharePointの仕事がしたいんだっていうのがあって、1年間ずっと断っていた。
で色々SharePointの仕事できるところないかなっていろいろ探しててんけどなかなかなくて。でその社長がSharePointユーザーカンファレンスっていうのをやりはったんよね。
1000人定員のカンファレンスやってんけど3000人位入って。
・・・で登壇してる人たちがスターばっかり。もうSharePoint界のヒーローばっかり
僕からしたらフジロックフェスみたいな感じで・・・。

ーIT界のフジロックフェスだった笑

いやもうほんまそれくらい豪華だった(笑)
で、こんなことできる会社だったらいきたいってなって。
カンファレンス見て感動して。「僕はこの会社に入りたい!」ってなって。
速攻電話して「会社いれてください〜!」って

「どんどんどんどん規模がでかくなって」

ーその後はフリーランスですか

うん。なにか新しいことをしたいなと思って。この後どうしようと思いながら、
とにかくその時いたお客さんのためだけには一生懸命仕事しようと思って眼の前のこと取り組んでたらどんどんどんどん規模が・・・ちっちゃくなるはずだったんよ僕の中では。
それがどんどんどんどん規模がでかくなって。
週3日くらい働いて、音楽好きだからあと2日は音楽でものびのび作りながら・・・って思ってたら
もう週5日じゃ足りないってなって。

ーでもいい誤算なんですかね。もちろんプライベートは犠牲にしないといけないですが・・・。

うん、思ってたんと違うー!とおもって。
かつ、そこでぶつかったのが税金の壁なんよ。


とにかく神田が大好きで「神田」と名のつく地名にしか住まないと決めている変わったおじさん


ーそこで会社につながってくるんですね

そやねん。そもそも会社にした理由っていうのが節税なんよね。
節税だから株式会社にする理由なんてまったくなかった。
ただ周りからみると(合同会社を)知ってる人が少ない。
そういった意味での信用、信頼感はうすれるかもしれないね。
でも会社で信用を得ているわけでなく個人で今(2023年1月現在)は信用を得ているから今の段階ではこれで問題ないかな。

ー会社になってくると哲学やビジョンのようなものも考えていくことになると思いますが、KICSにおける哲学やビジョンというのはどんなものになるんでしょうか。

僕個人ではなぜSharePointを本気でやりたいと思ったかというと、
業務を楽にするシステムっていうのがそれまでウェブシステムでそんなんなかったから、そこが一番ぐさっときた。ただ・・・会社の哲学って意味ではそことは違う。
なんやろ、どういったらいいんやろ・・・誰もが輝ける会社・・・でもこれ哲学じゃないしな。
パッとふられてパッと出てこないってことは・・・何も考えてないってことなんやろな。

ーなるほど

うーん・・・。会社としてのビジョンはどこなんや。どこ目指してんねんってとこが今話してて僕の中でもきれいに見えてない。
まず僕がそれをちゃんと見つけてこなあかん。ないわけじゃないと思う。
いわゆる社長業やね。いまは余裕がでてきたからこのタイミングでそれをせなあかん。

ー会社設立から1年と少し。これまでは神田さんの個人の延長のような形で目の前のことを必死にやってきた。

そうやねん。
ビジョンをもっと具体化することで、それぞれのミッションが生まれてくる。
それぞれのミッションが生まれてきてそれをみんながこなしてくれたら、
それぞれにバリューが生まれてそれが会社全体のしなあかんことにつながっていく。
いま会社としての一番の課題はビジョンが無いことやね。

ーそれを言い切ってしまう会社も珍しいですね(笑)

ぬるいと言われてもかまわない。
一番イヤなんは嘘ついて、嘘の自分を外に表現すること。
叩かれるなら叩かれてもいい、叩かれてまた気づくことがあるから。

ーこれから入ってくるメンバーと共に一緒にビジョンを見つけていくという方法もあるかもしれませんね。

そうやね

ー最後にWantedlyを見ている人に一言

うーん・・・。「今日は傘なしで外いこかな」と思っても、一応持っとけ。

ーなんのことやら(笑)ありがとうございました。

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