留学生活に慣れた頃が要注意?マンネリ化した留学をもう一度充実させる7つの方法
「先生、最初は毎日が楽しかったのですが、最近ちょっと刺激がなくなってきました。」
留学生活が数か月続くと、こんな気持ちになることがあります。
初めて見る街。
初めて乗るバスや電車。
初めての海外のスーパー。
英語で注文するだけでも緊張したカフェ。
留学したばかりの頃は、すべてが新鮮だったはずです。
ところが、海外生活にも少しずつ慣れてきます。
朝起きる。
学校へ行く。
授業を受ける。
いつもの友達とランチを食べる。
家に帰る。
そしてスマートフォンを見る。
気がつけば、
「あれ?最近、毎日同じことをしているな……。」
そんな状態になることがあります。
でも私は、ここからが留学の面白いところだと思っています。
「海外にいるだけで刺激的だった時期」が終わり、今度は自分から経験をつくる時期が始まるからです。
1.最初に書いた「留学の目的」をもう一度見る
留学前、どんなことを考えていましたか?
「外国人の友達をつくりたい。」
「英語で自然に会話できるようになりたい。」
「いろいろな場所へ旅行したい。」
「日本ではできない経験をしたい。」
ところが、毎日の生活に慣れてしまうと、その気持ちを忘れてしまうことがあります。
そこで一度、留学前の自分を思い出してみてください。
そして、
「まだ実現していないことは何だろう?」
と考えてみます。
残りの留学期間でやりたいことが見えてくるかもしれません。
2.いつもの友達から少しだけ世界を広げる
留学先で仲の良い友達ができることは、とても素晴らしいことです。
しかし、毎日同じメンバーだけで過ごしていると、新しい出会いが少なくなってしまうことがあります。
そこで、少しだけ行動範囲を広げてみてください。
今まで話したことのないクラスメートに話しかける。
学校のイベントに参加する。
趣味の活動を探してみる。
地域の交流イベントなど、参加できる機会があれば調べてみる。
新しい人と話すと、当然また自己紹介から始まります。
それも英語を使う良い機会になります。
3.「行ったことのない場所」へ行ってみる
毎日同じ道を通って学校へ行っていると、海外にいることさえ当たり前になってきます。
そんなときは、休日に少し違う場所へ行ってみてください。
まだ行ったことのない街。
博物館。
美術館。
公園。
マーケット。
近郊の町。
遠くへ旅行する必要はありません。
いつもとは違う駅で降りるだけでも、新しい発見があります。
知らない場所へ自分で行ってみる。
これは、留学だからこそできる小さな冒険です。
もちろん、治安や交通事情などは事前に確認し、安全を優先してください。
4.「お客さん」から「そこで暮らす人」になってみる
留学の最初は、どうしても観光客に近い目線になります。
有名な観光地へ行く。
写真を撮る。
人気のお店へ行く。
それも楽しい経験です。
でも、せっかく数か月以上暮らすのであれば、もう一歩踏み込んでみるのも面白いでしょう。
近所のお店へ通ってみる。
地域のイベントをのぞいてみる。
現地の人が利用する場所へ行ってみる。
その街の日常を知る。
すると、
「留学先の街」だった場所が、
「自分が暮らした街」
へ少しずつ変わっていきます。
これは短い旅行ではなかなか味わえない留学の魅力です。
5.英語で「何かを学ぶ」ことに挑戦する
語学学校では英語そのものを勉強します。
しかし、少し英語に慣れてきたら、
「英語を勉強する」から「英語で何かを学ぶ」
という経験にも目を向けてみてください。
例えば、自分の興味や参加条件に合うものがあれば、
料理。
写真。
アート。
スポーツ。
地域の文化。
専門分野。
など、英語を使って何かを学ぶ機会を探してみるのも一つです。
最初は全部理解できなくても構いません。
英語が「勉強する対象」から「好きなことを知るための道具」へ変わると、学ぶ楽しさも変わってきます。
6.「残り時間」を数字にしてみる
半年の留学なら、最初は、
「まだ半年もある。」
と思います。
ところが3か月経つと、
「あと3か月しかない。」
に変わります。
帰国日が決まっている方は、一度カレンダーを見てみてください。
あと何週間ありますか?
