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CTO袖山に聞いてみた!国内初のクラウドRPA「BizteX cobit」ができるまで

BizteXのWantedly掲載担当、佐藤です。
弊社が開発・提供しているクラウドRPA「cobit」はどのように開発されたのか。
CTO袖山にインタビューしました。

CEO嶋田からクラウドRPAの構想を聞き、1ヶ月半の試行錯誤の末、今の方式が生み出されます。
「cobit」の出発点、立ちはだかる課題といった技術面からBizteXが求めるエンジニアまで、話が多岐に渡っています。エンジニアの方はもちろん!システム系に明るくない方にも分かるよう噛み砕いて話しているので、ご一読頂き、BizteXへの関心を深めて頂けたら、うれしいです!

●袖山のプロフィール
伊藤忠テクノソリューションズで3年、アリエルネットワークで顧客向け開発部門の立上げ、売上の半分を占める事業を成長。スタートアップの手伝いを経て退職しBizteXでは2017年1月に共同創業としてプロダクトをゼロから開発。

RPAをクラウドでやる、それが始まり

ークラウドにすることで うまれる制約ー

クラウドでRPAはCEO嶋田のアイディアでした。RPAは元々オンプレで存在していて、それを"クラウドでやる"ということが、ほとんどなかったです。RPAってwebだけじゃなくて、windowsの操作とか…けっこう何でも出来るんですよ。それを、クラウドでやることで、その辺の制約がすごくかかるようになります。クラウドってお客さんの端末に入れるのではなく、ネットワーク上にあるものなので、そこからお客さんの端末に入ることは出来ませんよね。なので、基本的にwebの操作が前提。そこが最初の出発点ですね。

まずは作ってみる

ー技術的ハードルは高い、できるのかー

クラウドRPAをやるには、web操作の自動化で、そこが出発点。2017年1月末〜2月初め頃にこの話を聞きました。その時点では、技術的ハードルが高すぎて「本当にできるのかな?」と懐疑的だったんですよ。ブラウザの再実装に近い事が必要で、スタートアップでは実現不可能なんじゃないかと思っていたので、まずはイメージを作ってみようと思ったんですね。実際まだBizteXにジョインしてない時期に「作ってみよう!」と思い、アマゾンのAWSを借りて、自分で作ってみて、できなかったらそれはそれで無理だ、と思っていました。

試行錯誤すること1ヶ月…これはいける!

ー思いついてから1、2日後に完成したものが、今の原型ー

今の原型に辿り着くまでは、似たような海外のサービスやRPA以外のものを何種類か見て、その中でアイディア的には全然違うやり方で数種類を試しているんですね。1週間に1種類プロトタイプを作り、試してみて「ちょっと微妙だな」となればやめて、また1週間くらい作って…3つ目くらいで「これ、どこもやってない!しかもカバー範囲が広い」というものを思いつきました。Slack上で色々やっていたので、思いついてから1、2日後には嶋田に見せていましたね。アイディアの部分の実装、それ以外の枠は完成前のところで作っていたので、トータルで1ヶ月半程で完成。この時期がめちゃくちゃコードを書いていましたね。今も書いてますけど(笑)

アイディアをカタチにする難しさ

ー誰でも簡単に使える、を可能にするためにー

難関となったところは、アイディアをカタチにする1番最初のところ。もともとなかったものなので。
それに加えて、嶋田が言っていた”誰でも簡単に使える!”ということ。ターゲットは具体的にはITスキルがほぼなく、プログラミングは当然知らないが、Excelは使える入社2、3年目、若手の営業事務の人。
ロボットを作るって、プログラミングの世界なんですよ。例えば"繰り返し何かを取ってくる"とか、"条件によってこっちを取ったり、あっちを取ったりする"というプログラミングの世界。それを”誰でも簡単に”ということには、「そもそもできないのでは?」と思っていたんですね。

本質的に、"プログラミングを誰でも簡単に"っていうのは不可能なので、プログラミングを組ませたら駄目だと思っていたんですね。ロジックをプログラミングと同じように作らせるロボット、っていうのは、そもそもアプローチの仕方が違うな、と。なので、例えばニュース一覧の抽出だったら、"ループを作ってその中でニュースを取ってくる処理を追加"ではそもそもループの概念があまり無いので、そのアプローチの仕方を変えないと駄目だな、と思いました。

そこが当時も難しかったし、今でも最大の課題ですね。今でもまだ解決はできていないですね。多分世界的にも誰も解決していない問題なので、何かの発明をしないと駄目ですね。表層部分のUIを変えるくらいじゃダメで、根本的な…人間の脳の仕組みとか、認知科学ですかね?その分野の研究者を入れて、本格的にやらないと解決はできないのでは、と思っています。今はとにかく試行錯誤でやっています。

5ヶ月後、β版リリース そして 正式リリースへ

ー2017年7月β版、11月正式版リリース。課題解決のオモシロサー

最初のプロトタイプからβ版出すまでエンジニアは4人でやっていて、11月に正式版をリリース。初受注は11月中旬でした。だいたい僕の中では予想通りなんですけど、最初は「8月頃には売りたいね」と話していて、売れなくて。予想通りでしたが、すこし焦りましたね。計画より3ヶ月半ほど後ろ倒しになっているので。その中で、開発の中でも”何をすれば売れるんだ”"どういう機能が必要なんだ”と、よく話していましたね。

お客様先に僕も回っていたので、その中で色々ヒアリングして、営業段階で"こうゆう機能があったらいいな""こういう機能がないと使えないな"という声を耳にしたので、そこに対応できるように色々やりましたね。僕はずっと客先に出ていた人間で、前職でも自分で出ていたので、お客さんからヒアリングしてっていう、いわゆる純開発だけじゃないところが面白かった!もし興味あるエンジニアがいたら、やってもいいです!スタートアップはやりたかったら、何でもできます!

