プレゼンをしているとき、私が最も気にしていることがあります。
それは、**聞き手の「顔が上がっているか」**です。
資料を一生懸命読んでいる。下を向いてメモを取っている。スライドには情報がきれいに並んでいる。
一見すると、きちんと聞いてもらえているように見えます。
しかし私は、むしろ少し危険な状態だと考えています。
プレゼンの目的は、資料を読んでもらうことでも、こちらが用意した情報をすべて説明することでもありません。
相手の認識を変え、判断を促し、次の行動につなげること。
そのためには、相手にこちらを見てもらい、反応を感じながら、その場をつくっていく必要があります。
だから私は、PowerPointを開く前に「このプレゼンで、相手をA地点からB地点へどう導くか」を考えます。
何を話すか。
どの順番で話すか。
何をあえて話さないか。
どこで相手の顔を上げてもらうか。
プレゼンは、話術だけで決まるものではありません。
プレゼンもまた、「構造」を設計する仕事です。
今回は、私がこれまで実務の中で培ってきた、相手に伝わり、行動につながるプレゼンの考え方について整理してみたいと思います。
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