プログラミング教育だけで大丈夫? ~システム屋が、本音で語る“教育に必要な力”とは~
📘 ブログ本文はこちらで公開中:
https://aontechblog.blogspot.com/2025/06/blog-post_22.html
「子どもにはプログラミングをやらせた方がいいんですか?」
そんな質問をよく受けます。
私はいわゆる“システム屋”として、これまで数十件の業務システムを作ってきました。
プログラマーから始まり、設計や構築、運用、改善まで一通り経験しています。
だからこそ、こう答えています。
「はい。でも、それだけじゃ足りません」
■ コードを書くより前に必要なことがある
今、プログラミング教育が広がっています。
Scratch、Python、AIツール……どんどん“できること”は増えました。
でも一方で、
「LEDを光らせるコードは書けても、なぜ光るかはわからない」
「変数は作れるけど、計算式の意味がピンとこない」
そんな“断片的な理解”に戸惑う子どもたちも見てきました。
そこで大切なのが、基礎学力と想像力。
プログラミングはあくまで道具。
それを「なぜ使うのか」「どう使うのか」を判断するために、
理科・算数・国語といった土台が必要なのです。
■ “絵を描く”ようにシステムを設計する
意外かもしれませんが、
良いシステム設計は、絵を描く作業に似ています。
配色、構図、動線、立体感。
そのすべてに、計算と設計があります。
だから、図形の感覚、空間認識、論理構成――
こういったスキルは、すべて従来の学びの中にあります。
それを丁寧に積み重ねた人が、エンジニアとしても強くなるのです。
■ 学びの中心は「土台」であっていい
私は、今の教育カリキュラムを“変えるべき”だとは思っていません。
むしろ、これまで先人が築いてきた学びの積み重ねを大切にしてほしい。
プログラミングは、その上に少しだけ「加える」ものであればいい。
そうすれば、子どもたちはちゃんと“使える力”として技術を手に入れることができます。
■ 一緒に、次の未来を育てていきませんか?
私たちは、ただシステムを作るだけの会社ではありません。
教育現場や企業支援の中で、「テクノロジーをどう活かすか」まで一緒に考えています。
だからこそ、
✔ 教育×ITに興味がある
✔ 次世代に貢献したい
✔ プログラミングの“手前”の大事さを伝えたい
そんな想いを持っている方と、一緒に働きたいと考えています。