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ネク祭5thノベルティグッズを作ったので語らせてください

こんにちは、株式会社ネクイノ コーポレートデザイナーのもりたです。現在はネクイノのコーポレートデザイン(ネクイノに関わる全てのデザイン)制作を担当しています 🐈

今回は、6月に開催したネクイノ5th オンラインイベント 〜サイテイギラボにご招待〜にて制作した、イベントグッズについて書いていこうと思います 👏

社内でイベントグッズを制作することになった方や、ノベルティ制作をしている方の参考になれば幸いです 😌


また、長めnoteになっているので、コーヒーや紅茶、お好きなものを片手に準備しながら、のんびり読んでもらえたらうれしいです。わたしはちなみにお水を用意しています。お水だいすき。笑

お届けしたイベントグッズ一覧


✍️ イベントでお届けしたもの
❶ 案内状
❷ Tシャツ
❸ タンブラー
❹ シリコンバンド
❺ イベントステッカー
❻ シークレットレター( 手紙 & 封筒 )
❼ バリューハンドブック
❽ 段ボール(梱包材)

今見ると結構いろんなものを1〜2ヶ月で制作したんだなぁとしみじみしますね〜〜 😂
デザインはわたしが制作したものですが、メンバーの助けがなければこれ全部を作れと言われても厳しかっただろうなぁ、、、 🥺(みんな有難う、、、🤝)

グッズ制作の流れ

制作プロセス


こちらの企画、方向性、デザイン、制作、発注までを担当しました。最後の砦である、発送については他のメンバーにも手伝ってもらい、なんとか当日までにはみなさんの手元にグッズが届いている状態に 👏

全体のスケジュール


当日までのスケジュールとしてはこんな感じで進めました。入稿日やラフなどをかき集めて制作したので若干のズレはあるかもしれませんが、概ねこんな形で制作。

GWがあったので、通常よりも納期がかかるものもあり、それまでに入稿を終わらせようと必死でした、、、😨

また、特に難しかったのが企画、アイデア出し予算調整でした。自分のメモも兼ねて書いていこうと思います!

企画、アイデア出し



デザインの企画などはFigmaを使用し、スピードを確保しながら制作しました。

一緒に制作したゆいちゃん(@yui_0304)と話しながら意思決定を行い、そもそもどんな体験をお届けするのか、なぜこのイベントをするのか、何ためのイベントなのかを考えながらひたすらに詳細を詰めていきました 😤

この段階でイベントのゲーム内容と合わせて少しシークレットにしたい部分があるねという話になり、ボックスを2つに分ける?中に入れる?などの相談をしていました。


検討を重ねた結果、箱の中にシークレットの封筒を入れ、当日まで開けないでねシールを貼ることでLIVE感を出せたらという演出に決まりました 👏

予算調整


イベントにいただいた予算をどこにどう使用するか、グッズに使用する分、当日の景品に使用する分などの調整を行いました。グッズ制作で特に意識していたのは「自分たちがいいねと思えるものを作る」ということ。

ネクイノのノベルティではありますが、会社のファンになってほしい気持ちはもちろんですが、まずは自分たちがファンになれるかどうか。とにかく自分がまずいいねと思えるかどうか。「かわいいね」「かっこいいね」と自信を持って言えるかを意識しながら制作しました 👏

タスク管理


TASKは、全体ではスプレットシートを、個人ではJIRAを使用して管理していました 🙋‍♀️

まず全ての納期を洗い出すところからスタート。そもそも制作したことがないものばかりで、納期がどのくらいか検討もつきません。なのでまずわたしが最初にやったことは、各制作会社のリサーチです。2〜5社くらい探して良さそうな2〜3社に見積もりを依頼。品質と納期、対応幅など、自分たちのやりたことが叶いそうな業者さんを探します 🌿


3/18時点のスクショ

全体的な納期を確認したら、納期が長く、意思決定が難しそうなものからタスクを整理していきました。確認するとマグカップが発注から1ヶ月ほどかかる(GWを含むため)ことが判明したので、さっそくマグカップをFIXさせていきます 👏

当時のJIRAはこんな感じでした 👇(2週間分)


