業務内容だけでなく、カルチャーを伝え合うことがお互いにとっての差別化になる。
私たちは、上場企業を中心としたお客様の連結決算・開示業務を受託するBPOサービスを、約350社に提供しています。
日本には約3,900社の上場企業がありますが、現時点では、自社で連結決算・開示業務を行っている企業のほうが多い状況です。それこそ、私たちがこの事業を始めた2010年代前半には、こうした選択肢はほとんどありませんでした。
では、お客様自身が行う連結決算と、私たちが行う連結決算は何が違うのでしょうか。業務そのものだけを見れば、実は大きくは変わりません。子会社からのデータ収集、パッケージチェック、内部取引消去、未実現利益への対応など。会計にはルールがあり、求められるアウトプットにも一定の基準があります。
でも、同じ仕事かというと、そうではない。お客様自身が行う場合は、自社の経理財務という「バックオフィス組織」の中で対応します。一方、私たちはこの仕事を「事業」として行っています。お客様から対価をいただき、サービスとして提供する以上、その金額に見合う価値が求められます。業務品質はもちろん、「なぜこの進め方なのか」といった説明責任も生まれます。
そして、BPOという選択肢が広がっていけば、お客様から期待されることも変わっていくと思っています。単に「自分たちがやっていた業務を代わりにやってくれる」だけではなく、自分たちでやるよりも品質が上がる、効率が上がる、業務が標準化される。そして、自分たちはより重要な仕事に時間を使える。そこまで含めて、BPOを活用する価値が問われていく。だから、私たちの仕事は会計専門性だけでは完結しません。
お客様との折衝、業務をお預かりするための段取り、属人化させないための標準化、難しい仕事を簡単にするための工夫、システムを活用した自動化。お客様が自社で行っていたときよりも、少しでも生産性や品質を高め、価値を感じていただく。「ディーバに預けたほうがよかったね」と言っていただける状態をつくることが、私たちの仕事だと思っています。
結果的に、仕事を通じて身につく会計知識や連結決算のスキルには、事業会社の経理と共通する部分もあります。でも、仕事に向き合うスタンスや、求められる能力には違いがあります。だからこそ採用では、この違いを曖昧にせず、選考を通じてしっかりとお伝えしていきたいと思っています。
業務内容や働き方だけではなく、私たちが何を大切にしているのか。何に面白さを感じ、どんなことを大変だと思っているのか。そうしたカルチャーまで理解していただけるように努めたい。
そして同じように、皆さんからも聞いてみたいです。「会計業務をやりたい」ということの、その先にあるものを。会計の専門性を高めて、何を実現したいのか。お客様にどんな価値を届けたいのか。これからどんな仕事に挑戦していきたいのか。
私たちは私たちのことをきちんと伝える。そして、皆さんが仕事を通じて大切にしたいことも教えていただく。業務内容だけでなく、カルチャーまで伝え合う。
会社を良く見せることよりも、お互いの違いを曖昧にしないこと。そのほうがお互いをきちんと理解したうえで、「本当に合うのか」を考えることができる。そんな選考にしていきたいと思っています。