「地味で退屈」と思ってた。でも、それが未来を動かす仕事だった。──“データをためる”という覚悟の話
これは、データ整備に本気で向き合った一人のエンジニアのリアルストーリー。
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「やってること、めっちゃ地味ですね」
ある日、他部署のメンバーにそう言われた。確かに、私の仕事はデータを整理し、フォーマットを統一し、見える化するというもの。派手なUI/UXもない。AIをバリバリ動かすわけでもない。
でも、その言葉が頭に残って、ふと考えた。
「私がやってることって、本当に“地味”なのかな?」
すべての“未来”は、整ったデータから始まる
AIを活用したい、DXを進めたい、よりよい意思決定をしたい。
でもその前に必要なのは、**「正しく、整ったデータ」**だった。
バラバラな形式の帳票、現場ごとに異なるExcel、ヒューマンエラーによるヌケモレ。
この“当たり前の混沌”を正していくのが、私の役割だった。
地味だけど、逃げられない仕事。
誰かがやらないと、次の一歩が踏み出せない。
「データをためる」って、実は未来への責任を背負うこと
ふと気づく。
今私がつくっている整備済みのデータは、来年の意思決定に使われる。
もしかしたら、再来年の新規事業の根拠にもなるかもしれない。
そして、5年後の自分が、「あのとき整えておいてよかった」と思う日が来る。
今やっている仕事は、“地味”なんかじゃない。
未来を照らす、静かな準備なんだ。
明日、またExcelを開く。でも、それは「未来をつくる」一歩
派手なデモはない。拍手もない。
でも、自分がやっていることに、誇りがある。
データを整理する。見える化する。ためる。
それは「誰かの意思決定を支える」という、静かな覚悟。
私の一歩が、チームの未来をつくる。
だから、明日もExcelを開く。──私は、できる。