管理部の房前です。
労務経理を担当しているので、今回は社会保険について少し書きたいと思います。
給与支給され、控除額を見て「こんなに引かれるの~?」と思った経験は皆様あるのではないでしょうか?
給与から引かれている高い社会保険料にもちゃんと意味があります。
健康保険:治療費の補償、傷病手当金、出産手当金
介護保険:埋葬料、介護サービス
※介護保険は40歳以上から加入です。
雇用保険:失業予防、失業給付、就職支援、雇用継続支援
厚生年金:老齢年金、障害年金、遺族年金
ざっと記載しましたが、社会保険は、健康で安定した生活を維持していくために、生活する上で起こり得る様々なリスクに備えた公的保険制度です。
弊社は、協会けんぽに加入しています。
参考までに、協会けんぽについて書きます。
社会保険料率は、年度がかわるタイミングで見直しが行われます。2019年度の社会保険料率は以下の通りです。
① 協会けんぽの健康保険料率
全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康保険料率および介護保険料率は、例年3月分(4月納付分)から見直しが行われています。2019康保険料率については下表のように変更され、各都道府県によって、引上げ・引下げ・据え置きに分かれました。なお、介護保険料率は全国一律で、1.57%から1.73%への引上げとなりました。
※都道府県によって、若干差がありますが、東京都は9.90%です。
②
厚生年金保険料率
2004年から段階的に引上げられましたが、2017年9月を最後に引上げが終了し、18.3%で固定されています。そのため、2017年9月以降は変更ありません。
③ 雇用保険料率
雇用保険料率は毎年、財政状況に照らして見直しが行われます。2018年度はいわゆる弾力条項により、以下のようになっており、2019年度についても引き続き弾力条項を適用することで、2018年度から据え置きとなります。
1. 一般事業 0.9%
2. 農林水産・清酒製造事業 1.1%
3. 建設事業 1.2%
④
労災保険料率
労災保険料率はそれぞれの業種の過去3年間の災害発生状況等により、原則3年ごとに見直すことになっています。前回は2018年度に見直しが行われため、2019年度は変更されません。
健康保険料率、介護保険料率は3月分から変更になっています。
労務担当は、以上のことをしっかりと勉強し、スタッフが安心して働ける環境を整えています。
一緒に働ける仲間を探しています。
「労務のことなら任せて」と言えたり、まわりのスタッフから頼られるような人と働きたいと思っています。
管理部は、仕事がしっかり出来ることは勿論ですが、困っている仲間がいたら、ひと声かけたり、助けあったりできる思いやりのある人が向いています。
私も頼られるスタッフになれるよう日々努力しています。
よろしくお願いします。
※写真は、管理部の島です。(決算前で散らかってます…)