伝え方のメソッドに学ぶ「当たり前の力」
「もっと人への伝え方を工夫しろ」
インターン先のCOO(元コンサル)からいくつかアドバイスをいただきました。
話し相手に分かりやすく物事を伝えるためには抽象と具体を使い分ける必要があります。
抽象的な情報と具体的な情報とでは、それぞれ役割が異なるからです。
抽象的な情報の役割
抽象的ということは、情報の共通点を抜き出して一般化された状態であるということです。
わかりにくいので詳細に説明していきます。
抽象化するということは、ものごとの特徴的な部分だけを抜き出してグルーピングするということです。
この目的は、情報の重要な部分だけを伝えることで相手に短時間で要点を理解していただくことにあります。
具体的な情報の役割
具体的とは、直感的に捉えられるはっきりとした形や内容を備えているさまのことです。
こちらについても説明していきます。
具体化するということは、情報に内容や形を与えてあげるこを意味します。
これは、具体化された情報はより詳細な情報を相手に提供できることを意味しています。
抽象と具体の使い分け
一般的には「具体と抽象」といいますが、僕がここまで「抽象と具体」と言ったのには理由があります。
これは、相手に物事を伝える際の順序が抽象から具体に変わっていくためです。
いきなり具体的な情報を与えると相手は理解に苦しんでしまいます。
そこで、まずは要点のみを整理した抽象的な話から始めて、話の概要を相手に理解してもらってから詳細に移っていくべきだと思います。
要は見出しと記事の関係に近いです。
まず最初に議題を相手に伝えてから、その内容に移った方が当然ながら伝わりやすいです。
頭で考えれば当たり前のことかもしれませんが、無意識的に実践できるようになるには積み重ねが必要です。
当たり前のことを当たり前とバカにせず、コツコツと身につけていけば周囲の人に差をつけられます。
これは話し方だけでなく、あらゆる場面で同じことが言えます。
当たり前のことを当たり前に行う。
社会人も含めほとんどの人が実はできていない。
人にできないことを、まずは当たり前のことから攻めていきます。
ぞね@オンリーワンになるにはまずは基本が大切