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TOMODACHI プログラムに参加して

*この記事は2017/4/17にインタビューされた時のものです。

「元気100%」という言葉がこれほどに似つかわしい、笑顔の素敵な女性はいないと思います。そんな伴ちひろさんにお話を聞きました!================================================================
- 早速、自己紹介をお願いしたいんだけど、最初はいっつもヘンテコな質問をしてて…

インタビュー見ましたよ!あ、伴ちひろです。ついこの間、実は私も面接する側で、またあとで話しますが、国連フォーラムっていう機関のスタディーツアーってやつの運営をしていて、自分よりも年上の社会人への面接だったんです!でも、なんかその人は完璧すぎて何を質問しても完璧な答えしか変えてこなくて、もう変な質問したらこの人どんな風に答えるのか、楽しみになっちゃって「あなたを家電に例えると何ですか?」って聞いちゃいました笑。将也さんはなんて答えますか?


- え、唐突だな笑。「掃除機」とかですかね〜笑。ちなみに、伴ちゃんは自分を家電に例えると何ですか?

え?う〜ん。これ、いざ自分で答えるとなると難しいですね。何でも売ってるベスト電器になることが夢ですが笑。今の私は「テレビ」だと思います。正確に言えば、「ポータブルテレビ」ですね。自分には表情豊かなチャンネルがたくさんあって、そして色々なことを発信するのも好きです。何よりも、その国や地域に行って様々な文化や言語を受信するのも好きで、コードレスなのでフットワークも軽いと思います。たまにバッテリーが落ちちゃって、何も映ってない時もあったんですけど、最近は新しいバッテリーに変えたと言っていいくらいアクティブにコメディー番組流してましたよ!


- 上手な例えですね!地デジ対応してるといいのですが笑。そういえば、伴ちゃんは結構特殊な学歴ですよね?

はい、もともと西南大学に一年間通ってたんですが、もう一回受験して今は九州大学の21世紀プログラムというところの2年生になりました。もともと高校の時は、関東の有名私大に行きたかったんですが、部活のヨットに打ち込みすぎて、ヨットは国体に福岡の代表として出たし、一瞬でも全国で一位になれたくらいいい成績を残せたんですが、勉強の方は疎かで。それで浪人も考えたんですが、親に反対されて、地元にある私学の西南大学に入ることになったんです。でも、ひょんなことから大学の日韓交流プログラムに参加して、人生が変わったんです。それまでは、また関東の大学行きたいと思って、西南大学に入っても受験勉強してたんですけど、そこで出会った人から「大事なのは行きたい大学だけ考えることだけじゃなくて、何がそこで学べるかじゃない?」って諭されて、もう一度考え直してたときに、自分のしたいことがぴったり合いそうな九州大学の21世紀プログラムに通うことにしました。

- なるほど、すごくいい出会いがあったんだね、でも親に反対はされなかったんですか?

うちの父親は変な人なのかなぁ、だいたい何でも反対するんですが、それはしっかり説得して欲しいっていう態度の表れなんですよね。高校の時も多摩川に急流下りしに行きたいって言ったら、父親に安全性を危惧されて反対されちゃったんですよね。だから、パワーポイントでプレゼンテーション作って、安全性を説得したんですよ!そしたら許可してくれました。同じような体験は他にもあって、九大に合格して西南大学に通う必要がなくなったんで、ニュージーランドのおばさんのところで3ヶ月英語を勉強しようと思ってたんですが、案の定父親から反対されて、でもこれもしっかりプレゼンしたら許してくれました。

- 素敵な家族ですね。そんなアクティブな伴ちゃんですが、春休みは盛り沢山だったようですね!まずは参加したTOMODACHIのプログラムについて教えてくれますか?