ほかの通常業務も混じっているので多めになっていますが、右へ行ったり左へいったりと、なかなか忙しい2ヶ月を過ごせたなと思っております 😂

サプライズ感をどう演出するか


撮影:Tさん

箱からグッズを開けるとこんな感じに 🤝
以前制作したネクイノステッカーとバリューステッカーも一緒にお届けしました 👏

写真は実際にメンバーがslackでつぶやいてくれた一コマです。
オンラインイベントである以上、グッズの存在もまた大きなものになる。そして、届いた瞬間、開けた瞬間、広げた瞬間にどう見せたいか、どう感じて欲しいかを考えながら制作しました。


ちなみに箱はこんな感じ。
詳しくは後ほど語らせてください 😤

また、箱を開ける瞬間、届ける瞬間の体験を考える際にとっっっっても参考にさせていただいたのがSmartHRさんの新年会の記事。SmartHRさんは他にもいろんなノベルティを制作されているのでみなさま本当に必見なのですが、めちゃくちゃ拝見させていただきました 👏


制作したもの

ロゴデザイン


写真:研究所のパンフレットをイメージ

グッズを語る前にロゴについても少しだけお話させてください。
実はこのロゴ第2弾なんですね。じゃあ第1弾はどれかというとこちらだったりします 👇


時空旅行をテーマに SAITEIGI LABO が舞台になっていたことから、SとLを組み合わせた近未来的なデザインを考えました。手代さんから「えみちゃん、本当にこれでいいと思ってる?(圧のないもっとやさしい言い方でした 😂 笑)」と言われてしまい、こっそりう〜ん思っていた本心を見透かされてしまいました 🥺

形から着想を得て、わたしたちのミッション「世界中の医療空間と体験をRe ▷ design(サイテイギ)する」というところの「▷」をもとに微調整を加えたデザインでした。ただ、正直言うとかっこいいけどかわいくないな〜〜という感情だったように思います。


画像:リサーチ資料

また、ネクイノらしいデザインじゃないといけないという考えが抜けておらず「ネクイノらしい=えみちゃんという大前提がある。だからもっとえみちゃんらしさを出してくれていい。えみちゃんらしさを出すことがネクイノらしさに繋がるから」という言葉も受け、らしさの体現って難しいと感じる日々でした 😭



そこでガラッと思考を変え、その当時はまだ出来上がっていなかったサイテイギラボの世界観や、イベント全体のストーリーから考えることに。そこで生まれたのが現在の母音でコミュニケーションを取る世界



母音でコミュニケーションを取るヘンな研究所があったらいいなぁという思いの下、できたのがこちらのロゴでした。見た目や意味に惑わされない、ふんわりやさしいけれど力強い意志を持った世界で使われているロゴ。そんな風に伝わっていたらうれしいなと思います 👽


画像:研究所の廊下をイメージ

また、余談ですがメンバーの娘さんがネクイノやサイテイギラボをめちゃくちゃ気に入ってくださって、ご自宅で母音のみでお話をしてみたりしてくださったそうで、もうそれだけで涙溢れる出来事でした 😭👏

案内状


さてそれでは、さっそくグッズのお話を。

箱の一番上に送られていたのが案内状。みなさんをサイテイギラボにご招待する旨を書いたものになります。某ライアーゲームを意識しながら全く別物ができあがりましたが、楽しんでいただけていたらうれしいなと思います 😎

シークレットレターを制作するにあたり、博士とぺんちゃんをシルエットでしか出せなかったのですが、結構みなさんわかっていた方も多かったようです 😂

制作会社:graphic
チラシA5サイズ

Tシャツ


Tシャツはネクイノノベルティとも同時進行で進めていました。なので、正直とても大変でした、、、詳細は別noteにて語らせてください 😢(近日公開予定)

イベントTシャツでありながら、ノベルティでもあるので、調整が大変でしたが、まず自分がほしい!というレベルにまで仕上げることができて満足です 👏



制作会社:スウェット.jp
Printstar 5.6オンス ヘビーウェイト ポケットTシャツ(00109-PCT)
United Athle 5.6オンス ビッグシルエット Tシャツ(5508-01)

