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Burning Japan 2014 を振り返る「大切にしたい感性」

Burning Japanとは

アメリカのネバダ州にあるブラックロック砂漠にて開催される Burning Manという参加者主導型の野外イベントの日本版的なものです。特徴としては会場内でのお金のやりとりは禁止され、見返りを求めないギフティングの精神によって、小さな社会が回っているということ。

「傍観者になるな」という合言葉のもと、参加者は好きなように自己表現する。
出演者は存在ぜず、全員が参加者。
「商売」という概念がなく、アートや何かしらの表現、個々の存在価値が対価として成立する世界。
ざっくりとそんなイメージです。

ライフスタイルマガジン
月刊パーティーピーポー10月号のお知らせです。

9月13〜15日までの2泊3日で行われた
『BURNING JAPAN 2014』で2日目の夕方に撮影された集合写真が見事表紙に採用されました。

参加アーティストは『そこにいる全員』です。



↑こんな感じの見出しで現地で撮影した写真を使って、架空雑誌の表紙風パロディーを作りFacebookに投稿しました。当時感じ取った『感覚』を文章に残し共有したかったのだと思います。
↓下記文面Facebookの投稿内容を引用


今回初めてバーニングに参加しました。
得た最大の収穫は『受信する姿勢』。
そこにいる「誰か」の「何かしら」を受信する姿勢がすごく大切だと思い知らされました。

それぞれの個性を受け入れる姿勢が人の心を豊かにする重要な要素だと気付きました。
それはエネルギーであり、栄養になるからです。

お金は使えない。ギブ&ギブの精神がこの世界で生きる術。
お金のかけかたもピンキリ。
大切なのはギブの為に多額の投資をした人が損をする訳ではないということ。
見えない原価の価値に目を向けて対話すること。
その人が今日まで生きて来た経験、存在していることが最大の価値。
それがギブ&ギブの本質なのではないかと思いました。

壮大なサウンドシステムやスペシャルな料理、ゴージャスな寝床やイケイケな仮装、素敵なイラスト、歌、ダンス、演奏、語り。
どんなにお金が投資されていても損得で判断してるものではなく、少しでも誰かに喜んでもらいたいと言う『愛』でしかありませんでした。

もしお金がないなら体1つで参加して良いんです。
別にクリエイティブなネタなんて無くてもOK!
今日まで生きて来た経験ほど多額の資金以上の価値があり、生きていることこそが最大のクリエイティブ。

受信する、発信する、それを互いに繰り返す。
空中でそれがぶつかり混ざる。
それが『爆発』して周囲に飛び散る。
自然と輪が広がり、人が集まる。
「楽しいね」とか「幸せだね」っていう時間が生まれる。
これこそ芸術が誕生する瞬間だと思いました。

『芸術は爆発だ!』の意味を始めて体感し、理解したような気がしました。

このイベントで沢山の人が自分を信じれるようになりました。
自分の眠ってた可能性を周りの人が教えてくれるんです。
そしてみんなの気持ちが前向きになりました。
もっと頑張ろう!来年はもっと沢山の人を喜ばせるぞ!
もっと稼いですごいモノ作ろう!技術を磨こう!

こんなエネルギーに満ちあふれて、輝かしい光景があるでしょうか。

人は生きてるだけで、誰かを支えているんだと気付かされました。
これからもみんなで生き続けよう!

そして誘ってくれたユーさんとstep in the lifeのみんなに感謝!
今回出会った全ての人達に感謝!

ウザい長文を最後まで読んでくれた方、心から感謝!
有難う!

2014年当時の僕の感覚が上記内容になります。
あれから数年たち2019年現在、この感覚を忘れてしまっていて失いたくない感情だった気がして今回過去を振り返って見ました。
どうやっても避けて通れないお金と生活の問題、価値観が違いすぎる人間性の人達、人を否定することでしか自分の存在価値を見出せない人達、言葉の暴力や肉体的な暴力で人を支配しようとする人達、権力や立場を使って圧力をかけようとする人達。
このような人達と過ごす時間はどう褒めてもポジティブな時間とは言えず、生み出すポジティブは多大なる不可を生じストレスとなって自分を潰すものになる。
気が付いた時には感性を失い、積極性を失い、自分を否定し、消極的で自信を失い失望しか生まれないのだと実感しました。

これから先もデザイナーでいるつもりだし、クリエイティブな行為を辞めたくない。
そしてもっと強くならないといけない。
その為には自分が自分をもっと愛せるようにならないと良いものを生み出せない。

「大切にしたい感性」を振り返り、もう一度自分の気持ちを確認することで再認識したことは
「感性の受信感度」というものがある事に気付きました。

現在受信感度が非常に悪い。それに気付く事で、行動すべきことは自身のスペックが劇的にアップデートされない限り、移動し受信感度の高い環境を作り出して行く事が最善のアクションだと再認識しました。

感度が悪ければ動くしかない。