【AIアプリ開発】答弁書作成補助アプリ!
2025年2月10日 22:27
☆ついにプロトタイプが動きました!
2週間ほど前に進展が見られなかった『マヤ暦アプリ』を一旦停止して、市の職員用の『議会答弁書作成補助アプリ』を作ることにしました。
これは起業コンサルの方と壁打ちしていた際、「マヤ暦アプリ」よりも、その後に計画している「AI駆動のアプリをハイペースで開発リリース」の方をアピールした方が、開発資金を集めやすいと気づいたからです。
当初は、マヤ暦アプリをマネタイズして、稼げるであろう収益の約3千万を次のアプリ開発資金にしようと考えていました。
ただ「マヤ暦アプリ」は女性ウケはするものの、VCボス男性には懐疑心を持って見られる傾向がありました。本当はこういう得体の知れないアプリの方が面白くてバズリやすいんですけどねw
ということで、一転して市職員向けの『議会答弁書作成補助アプリ』の開発に舵を切ったという次第です。
こちらのアプリの方が開発しやすく、実用性も証明出来て資金調達や開発支援が得やすいという利点があるからです。
一般の人にとっては「マヤ暦アプリ」と「議会答弁」に何の共通点があるの!?と疑問に思われる方もいらっしゃるかと思います。
開発者側からすると、ナレッジに「マヤの叡智」を入れるか「過去の議事録、決算書、予算案」を入れるかの違いで、バックサイドのシステムはほぼ一緒だったりします。
☆ファインチューニングをしています!
一昨日に『議会答弁作成アプリ』が動いたことをお伝えしましたが、AIアプリはここからの道のりが結構あります。
市のホームページから資料となるPDFファイルをダウンロードしてアプリに読み込ませていく作業は前回の投稿でご紹介した通りです。(手作業ですからいわゆる”機械学習”ではありません😅)
この資料はナレッジ向きではありませんでした..。
資料をどんどん読み込ませていく(属にいう”情報を食わせる”というヤツ)をやって、多岐に渡る質問に対応できるようにアプリの性能を向上させていきます。
同時にやるのが”検証”と”調整”(属にいう”ファインチューニング”)です。資料を読み込ませると同時にその資料に関する質問をして、アプリがきちんと資料を参照して回答しているか検証していきます。
だいたいは回答に反映されるのですが、ときどき反映されない場面に遭遇します。
その際は、質問の仕方を変えたり、それでもダメなら「資料の形式が悪いのか?」とか「AIにとっては理解しずらい文章構成(箇条書き・項目の羅列・フローチャート形式..)なのか?」など様々な考察を行います。
そこで頭に浮かんだのが、一冊の本でした。
『アマゾン最強の働き方』コリン・ブライヤー、ビル・カー著
この本から5章の一部を紹介します。
・パワーポイントの禁止
・その代わりに配布される叙述形式の資料
・思考は冴え渡り、建設的な議論が促される
アマゾンでは、2種類の資料が使われている
一つは「6ページ資料」と呼ばれるもので、あらゆるアイデア、プロセス、事業計画を提案し、説明し、検討するために用いられる表現形式である
もう一つは、「PR/FAQ」である。PRは基本的な指針、提案理由の提示であり、FAQは反論、論争になりそうな点、誤解が生じやすそうな記述について事前に質問と回答が書かれている
アマゾンではパワポ資料は使用禁止
これはAIにとっても理解しやすい要素で構成されている点が大変興味深く、偶然の一致なのか、それともAIによる情報管理を前提に社内文書を規定したものなのか、想像するだけで面白いです。
これが更にどのように横展開できるのかお知りになりたい方は、(X,Facebook等)メッセージでお問い合わせ下さい。