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デジタルを活用しながら、ファッション産業に関わりたい

新卒ではアパレルで働く父親の影響で、アパレルやコスメを始めとするファッション業界も見ていました。ファッション産業は、#MeTooや#KuTooなど社会的なイシューをいち早くモノに昇華する素晴らしい産業だと思っていましたが、色々な話を聞く中で最後は父親に言われた「ファション産業は斜陽だからやめておけ」という一言が理由で最終的には別業界を選びました。

しかしファッションへの思いはずっと持ち続けていました。データ活用支援をしている今の勤務先を選んだのも、「斜陽と言われている産業でも、データを活用することで何か復活の芽があるのではないか」と思ったことが理由の一つです。そんな中で、転機が訪れたのは入社3年目です。

入社後2年間はAIを活用したシステム開発のソリューション営業に従事しましたが、ひょんなことから小売企業を対象にしたSaaS事業を始めることになり、その事業メンバーにアサインされました。小売店舗にカメラセンサーを設置して、人や物の動きを可視化し業務改善をするサービスで、多くのアパレルやコスメ企業のお客さんと向き合う事になりました。その中で、ファション産業は上流である卸や原料メーカーそして購入後の廃棄も含めたサプライチェーン全体で大きな課題を抱えており、今まさにそれをデジタルの力で変えていこうとしている動きが多く出てきていることを知りました。私はこの課題に携わっていきたいと感じました。

課題解決のためには、ファッション産業が経済的にも社会的にも持続可能性の高い産業に変わっていく必要があると思います。そのときに勝ち残るのは、デジタルの力を使って「より狭く、より深く、ボーダレスに」サービスを展開する企業だと思います。そのためには、これまでのようなセグメントやターゲティングから、より個人の思いや好みを実現するための新しい仕組みが必要で、そこにデジタルを活用する余地があります。より小さいからこそ着実に、より深いからこそ豊かに、ボーダレスだからこそ自分らしく生きることを後押しし、結果として強くサステナブルな産業になる。

私はそういう未来を実現するための一助になりたいですし、少しでもそこに繋がる環境で働きたいと思っています。