BizteXにいるエンジニア

ーエキスパート集団、だからできるー 

アリエル時代に一緒に仕事をしていたエンジニアに声をかけて加わってもらい、今、僕以外に4人のエンジニアがいます。1人目は、何でも出来る。主にサーバーサイドのエキスパート。データーベースとサーバーサイドに長けていて、アリエル時代も突出して優秀でした。エンジニアとしては日本的にもかなりの順位だと思います。2人目はトラブルシューティングのエキスパート。アリエル時代にもパッケージの製品の中で問題があって、不具合があって、お客さん先で調査して修正したり、というところの分析と修正。システム的なトラブルがあると、この2人に依頼するとだいたい解決します!3人目はJavaScriptのエキスパート。自分でJavaScriptの細かい仕様を趣味で調べていて、その辺が極めて優秀ですね。4人目のエンジニアはアリエルの時に炎上案件を一緒にやっていて、顧客折衝が出来る若手です。プログラミングも素質があるので数年後にはかなり出来る人になってると思います。4人ともめちゃくちゃ優秀です!

BizteXのエンジニアになると、ここがオモシロイ

まず基盤は普通のSaaSなので、SaaSの開発に興味ある人は面白いと思いますよ。あとは、UXに興味のあるフロントエンドエンジニア。ライブラリはreactを使ってます。インフラ系もロボット単位でオートスケールさせていたり無停止デプロイ試みていたり、色々おもしろい課題があります。あとcobitは自動化エコシステムのデファクトを目指しているので、Webに限らず様々な自動化に興味のある人にはぜひジョインして欲しいです。

こんなエンジニアの人と一緒に働きたい!

ー謙虚、尊敬、信頼を大事にー

チームフィットを大事にしています。お互いのコードが色々混じり合って開発していくので、お互いの主張(コード)が色々あったりするんですよ。そういう場面で、最低限の尊敬、信頼、謙虚さっていうのは絶対に必要で、BizteX入る人にはそこは求めますね。あんまり殺伐している人はいれたくないですね(笑)。

そのうえで、2パターンあるかな、と思っています。1つは趣味ですごいプログラミングが好きで、本当に学生時代からやっています!という人。いわゆるギークって呼ばれているような人ですね。こういう人たちがやっぱり世の中的に見ても突出してスキルが高かったりするので。何でも趣味で没頭するとすごい知識が増えたりするじゃないですか。プログラミングでのそういう人ですね。
もう1つは、会社入ってからやり始めたような人なんですけど、そういった人にも向いている人がいて、やはり10年くらいやっていると、ものすごい人とかいるんですね。…どちらかですかね!

でも、結局うちのプロジェクトって、いろんな課題があがってきて、GitHubっていうのもので管理しているんですけど、今ものすごい数があって捌ききれていないんですよ。
本当に人が足りないので、是非、興味ある方のご応募をお待ちしています!

プログラマ/開発エンジニア
自社開発のSaaSで世界といざ勝負!という熱量のある開発エンジニア募集!
BizteXは「オートメーションテクノロジーで新しいワークスタイルを実現する」というミッションのもと、様々な業界・業種のお客様の業務自動化、生産性向上の支援をしております。 (https://www.biztex.co.jp/) ■プロダクトについて BizteXはこれまで累計10億円以上の資金調達を実施し、「BizteX cobit」に限らず、2020年にはSaaS間連携を簡単に行えるiPaaSプロダクト「BizteX Connect(ビズテックスコネクト)」、2021年にはオンプレ環境の業務自動化にも対応するデスクトップRPA「robop(ロボップ)」と、顧客の業務自動化に答える様々なサービスを開発・提供しております。 BizteXが現在、力を入れている3つのプロダクトのサービスについては以下の通りです。 ■「BizteX cobit」 WEBスクレイピングやブラウザ完結の業務に特化したRPAサービスです。 専用のデスクトップPCやサーバーを構築する必要がなく、普段利用しているPCからWebブラウザを立ち上げるだけでロボットの「開発・管理・運用」ができるのでスモールスタート可能です。 特に、広告代理店・人材紹介業界での利用が多く、お客様の中には弊社のBizteX cobitで月間600時間の業務自動化を実現した、というお声もいただいております。 ■「BizteX Connect」 昨今、お客様の中でSaaSの利用が急激に増えています。BizteX Connectは、SaaS・RPAなどを様々なサービスのAPI連携を、予めBizteX Connectで連携しておく事でGUI上から簡単に連携ができ、ノーコードで連携フローの作成ができるプラットフォームです。 様々なシステム連携をクラウド上で一元管理ができ、クラウド領域だけではなく、デスクトップ領域もオプション機能の「robop」を活用することでAPIがないオンプレミスのシステムとの自動化が可能です。 ■「robop」 デスクトップ上の全ての操作を自動化できるRPAサービスです。 インストール型のソフトはもちろん「自社開発ツール」や「独自の管理画面」といったレガシーシステムにも対応しています。利用者層の7割が、事業部門の方でExcelがご利用いただける方ですので、使いやすいUIのオンプレミスRPAとして、地銀様や大手製造業様でもご利用いただいております。
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