タンブラー


「みんなで乾杯できるものがほしいよね」というゆいちゃんの言葉と「タンブラーは絶対ほしいよね」という手代さんの言葉から誕生したこちらのタンブラー。後日実施したグッズ満足度アンケートでもNo.1に輝きました ✨


「5thイベント後アンケート」より

ネクイノ5th x サイテイギラボというオーダーで、色味やロゴの大きさなど、悩みながら決めていきました。白のみで正直色がきちんと載るのか不安でしたが届いたものを見て感動。めっちゃきれい。さすがラクスルさんですね 👏

制作会社:ラクスル
オリジナルステンレスサーモタンブラー シルバー M

シリコンバンド


「イマイルノ」と書かれたシリコンバンド。実は「ノ」にも「5th」が入っている5周年ならではのグッズです 👏(気づいた人はすごい)

これはデジタルデトックスに使用できるよう意識しました。普段PCやスマホを使用して仕事をしているネクイノメンバーですが、たまにはスマホから目を離して、自然に触れてみてね。「イマ(スマホ)イルノ」というメッセージを込めています 🌿

イベント当日はPCでzoomを繋ぎまくっているので、使用するタイミングはなかったかなと思いますが、普段の仕事の合間に使用してくれたらうれしいなと思います 😌

制作会社:ロケットリストバンド
デボス加工(凹み)シリコンリストバンド

イベントステッカー


「かわいいステッカーを作るぞ〜〜!お〜〜!」という個人的な思いの下、いろんなステッカー屋さんをリサーチし、自分で組み合わせができ、小ロットで発注できたのがハグルマ印刷さんでした。「5th」には箔押しも実施し、ネクイノ5thイベントならではのステッカーになったかなと思います 👏


また、このときにサイテイギラボ x ネクイノ5th のキービジュアルができあがったと言ってもいいです。実はステッカーが先にできました。笑

大変大きな反省点は白インク印刷があると思い込んでいたところ、、、😭(実際にはオフセット印刷が必要でした)以前スマルナのステッカーを制作した際に違う印刷会社で印刷したのですが、そこと同じと勘違いをしており、今回のミスに。今度からは確認を怠らないと決意新たにしました 🙇‍♀️


実際に必要な工程は「オフセット印刷(白) → フルカラー印刷(4C) → 箔押し(金) → シールの形にカット」で、実際シールの形にカットも若干のズレがあったので、こちらも次回は気をつけながら制作をしたいと思います 🤝

ただ、箔押しめちゃくちゃきれいでテンション上がりました、、、😍!

制作:ハグルマ印刷
#205シール台紙 オリジナル

シークレットレター


こちらもハグルマ印刷さんに依頼。封筒と用紙に一目惚れです 😍

あまり使用したことのなかったシルバーの用紙と、ずっと使ってみたかった個性的なボード紙で予算も抑えつつ、イベントならではの特別感も出せたのではないかなと思います 👏


写真:上、封筒裏 下、石井さんからのサプライズメッセージ

余談ですが、元々はサプライズ感のある石井さんからの手紙をイメージしていました。温めたら文字が出てくる?冷やしたら出てくる?水で流したら出てくる?など、ギミックのある用紙を使用する予定だったんですが、小ロットでは予算がおそろしいことになり(1枚1万円などになりました 😂)あえなく代替え案だった素材に特別感のある紙を使用しました 🙋‍♀️

いつかは実現してみたいです、ギミック用紙、、、😤

制作:ハグルマ印刷
封筒:長3カマス封筒 FP ブリキシルバー 110g
手紙:A31カード ボード紙 グレー 450g
シール:ラベル屋さん

バリューハンドブック


今回のイベントグッズの中でいちばん頭を悩ませてくれたのがバリューハンドブックでした。こちらに関しては長くなりそうなので割愛していきますが、さくっとお話させていただきます。別のnoteで書くかもしれません 🤔

