こんにちは!中上慶之輔です。
冬の朝にふと窓の外を眺めると一面に薄く降り積もった真っ白な新雪が広範囲に渡って街を包み込んでいました。誰も踏み入れていないその滑らかな雪面を見つめていると足跡ひとつない光景がどこか静かな緊張感と清々しさを感じさせます。近寄って間近で観察してみると小さな結晶の粒が朝日を浴びてキラキラと不規則に反射し全体としてやわらかな光の層を作り出していました。いつもの見慣れた景色が一夜にして新しく塗り替えられたその瞬間は日常の中に潜む静かな驚きとして私の心に深く刻まれました。
この新雪という存在を深く掘り下げて観察してみると一見すると単純な白い一面のように見えて無数の微小な氷の結晶が幾重にも重なり合うことで成り立っていることがわかります。空の高い場所から静かに時間をかけて舞い降りてきたひとつひとつの結晶はすべて異なる形を持ちながら地上で手を取り合うようにして一面の世界を形成しています。音もなく降り重なることで周囲の雑音をやさしく吸い込み世界全体に静寂をもたらすその性質は目立たない小さな存在が集まったときに生み出される圧倒的な包容力と美しさを静かに物語っているのです。
私たちの日常や組織における取り組みもこの新雪が広がるプロセスと深く響き合っているのではないでしょうか。一足飛びに大きな変化を起こそうと焦る必要はなく日々の小さな努力や丁寧な対話の積み重ねこそが大切な意味を持ちます。ひとつひとつの行動は目立たない小さな粒のようなものかもしれません。しかしそれらが静かに重なり合っていくことでやがて誰も見たことがないような新しい景色を作り出し周囲の環境を大きく優しく塗り替えていく力が生まれます。真白なキャンバスに最初の一歩を刻むときのような新鮮な気持ちを忘れずに進むことが重要なのです。
静けさの中で足元を照らしてくれる新雪の輝きに触れながら目の前にある今日という一日を誠実に積み重ねていく大切さを改めて実感しました。
真白な雪面に自分の歩幅で確かな足跡を残していくように明日へと続く道を静かに踏み出していきたいと思います。