TOMODACHI MetLife Women’s Leadership Programに参加しました。今回は、実は福岡での応募はなかったんですが、大阪の募集に応募して、事前研修も半年間大阪まで出向いてました(交通費稼ぐのも移動も思ったより楽しめてよかったです)!元々は、大学の先生から勧められて、大阪ということもあり興味はあったものの、参加することを迷っていましたが、母親や先輩たちの勧めや助けもあって合格できたときは天にも昇る嬉しさでした!事前研修では、自己分析したり、ネットワーキングの仕方を学んだり、リーダーシップは21世紀においてどうあるべきか習ったりと本当に充実していました。

- 事前研修から本当に真剣に取り組んでいたんですね、実際にアメリカのワシントンDCに行ってからの研修はどうでしたか?

一言で言えば、臆せずに存在感を出すことの大切さを知りました。本当に参加している学生のレベルが高くて、周りと比べると卑屈になりそうなこともありましたが、恩師から「発言しないと存在していないのと一緒」って言われたのを思い出して、英語なんて完璧に話せるわけではなかったんですけど、もう開き直ってセッションの度に質問してました。そのおかげか、すごく可愛がってもらえて、メンターの方にもたくさんのフォローをしてもらったおかげで、とても充実したプログラムになりました。


- 素晴らしい体験だったね!プログラムを通して一番印象に残ったことはなんでしょうか?

津田さんというアメリカ大使館で働いている素敵な女性に出会えたことです。何か、このような国際的な機関で働いている人って結構、スペックが高い人たちが多くて何か距離を感じることが多かったんです。帰国子女だとか、ハーフだとか、ハーバードの大学院を卒業しただとか、でも彼女はある意味で普通の大学を出て、そして信じられない程の努力をして今のポストを掴み取った人でした。もちろん他の方も努力はされていると思いますが、私にとっては津田さんに特別な親近感が湧いて、私もこれから積み上げていけばこんな素敵な女性になれるかもしれないって、キャリアのロールモデルになる尊敬する人に出会えました。今は、外務専門職試験を視野に入れて、大学の勉強にしっかり取り組もうと動機付けされてます。少しでも世界を良くしたいって思う人の一人として、そんな人たちとお仕事をするためには少々きついお勉強も頑張らないとなんですけどね…笑。


- 素敵な出会いが素敵な人生を導いてくれますよね。プログラムが終わった後も国連フォーラム関係でバタバタしてたみたいですが。

はい、そうなんですよ〜。私は、前述した日韓の交流プログラムでかっこいい先輩に出会って、その人が連フォーラムっていう機関の事務局に誘ってくれて、入ることになったんです。高校生のキャリアフォーラムなどの色々な活動があるのですが、一番の大きなイベントはスタディーツアーと言って、参加者で一から留学プログラムを作って、実際に現地を訪れるというものでして。私は、昨年の夏に、ネパールのスタディーツアーに参加させてもらったんですが、初めて国連機関にに訪問できて感動でした!そして多国籍の人と働くことの難しさや、日本人として他国に支援するとはどういうことなのかということについてすごく考えさせられました。その報告会が、TOMODACHIから帰国してすぐにあって広報・集客とかに奔走してたんですが、多くの方に参加してもらって大成功でした!そう言えば、準備期間にILOの所長とメールのやり取りしてたのとか今考えると恐ろしいですね笑

- さて、最後の質問です。いろんな体験をしてきた伴ちゃんにとってリーダーとはなんでしょうか?

私は、リーダーというのはコミュニケーションができて、かつ決断力がある人だと思います。リーダーの一番の役割は、ゴールを達成するめにチームのパフォーマンスを最大化することです。例えば、一人では失敗してしまうことも、チームでなら成功できるかもしれませんが、それはチームでカバーアップできるほどの信頼関係をまず会話によって築かなければいけません。日頃からリーダーがメンバーにコミュニケーションを積極的に摂ることで、相手のことを察し合えるあたたかい、そして強いチームが出来上がるのだと思います。

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ついつい、面白い話ばかりで記事が長くなってしまいましたが、これからも色々なチャンネルで様々なコメディーを放送する伴ちゃんの活躍を楽しみにしています!

2017/4/17 久門将也さん執筆