ネクイノには3つのvalueがあります。

value
💡 Get Wild
🏃‍♂️ Activation, Velocity
💐 Give it forward

この3つのvalueを決めたものの浸透はまだしていない状態。そこで、このイベントでまずvalueの認知をしていこう、というのが目的でした。


最初にしたことは、わたしたちのvalue理解度UP大作戦です。ここはゆいちゃんがリーダーとなって頭をフル回転させてくれました。

そもそも上層部が思っているvalueと現場のメンバーが思っているvalueに違和感があるのではないか。上層部が伝えたいことはなんなのかを、大沼(@yass_numanuma)さんや他の方々にヒヤリングをしていきながら細かいニュアンスを決めていきました。


「5thイベント後アンケート」より

その結果もあり、イベントでもバリューへの理解が深まったなどの言葉もあり、認知の部分では目標達成できたのかなと思っております。がんばって作って本当によかった、、、のお気持ちです 🥺 笑


写真:バリューブックを読むゆいちゃん

また、2021年3月から続けているzoom背景でもぺんちゃんのデザインを使用してみたりと、valueの認知、そしてその先のvalueの体現を意識して制作しました。


画像:ネクイノオリジナルzoom背景

体現ってなんだろう?どんなコミュニケーションを取ったらいいんだろう?と、今はハテナがいっぱいですが、その先インナーコミュニケーションをデザインの力を使って形にしてければと思っています 🤝(またnote書きたいです)


写真:バリューハンドブックを熟読しているネクイノメンバー

また、イベントのクイズにも出ると言うこともあって、当日や前日からみなさんにたくさん読んでいただいたようで大変うれしい思いです 😌

ほかにも語りたいことは山のようにありますが、長くなりますので、またタイミングがあればお話させてください 👏

制作:銀河書房
無線綴じ 56P / 表紙カバー

段ボール(梱包材)


最後に段ボール。実はかなり初期段階で制作されていた段ボールは、まず郵送料を調べることからはじまりました 📮

どのくらいの物量が入るものが適切なのか、郵送サイズはどうするのかで検討しましたが、結論、一般的な箱のサイズ60サイズを選ぶことになりました。

重さは問題なさそうだと感じたので、ほかのノベルティの最大サイズがいくらになるかの勝負でした 😤



段ボールのデザインを制作したことがなく、まず構造から理解をはじめました。紙で実際に折ってみて、ここがA面、ここがB面、、、という風に慎重に制作しました 😂


また、はじめはインパクトを重視して届いた瞬間びっくりしそうな真っ青のネクイノブルーの箱にしよう!と思っていたのですが、特色印刷になり予算が合わず断念 😂

それならと、いちばん環境にやさしい、インク控えめの現在のデザインに仕上がりました。そして、梱包時のテープのことまで頭が回っておらず、来年はオリジナルテープも制作したいなぁとひそかに思っています 🥺

ちなみに、反省点としては、箱のサイズもわたしがミリ単位で調整したのですが、バリューハンドブックを入れ込むことをすっかり忘れてしまっており(おい)大変ギリギリのサイズ感になってしまい反省です、、、発送してくださった手代さん、松崎さん、福永さん、本当に有難うございます 😭👏

制作:アースダンボール
A式 内寸 264×194×深114mm 表白/裏茶

あとがき


反省点はいろんな箇所で多めにありますが、何より「グッズかわいい」「ネクイノでよかった」「えみちゃん天才」などなど、本当に多くのお声をいただき、イベント前にも「もう使っていいですか?」とわざわざDMをくださるメンバーもいてもう涙腺が弱いわたしは涙ですごいことに 😂👏

今後も、ネクイノらしいを考え続けながら、まずは自分がいいねと思えるデザインをアウトプットしていきたいと思います 💪

めちゃくちゃ長々と有難うございました〜〜!
読んでくれた人めっちゃすきだよ〜〜!😭👏

👽 staff
Sayaka Teshiro(@TeshiroSayaka
Minoru Nomura
Yui Fujioka(@yui_komm
Emi Morita
👽 Special thanks
Ishii Kenichi(@kenichi141
Gaku Omura
Chie Matsuzaki
Yuri Fukunaga(@yurifukunaga_hr
Mao Toyokura(@mao_toyokura


このコンテンツはnote「ネク祭5thノベルティグッズを作ったので語らせてください」からの転載です。