1
/
5

関係性を自ら選択し働く世界へ ~Life Designing創業の理由

Life Designing代表の吉田です。

Life Designingは組織人事コンサルティング、ワークスタイル改善、ワークスペースに関するサポートの3つの軸で個人と組織の支援を行う会社です

Life Designing コーポレートサイト

昨年5月に創業した弊社は、多くの方のご協力もあり、12月に無事第1期を終えることができました

今更ながら、Life Designingの取り組みの背景や、今後実現していきたいことをまとめてみたいと思います

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

目次

  1. 創業の理由
  2. 満足して働けているケース・働けないケース
  3. 誰もがマイノリティになり得る
  4. 関係性のアップデート
  5. 自立して関係性を選択して生きるということ
  6. 社会的意義
  7. ビジョン実現のために
  8. 今後に向けて

創業の理由

色々な人と話をする中で、会社を作った理由を聞かれることがある

理由は一言でいうと、「もっと幸せに働ける人を増やせるのではないか」という想いからだ

私はこれまでの仕事人生の中で、プレイヤーとして、マネージャとして、人事として、役員として、多くの方の生き方や働き方に関わってきた

その中で、一緒に働く相手が幸せに働くことを願い取り組んできたが、その相手が満足して働けているケースもあれば、そうではないケースもあった

満足して働けているケース・働けないケース

満足して働くための要素を挙げると、ざっと下記の通りだと思う

① やりたい仕事ができていて、それに対し自分の強みが発揮できている認識がある

② 十分な報酬が得られている

③ 仕事を通じた何らかの成長実感がある

④ 自分の望むライフスタイル・ワークスタイルが実現できていて、それに対する周囲の理解がある

⑤ 一緒に働くメンバーの価値観が摺り合っている

仕事に対するコミットメントが強く、成果を出せる優秀な人であれば、働いていく中で上記のうちの多くを満たすことができるだろう

しかし、そんな人であっても、④と⑤で苦しむケースは多い

例えば、優秀であっても家庭に時間を割くために昇進を諦めたり、仕事と家庭の両立のために体を壊す人がいる

または、経営陣や同僚と価値観が合わなかったり、同僚や上司の不愉快な言動や態度に悩まされるケースもある

これらはいずれも、集団の中でマイノリティになった場合に生じやすい問題だと思う

誰もがマイノリティになり得る

実は集団の中でマイノリティになるリスクは誰しも持っている

同じ人であっても、望むライフスタイルや価値観は年齢や家族の状況、ライフステージの変化によって変わり得る

たとえば結婚や出産を機にライフスタイルや価値観も変わるケースは多くあるし、子供の病気や親の介護が発生するときも同様だ

人生経験を積み、背負うものが大きくなればなる程、集団の中でマイノリティになる可能性は高くなるとも言える

では、そういう多様性を包含できるような組織を選べばよいかというと、これもなかなか難しい

多様性を認めるということは実際はものすごくマネジメントコストがかかるので、例えばGAFAのような本当の意味でのグローバル企業でもない限りは、ワークスタイルや価値観の基準をその会社の主力になるような層に合わせざるを得ない

関係性のアップデート

マイノリティになった個人と、多様性を許容しきれない組織のどちらが悪いわけでもない

雇用関係の枠の中では限界があるだけで、「両者の関係性をアレンジすることで解決できるのでは」という想いが次第に強くなってきた

これが一昔前ならば、企業の価値提供能力が高かったので、個人の側が我慢するしか方法はなかったかもしれない

だが今は、インターネットによって多くの情報がオープンになり、個人の能力を強化・拡張するような各種ツールやサービスが世に現れ、専門性の担い手が企業から個人に移りつつある。個人が独力で価値を提供できるようになり、企業に対する交渉力が強くなってきている

実際に私の知り合いの中でも、特定の領域のプロとして、複数企業をクライアントとしてそれぞれとの関係性や稼働形態を常にアレンジして生きている人たちが何人もいて、そのような生き方がこれからはもっと一般的になるのではと思った

また、世の中全体としても、働き方改革や、副業解禁や、早期退職の募集や、フリーランスの増加など、組織と個人の関係性の変化の波が来つつあった

世の中全体として、今の時代に合わせた新しい形に移りつつある気がした

自立して関係性を選択して生きるということ

とはいえ、組織の所属を離れて生きることはそれ程簡単なことではない

まず、その人が独力で価値を提供できる専門性や能力があることが大前提となる

さらに、会社組織の中では分業して行っていた様々なことを自分の裁量でやらなければならない上に、将来の保証も無い

それでもなおそういう生き方を選択するのは、仕事に対する想いであったり、守りたい誰かのためであったり、その人の中に譲れない強い理由があるからだろう

そういう大切にしたい守るべきものがありながら、その中でも情熱を持って働くための努力を怠らない人達を支えたいし、そういう人たちが価値観の合う仲間と共に望む人生を実現できるような世界観を実現したいと思った

それがLife Designing創業の一番大きな理由だ

社会的意義

また、上記のような個人を増やすことは、社会的にも意義があると思っている

個人目線では、より多くの人が望ましい形で働き生きるための選択肢ができることになるし、企業目線では、マネジメントコストの問題を超えて、より多様で優秀な相手と一緒に働けるチャンスにもなる

そのような形が実現すれば、個人、企業の関係が今の時代に合った望ましい形にアップデートされるはずだと思う

そのための出発点は、関係性を自ら望む形にデザインし生きられる人を増やす他ない

その営みの結果として、世の中全体として「個々の望む人生を実現できるようになる」ことが、Life Designingの目指すビジョンとしている

ビジョン実現のために

ただ、上記のような形に移行するためには、個人側にとっても組織側にとっても大きなチャレンジが必要となる

個人としては自立して生きるためには持てる専門性をさらに尖らせなければならないのと同時に、企業に所属している際には他の同僚に任せられた多くのことを自分自身の裁量で行わなければならない

既存の企業としては、フルコミットの正社員中心の組織の在り方から、契約社員や業務委託など様々な形態での関係性の中で事業運営をすることに慣れていかなければならない

Life Designingとしては、そうした個人に対してはパーソナルな形で、企業側には組織人事コンサルティングの形の両面でサポートすべく取り組んでいる

※ その他、自立した個人が共に働き、集うための場所に関する事業や、教育に関する事業も準備中だが、それはまた場を改めて記載したい

また、私たち自身が新しい組織・チームの在り方を実践する集団でありたい

Life Designingはそれぞれがフリーの仕事を持ったメンバーで構成されていて、別にここに属さなくても生きていけるが、共通して実現したい想いのため、お互いの人生をより豊かにしたいがゆえにチームを為している

そのような自立しながらも応援し合える関係が新しい組織のスタンダードになることを願いながら活動している

今後に向けて

長くなってしまったが、創業に向けての想いは上記の通りだ

昨年は各事業の準備を徐々に進めつつ、組織人事コンサルティングの事業については立ち上がり、一定の足掛かりを作ることができた

今後はそれ以外のサービス、事業を一つずつ形にしていきたい


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

今年も多くの方に支えられると思いますが、どうぞよろしくお願いします。

Like Eiji Yoshida's Story
Let Eiji Yoshida's company know you're interested in their content