あと何回週末がありますか?
もし週末があと10回なら、
自由に使える大切な休日も、あと10回しかない
という見方ができます。
そう考えると、
「今度行こう。」
「そのうちやろう。」
と思っていたことを、少し具体的に計画したくなるのではないでしょうか。
7.未来の自分に手紙を書いてみる
これは、ぜひ一度やってみてほしいことです。
帰国した未来の自分へ、手紙を書いてみてください。
「今、私はこんなことに悩んでいます。」
「英語はまだ思うように話せません。」
「こんな友達ができました。」
「残りの留学で、これをやってみたいです。」
そして最後に、
「帰国するとき、どんな自分になっていたいですか?」
と書いてみます。
言葉にすると、自分が本当にやりたいことが見えてくることがあります。
帰国後にその手紙を読むと、自分の成長にも気づけるかもしれません。
留学に慣れたことは、悪いことではありません
マンネリを感じると、
「せっかく留学しているのに、時間を無駄にしているのではないか。」
と焦ることがあります。
でも、考え方を変えてみてください。
海外生活が普通になったということは、
一人で買い物ができる。
交通機関を使える。
学校へ通える。
日常生活を送れる。
つまり、
最初は大変だった海外生活に、自分が適応できるようになった
ということでもあります。
それは立派な成長です。
問題は、慣れたことではありません。
慣れたところで止まってしまうことです。
「あとでやろう」は、意外と早く終わってしまう
留学生活では、
「まだ時間があるから。」
と思ってしまいます。
あの場所には来月行こう。
あの友達とは今度ゆっくり話そう。
ホストファミリーと写真を撮るのは帰国前でいい。
行きたかったレストランも、そのうち行こう。
でも、帰国が近づくと急に時間が足りなくなります。
私は、留学中の方にぜひ、
「いつか」ではなく「いつやるか」を決める
ことをおすすめしたいと思います。
小さなことでも、カレンダーに予定を入れてみてください。
留学後半は「受け身」から「自分でつくる時間」へ
留学の前半は、周りからたくさんの新しい経験を与えてもらえます。
新しい学校。
新しい先生。
新しい友達。
新しい街。
何もしなくても、新しいことが次々に起こります。
でも、慣れてくるとそうではありません。
ここからは、
「自分は残された時間をどう使いたいのか」
を考えることが大切になります。
自分から話しかける。
自分から出かける。
自分から挑戦する。
自分から学ぶ。
この時期にした経験が、帰国後に強く残る思い出になることもあります。
最後に|「もっとやればよかった」を一つでも減らす
留学が終わる日。
スーツケースに荷物を詰めながら、この数か月を振り返る日がやってきます。
そのとき、
「あそこへ行けばよかった。」
「もっと英語を話せばよかった。」
「もっと友達をつくればよかった。」
そんな気持ちがまったく残らない留学は難しいかもしれません。
だからこそ、今できることを一つやってみてください。
気になっていた人に話しかける。
行きたかった場所へ行く。
ホストファミリーとゆっくり話す。
新しいことに挑戦する。
小さな一歩で十分です。
留学生活の後半は、「残された時間」ではなく、「まだ使える時間」です。
今日からもう一度、自分の留学を自分でつくってみてください。
きっと帰国するとき、
「やってみて良かった。」
と思える経験が、一つ増えているはずです。
次回予告
次回は、
「帰国まであと3か月|留学を『行って終わり』にしないために今からやっておきたい7つのこと」
についてお話しします。
英語力の確認。
友人との時間。
留学先でしかできない経験。
帰国後の仕事や進学。
そして、留学経験をこれからの人生にどうつなげるのか。
帰国が見えてきた時期だからこそ始めたい「留学の仕上げ」についてお伝えします。