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今の自分を創っている幼い頃の経験

友達の誘いでなんとなく小二の時に始めた少林寺憲法。

今の自分の根本を創ったのはこのおかげといえるくらい自分の中では大きな存在になっている。

ここで学んだことは数多くあるので、その一例を書きたいと思う。

初めて挑んだ区大会で他の道院の仲間が入賞してメダルをもらう中、私だけはもらえなかった。表彰式に出る人は前に行くので、1人、ポツリと取り残された。初めて人生で悔しいと心の底から思った瞬間だった。その時は前を向くことすらできなかった。最後に撮る集合写真で私だけメダルを手に持っていなかったので、2つのメダルをもらえた友達が1つをくれたのを覚えている。そうではないと心で思い、それで満足しない自分がいた。

”自分のメダルが欲しい”

ただそれだけの思いで、その日から懸命に日々の練習に励んだ。自分なりに技のポイントや先生から教わったことをノートに書き留め、改善点をひたすら洗い出して自分の技に磨きをかけた。友達とともに学校の放課後に自主練にも励んだ。

その結果、区大会で優勝して都大会に入賞することができた。

これは小学生の時の出来事だが未だにこれだけ鮮明に覚えているので、私の心に深く刻まれているのだと思う。今思えば、この時の経験があったからこそ成し遂げれたことがたくさんあるように感じる。これからも頑張っていく。