「え、システム屋ってデートできるの？」——意外と自由で、意外と人間らしい私たちの働き方。

“いつでも呼び出される”はもう過去。
恋も仕事も楽しむ、現代のITエンジニアのリアルを伝えたい。

1. 「え、それって本当？」から始まった会話

「システム屋って、いつも深夜まで働いてるんでしょ？」
「デートの約束とか無理なんじゃない？」
友人との何気ない会話で、こんなふうに言われたこと、ありませんか？

でも、これってちょっと前の話。
今はもう、エンジニアの働き方は大きく変わっています。

もちろん、システム障害が発生したら、ドタバタすることはあります。
でも最近は、現地に駆けつける時代ではなくなりました。
Web会議、チャット、リモートツールの普及で、
「ちょっと対応お願い」と言われても、電話で済むことがほとんど。

むしろ、オフィスに“いる・いない”は関係なくなってきていて、
現場の誰がいるかを、いちいち確認する人もいません。

開発フェーズで忙しい時期があるのは事実。
特にリリース直前やテスト期間中は、夜の予定は立てづらいかもしれません。
でも、それがずっと続くわけではない。

逆に言えば、スケジュールに余裕がある時期には、
平日昼間に少し抜けて美術館に行く、
夕方から早めのディナーに出る、なんてことも可能です。

実は、システム屋って「抜けやすい職業」なんです。

現場にはいろんな会社の人がいて、
誰が何時に帰るかなんて、意外と気にされていません。

それぞれがそれぞれのペースで動いているからこそ、
「今日はちょっと外出してきます」も通じるし、
「夕方ちょっと抜けます」も、自然にOKになる。

だから、恋愛だってちゃんとできる。
時間を作ろうと思えば、作れるんです。

働くことは生きること。
でも、生きることは“働くだけ”じゃありません。

システム屋という職業は、
技術を扱う以上に、柔軟性と信頼関係が鍵になります。

その柔軟さを持っていれば、
仕事もプライベートも、無理せず楽しむことができる。

恋愛に、趣味に、家族に。
何かを大切にしたいと思ったとき、
「システム屋だから無理」なんて、思わなくていい。

働き方も、時間の使い方も、自分で選べる時代だから。

私ならできる。あなたにも、きっとできる。
まずは、明日一歩踏み出してみよう。

「え、システム屋ってデートできるの？」——意外と自由で、意外と人間らしい私たちの働き方。

Tetsuji Yamaguchi